石黒悠太 / Yuta Ishiguro

慶応義塾大学総合政策学部4年。ケータイチーム企画担当。

初めてマッシュアップという言葉を覚えたのは、2年前。
渋谷のHMV2階でラジオの公開放送中にDJがミキシングをするコーナーを見たときのことでした。
「エミネム」と「日本昔話の主題歌」を混ぜるという異色のDJは、ただ単純におもしろいだけでなく、それまで自分が抱いていた創作活動に対するイメージを根底から覆すものでした。


ほとんどの作品は大なり小なり過去とのつながりを持っています。全くゼロのところから1が生み出されることは滅多にありません。
その代わり、1+1から3が生まれる瞬間を目にすることは数多くあります。既存の要素の組み合わせから新しいものが生まれる。同人誌でもDJのマッシュアップでも共通するところは同じです。


デジタル機器の普及とともに、ユーザーが作品を制作する動きが活発化しています。一方で、創作活動は模倣と表裏の関係にあります。だからこそ、著作権がどのように保護されるべきかという問題が深刻になっていくと思います。


どうせなら、おもしろいコンテンツがどんどん生み出されて創作活動が盛り上がってくれた方が楽しい。とはいえ、著作権が無視されて作家の創作インセンティブが盛り下がるのは困る。自由と権利をうまくバランスさせて、プロも一般ユーザーもコンテンツを作って発信していける仕組み作りに貢献したいと考えています。