オープンソース

【受付終了】第2回CCサロン:ファブラボ×フリーカルチャー [7月7日開催]

※定員に達したため、本イベントの受付は終了しました。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、オープン・カルチャーに関する新しい「対話の場」、「学びの場」の試みである「CCサロン」の第2回目を開催いたします。
第1回目は、NOSIGNERの太刀川英輔さんをゲストに迎え、「オープン・カルチャーとデザインの役割」をテーマに、参加者とスピーカーの垣根なく盛り上がりを見せました。

第2回の今回は、初の単著『FabLife』を上梓したばかりのファブラボ・ジャパン発起人であり慶応義塾大学SFC准教授の田中浩也さんを招いて、こちらも初の単著『フリーカルチャーを作るためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』を上梓したCCJP理事であるドミニク・チェンと、オープンソースとパーソナル・ファブリケーションの接合点が、世界をどのように変容させていくのか、人々の思想・価値観をどのように変えていくのか、等を中心に対話します。いま最も勢いのある2人のトークには、これからの未来を問う何かが潜んでいるはずです。

ぜひこの機会にCCサロンに参加して、いま世界で起こっているアツいムーブメントの風を感じてみてはいかがでしょうか?みなさま、ぜひお誘い合わせのうえ、下記リンク・ページよりお申込みください。

<開催概要>

日時: 2012年7月7日(土) 16:00-17:30 (開場15:45)
場所: 株式会社ロフトワーク 10F  http://www.loftwork.jp/profile/access.html

※ご来場の際は、エレベーターで直接10階まで上がってください。

トーク: 田中浩也(ファブラボ・ジャパン)、ドミニク・チェン(CCJP)

司会:水野祐(CCJP)

定員:40人 50人(*先着順。定員に達した時点で、受付を締め切らせていただきます。)

ご好評につき、人数を増やしましたが、お早めにお申し込みください。

参加費: 投げ銭方式(集まったお金はゲストへの謝礼およびCCJP運営費用として活用させていただきます。)
<申込み方法>

申し訳ございませんが定員に達したため、申し込みは終了いたしました。

書籍紹介:FabLife – デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」

慶應義塾大学環境情報学部准教授・ファブラボジャパン発起人(ファウンダー)である田中浩也氏による書籍『FabLife – デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(オライリー・ジャパン)が刊行されました。

本書では、「デジタルなものづくり」における情報やプロセスの共有方法の一端としてクリエイティブ・コモンズにも言及されており、今後のハードウェアやデザインにおけるオープン化の運動の中心となる国際的なネットワークFabLab(ファブラボ)の現場の熱気が克明に綴られています。

クリエイティブ・コモンズのチェアマンを務める伊藤穣一が所長も務めるMITメディアラボの人気授業「(ほぼ)なんでもつくる方法」体験記と、インド、ボストン、アムステルダム、鎌倉、つくばなど世界各地のファブラボのユニークな活動の様子を中心に、このムーブメントの最前線が紹介され、その社会に与える影響について考察されています。クリエイティブ・コモンズと並行して、エンジニア、デザイナー、アーティスト、ハッカーなど多様な人々が支持し、成長を続けるこのムーブメントについて知りたい、参加したいと考えるすべての方におすすめします。

『FabLife――デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(オライリー・ジャパン)
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115559/

書籍紹介:『フリーカルチャーを作るためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』

クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事であるドミニク・チェンによる初の単著『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』が2012525日に発売されました。

ドミニクは、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン設立メンバーとして、日本におけるCCの普及に尽力してきました。本書は、日本における自由なインターネット文化の発展のために活動してきたドミニクが、 コンテンツとソフトウェアにおける「フリー」の概念の歴史をたどり、 現代のインターネット社会における「自由な文化」の実践を紹介しながら、「フリーカルチャーがわかる」、「フリーカルチャーに参加する」、「フリーカルチャーをつくりだす」ための方法を解説するガイドブックです。

