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CC BY-SA
生命科学系データベースアーカイブ
2010年10月27日

生命科学分野においては、データ・情報の円滑な再利用が課題となっています。これには様々な問題がありますが、とりわけ、データの所在や利用条件がわかりにくく、利用者が使いにくいと感じている点や、研究プロジェクト終了後はデータベースが維持されないといった点が指摘されていました。
ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)の生命科学系データベースアーカイブは、上記のような問題に対応するためにクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC BY-SAを標準利用許諾として採用しました。
生命科学系データベースアーカイブがCC BY-SAを採用した背景には、データベース寄託者のクレジット確保という要望に応えることができる一方、データベース利用者にとってはデータ利用条件や権利者が明確になり許諾の確認コストの軽減を狙っているとのこと、さらに、派生物を公開するときには、同様に自由に利用できるライセンスであることが望ましいという考えがありました。
生命科学系データベースアーカイブには簡易検索機能などもあり、データの使い勝手の良さにこだわった作りになっています。このサービスが広く皆様に利用され、生命科学の発展の一助となれば、私たちCCJPにとってもこの上ない喜びです。ぜひご活用ください。
理研サイネス
2010年10月18日
理研サイネス(SciNetS : Scientists’ Networking System = 科学者達の連携網システム)は、理化学研究所の生命情報基盤研究部門が開発・運用している、共同研究のための生命科学データベースです。
このデータベースは、複数のバーチャルラボが並存する、いわゆるクラウド型のウェブシステムです。各研究者が連携してデータベースをセキュアに共有できるため、国際連携研究を進めるための基盤としても利用されています。
個々のバーチャルラボでは、さまざまなコンテストの開催や、オープンイノベーションも企画されています。
例えば最近では、「GenoCon」というゲノム設計のオープンイノベーションが、コンテスト形式で開催されています。生物の性質を決める遺伝情報は、DNAデータであるゲノム情報となるわけですが、このゲノム情報を設計することで、ある生物に新たな機能を付与したり、既存の長所を更にのばしたりすることが期待できます。GenoConの参加者はバーチャルラボでDNAデータを設計して提出し、安全基準を満たしている設計のみを専門家が選んでさらに実験的に評価します。このように、設計と実験を明確に分離することで安全性に十分な配慮がなされているため、「GenoCon」には高校生部門も設けられています。そして、「GenoCon」によって蓄積されたゲノム設計の手法やプログラムは、CCライセンスBY-SAを付して共有され、最良のゲノム設計のためのデータリソースとして役立つこととなります。
このように、ゲノム研究の進歩のためには、既存の研究から得られた膨大なデータを研究者が共有することが必要と考えられており、理研サイネスのようなデータベースは不可欠の存在でしょう。こうしたデータベース構築の際のデータライセンスは、パブリックドメインとされることもありますが、「設計」のような創作性の高い知的活動によって生み出されたDNAデザインは将来的に著作権が主張されることも十分ありうるため、今のうちからそれらの集積・統合・共有に際して明示的に、氏名表示・継承といったCCライセンスを適用して共有していく意義は大変大きいといえます。CCライセンスに準拠して情報共有を行える理研サイネスの今後の動向にも注目です!
関連エントリ:理研のデータベースがCCライセンスも適用可能な形で公開
星空文庫
2010年09月10日

星空文庫は、小説を中心とした文芸作品の投稿サイトです。
小説の投稿サイトは大小、ジャンルさまざまなものがありますが、星空文庫は「作家でごはん!」という小説家志望者などが集まるコミュニティ・サイトのサービスとして立ち上げられたものです。
星空文庫には、オンラインコンテンツをめぐる制度やトレンドに目配りが効いた特徴がいくつかあります。電子書籍用のフォーマットであるePubで作品をダウンロードできる機能、コンテンツに性的、暴力的表現が含まれるか、全年齢向きかどうか、などについて投稿者が自らレーティングを行い(ICRAに準拠したレーティングになっています)、読者が作品を選ぶ際にそれを参考にできる機能、作品のURLが短くTwitterなどで扱いやすいこと、などです。
このような特徴のひとつとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを投稿者が付与できる機能があり、例えばCC BY-SAの作品のみをピックアップするなどというように、読者もライセンスを基準に作品を一覧できます。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス機能の実装により、掲載作品の利用許可範囲が明示化され、作者にも読者にも利用しやすくなることが期待されています。どうぞご利用ください!
ウェブアクセシビリティ基盤委員会が、JIS X 8341-3:2010の解説資料等をCCライセンスで公開
2010年08月30日

2010年8月20日、主に高齢者・障がい者のウェブアクセシビリティを高めることを目的とした、ウェブコンテンツの日本工業規格(JIS)が6年ぶりに改訂され、JIS X 8341-3:2010として公開されました。
これに伴い、ウェブアクセシビリティ基盤委員会が、アクセシビリティ対応を高めるための説明資料やツールを提供しており、これらにCCライセンスが採用されています。
例えば、JIS X 8341-3 2010の達成基準を満たしているかどうかを検証する試験方法のガイドラインは、CC BY-SAでライセンスされています。リンク先ページの最下部をご覧ください。
今回の改正では、規格の内容が従来よりも難しくなったとの指摘もなされており、規格に適合したウェブコンテンツを作成するにあたっては、こうした説明資料やツールが必要不可欠となることが予想されています。
統合TVで動画にCCライセンス付与を推奨
2010年02月27日
統合TVとは、科学データベースやツール等の使い方を動画で説明するサイトで、ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)が発信しています。
例えば、PubMedという医学・看護学・歯学・獣医学・ヘルスケア・臨床科学の分野での文献データベースの利用方法からCamtasia Studioを用いた動画の撮影・編集方法まで、オンライン上でアカデミックな作業をする際に役立ちそうなTipsが集まっています。これらの動画はCC-BY-SAライセンスで公開されています。
この中で、CCライセンスの付け方についても動画を掲載していただきました!是非ご覧下さい。
Wikipediaのライセンスがクリエイティブ・コモンズに!
2009年10月07日
Wikipediaが、CC-BY-SAライセンスを採用しました!
オンライン百科事典Wikipediaは、6月15日からGNU Free Documentation License(GFDL)とクリエイティブ・コモンズの表示ー継承ライセンス(CC BY-SA)とのデュアルライセンス方式を採用しました。これにより、従来から利用されてきたGFDLに加え、CC BY-SAでも利用可能となりました。
この変更は、Wikimedia財団の評議会での議決及びWikipediaコミュニティの投票によって賛成多数で決定されました。コミュニティでの投票では、75%の人々が賛成だったそうです。この変更によって、Wikipediaや全てのWikimediaのサイトは他のサイトやプロジェクトとの相互互換性をより高めることが可能です。





