CCJPブログ

2011 9 月

オーストラレーシアでのオープン・ガバメント・ポリシーの発展

2011年09月14日

3D Globe at Seattle Central Library by brewbooks/ CC BY-NC-SA

3D Globe at Seattle Central Library by brewbooks/ CC BY-NC-SA

ここ数ヶ月、オーストラレーシア(オーストラリア+アジア)の地域で、オープン・ガバメントの取り組みで幾つかの進展が行われてきました。(訳注:オープン・ガバメントとは政府がクリエイティブ・コモンズやパブリックドメインで情報公開をし、一般市民の参加や対話を促すことを指しています)

ニュージーランドでは8月下旬、財務・総務大臣が政府の透明化を図る新しい取り組みについての詳細を記した宣言(“Declaration on Open and Transparent Government”)を採択しました。この内閣によって承認された宣言は、ニュージーランド全ての公官庁、警察、国防、参与、そして安全情報局を対象としており、その他の公共事業局に対してもこの流れを促しています。さらには宣言の原則とNZGOALのReview and Releaseプロセスに従い、国家部門機関に対して二次利用のための高い価値のある公共データを精力的に公開するよう促しています。声明に関するその他の情報はCC Aotearoa New Zealand blogで確認することができます。

これは6月7月に行われた、ニュージーランド政府とオーストラリア政府によるオープン・アクセスとライセンシングの枠組みのためのウエブサイトの公開に続く流れとなっています。

NZGOAL(the New Zealand Government Open Access and Licensing Framework)とはクリエイティブ・コモンズ・アオテアロア・ニュージーランドによって管理されている、政府のオープンアクセスとライセンシングの枠組みに関する指針であり、“二次利用のために政府が保有するデータを公開する際のデフォルトのライセンスとしてCC:BYライセンスを推奨”しています。NZGOALはCC:BYライセンスを基本とし、この枠組みを通してのライセンシングの実績はopendatastories.orgに記載されています。

一方、AusGOAL(the Australian Government Open Access and Licensing Framework)は、「管轄区域を越えたCIOの委員会」(the Cross-Juriadictional Chief Information Officers Committee)によって国家的に支援そして管理されており、“政府とそれに付随する各部門に対して、公的資金によって作成された情報のオープン・アクセスを用意するためのサポートとガイダンスを提供”しています。AusGOALもNZGOALと同様にデフォルトのライセンスとしてCC:BYライセンスを採用していますが、著作権で保護されたコンテンツにはCCライセンス、著作権で保護されていないコンテンツにはCCパブリックドメインマークを付与することを推奨してます。

こうした動きの多くは既に我々のウィキページ Government use of Creative Commonsに記載されていますので、以後記載されていない事例や詳細がありましたらこのページに加えて下さい。

最後にCCニュージーランドによる、「Creatie Commons Kiwi」と題したCCライセンスの解説アニメーションをご紹介します。Creative Commons Kiwi.

(原文:http://creativecommons.org/weblog/entry/28813

パブリック・ドメイン・レビューのウェブサイトが開始

2011年09月08日

By Dr Julius Neubronner (Public domain), via Wikimedia Commons

By Dr Julius Neubronner (Public domain), via Wikimedia Commons

学者、作家、アーティストの方々が、パブリックドメインの作品(映画・写真・楽曲など)を紹介するウェブサイト“The Public Domain Review”が始まりました。このサイトではパブリックドメイン作品に関する背景、文脈、歴史や評論が記述されています。すでにいくつかの記事が投稿されており、今後も毎週更新される予定です。なお、レビュー記事は一般公募からも受け付けています。

“このサイトは利用者に広大なパブリックドメインの世界に足を踏み入れてもらうための入り口となることを目的としています。あまり世に知られていない芸術作品に触れてもらうと同時に、より有名な作品についても様々な角度からの新しい考察を提供していきます。”

投稿された記事はWikimedia CommonsThe Internet ArchiveFlickr’s The Commons他のサイトに収蔵されているパブリックドメイン作品に焦点をあてていますが 、全てのレビューはCC:BY 3.0ライセンスで公開されており、今後もオープン化の流れを象徴する魅力的なサイトの1つとして多くの人々をひきつけるでしょう。

是非この機会に随時更新をお知らせするアドレス登録、あわせてTwitterもチェックしてみてください。

(原文:http://creativecommons.org/weblog/entry/28564