現代の著作権法の問題点や、コモンズ、オープン文化の多様な論点、オープンソースの系譜などを簡潔に整理し、 「あらゆる創造的活動は、先行して存在する文化物を継承しながら行なわれる」というフリーカルチャーの本質に迫り、 「継承」と「リスペクト」が生み出す「創造の共有地」という未来を描き出しています。

私たち個々人が、これからの文化の形成にどのように参加していけるのか?  その道筋を明らかにし、これからの創造と表現、ビジネスと社会活動のためのヒントとなる1冊です。豊富な実例紹介である「文化をオープンソース化するためのケーススタディ集」も付いております。

また、本書は、新しい出版の形態にもチャレンジしています。本書ご購入の方全員に「無料」でクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス(CC表示継承非営利)を採用したPDFデータを進呈しています(※525日より)。CCライセンスの条件を守れば、「誰でも」本書の内容を共有でき、さらに自分の創作物に活用できることになります。

ぜひこの機会に本書をお手にとっていただき、世界中に広がりつつあるフリー・カルチャーの風を感じてみてください!

【推薦コメント】

津田大介、ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

「フリーカルチャー ――この概念の登場により、インターネットは再起動した。

文化芸術娯楽からジャーナリズムや政治まで、情報社会の未来を考えるうえで知らないでは済まされない基礎教養が本書には詰まっている」

伊藤穣一、MITメディアラボ所長、クリエイティブ・コモンズ チェアマン

「ドミニクは日本におけるフリーカルチャーの歴史の中でもユニークなプレイヤーでありハブ的存在だ。彼はテクノロジーとアート、日本と英語圏、そしてビジネスとフリーカルチャーの運動を接続し続けてきた主要なコネクターであり思索者でもある。今回、ドミニクが本書を執筆し、フリーカルチャーの運動とクリエイティブ・コモンズのリーダー、クリエイターとしてその経験を読者に共有することはとてもエキサイティングだ。ドミニク、ありがとう!」

“Dominick is a unique player and hub in the story of free culture and Japan. Dominick has been one of the key connectors and thinkers connecting technology and art, the English speaking world and Japan, and businesses and the free culture movement. I’m extremely excited that Dominick has written this book to help others do what he does so well as a leader and creator in the representing Creative Commons in the Free Culture movement. Thanks Dominick!”

ローレンス・レッシグ Lawrence Lessig(ハーバード大学法学大学院教授、クリエイティブ・コモンズ創設者)

「ドミニク・チェンはフリーカルチャーを理解し、フリーカルチャーのために闘ってきた数少ない国際的なリーダーの一人だ。本書はフリーカルチャーの発展的な議論に必ずや貢献するだろう。」

“Dominick Chen has been among a handful of leaders internationally who has understood and fought for Free Culture. This work is certain to make a critical contribution.”

PDFダウンロード用特設サイト】

【訂正とお詫び】

本書P106、第4章「フリーカルチャーのライセンス運動」の「クリエイティブ・コモンズのライセンス群」の説明において、小見出し「基本ライセンス」での「継承」と「改変禁止」の2つのライセンスの英語表記が入れ替わって表記されるという誤記がございました。

謹んでお詫びさせていただくとともに下記のように訂正をさせていただきます。すでに旧版PDFをダウンロード頂いている方も、第2版をダウンロード頂けます。何卒よろしくお願い致します。

〈誤〉
・継承(No Derivative Works /略記=ND
・改変禁止(Share Alike /略記=SA

〈正〉
・継承(Share Alike /略記=SA
・改変禁止(No Derivative Works /略記=ND

また、同ページ上部の図版(ライセンスのアイコン)に付随するテキストにおきましても、
右端のアイコンと右から2番目のアイコンの英語略記が入れ替わって誤記されています。

〈誤〉
右端のアイコン [改変禁止]SA
右から2番目のアイコン [継承]ND

〈正〉
右端のアイコン [改変禁止]ND
右から2番目のアイコン [継承]SA