クリエイティブ・コモンズが解決しようとしているのは、どのような課題なのでしょうか?

2010年04月17日 | Twitterでつぶやく | はてなブックマーク - クリエイティブ・コモンズが解決しようとしているのは、どのような課題なのでしょうか? はてなブックマーク - クリエイティブ・コモンズが解決しようとしているのは、どのような課題なのでしょうか?

デジタル革命とインターネットの出現によって、我々は急速に自分の作品を高品質で多様に配信できるようになりました。それと同時に、コストをあまりかけずに、グローバルに人々が協力して、新しい編集著作物、二次的著作物などを創作できるようにもなりました。これにより、かつてないほど作品や情報が生み出されることとなりました。人と人とのつながりが増えるほど、必要な情報を手に入れ、様々な問題を解決できるようになりました。技術やメディアが集まることによって、現存する作品を組み合わせたり、少し手を加えたりすることができるようになり、例えばリミックスやマッシュアップといった方法で新しい作品をつくることもできます。
デジタル革命とインターネットの出現がもたらしたグローバル化は、企業間のみならず、科学や教育といった分野でも特に顕著に見られる現象です。無料の百科事典ウィキペディアや無料のオープンソースソフトウェア・コミュニティがその好例です。こういったプロジェクトは、経済的利益を得る目的で行われているのではなく、大勢の貢献者たちによる、知ること・認められることへの欲求、助け合いの目的により行われています。
一方で、これらの新たな発展や可能性の問題点は、新しい技術が現在定められている著作権法のルールを脅かすおそれがあるということです。
これに対して、権利者たちは、
(1)侵害行為に利用される恐れがある技術の発展を防ぐ
(2)DRMや技術的保護手段などの権利管理ツールを開発する
(3)ロビイング活動によって、技術的保護手段を保護する法律を作る
(4)著作権のあるものを使ってはいけないと若者に教える大がかりな広報キャンペーンを打つ
といった4段階の戦略をもって対抗してきました。
権利者たちによるこのような反応は、理解はできるものの、デジタル技術を使って創作性を後押しし、協力して科学や教育の分野の問題を解決する、といった発展を遅らせてしまうのではないかということも懸念されます。
もし、何らかの作品を作ろうとする人が、その権利者と法律の問題と技術的な問題をクリアするために非常に複雑な交渉しなければならないとしたら、多くの人達は、法律を無視するか、創作をやめるかのどちらかになってしまう可能性もあります。
そこで、私たちは作品の創作者や権利者たちが、自分の作品がどのように利用されることを認めているかを示す簡単な方法を提供しようと考えました。そうすれば、簡単に、かつ合法的に、作品を共有したり、その作品に手を加えて新しい作品を作ることができるようになります。逆に、どのような利用は認めていないと明示することもできるのです。これが、我々クリエイティブ・コモンズの最も大事な使命です。我々は、著作者が自分の著作権をより簡単に、有効に活用できる方法を提供したいと考えています。