INTO INFINITYプロジェクト公式iPhoneアプリがAppStoreに登場!

>> ENGLISH VERSION

〜クリエイティブ・コモンズ・ジャパンとAPPLIYA制作のリミックス・アプリ公開開始〜

共同リリース:
特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン+APPLIYA株式会社+NPO Creative Commons (US)  + DubLab
日本、米国、世界 – 2009年11月13日

> PDFダウンロード

> プレス用画像ダウンロード




本日2009年11月13日、NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(東京都港区、理事長:中山信弘)とiPhoneアプリの制作サービスをグローバル展開している APPLIYA株式会社(東京都港区、代表:椎谷ハレオ)が共同制作したiPhone用アプリ「AudioVisual Mixer for INTO INFINITY」がiTunes AppStoreで公開されたことをお知らせ致します。このアプリは、米国NPOクリエイティブ・コモンズと非営利ウェブラジオ団体dublabが共同主 催している「INTO INFINITY」が日本でも展開されることに併せて制作されました。


「INTO INFINITY」は世界中のアーティストから寄稿され、予めユーザーによる改変や二次利用を許諾するクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与された 150以上の12インチの円形のグラフィック作品と8秒のループ音源によって構成されます。参加アーティストには、世界的に著名なグラフィティ・アーティ スト Kofie、2008年ホイットニー・ビエンナーレに出展したLucky Dragons、先進的ヒップホップグループAnticonのメンバーOdd Nosdam、そしてエレクトロニック・ミュージック界の気鋭Flying LotusとDNTEL(The Postal ServiceのJimmy Tamborelloの別名義プロジェクト)らが名を連ねています。日本展開に当たって、INTO INFINITYプロジェクトは新規に日本人アーティストから更に約50のグラフィック作品と約50のループ音源を収録しました。(参加アーティスト一覧

このネットに根ざした自由な映像・音楽文化の発展を祝い、さらに直感的でオープンなリミックス文化の興隆を促進するために、クリエイティブ・コモンズ・ ジャパンとAPPLIYA株式会社は「AudioVisual Mixer for Into Infinity」アプリを制作しました。このアプリの開発は日本を代表する国際的なメディアアーティスト exonemoの千房けん輔とアート&デザインの観点から常に先進的なインタラクションを開拓してきたAges5&Upの岡村浩志によって行なわれました。

このアプリを起動すると自動的にグラフィックと音源が格納されているサーバーに接続し、ランダムにループ音源と円盤グラフィックがセットになったループ円 盤をダウンロードします。画面中央に位置するINTO INFINITYロゴは重力場として機能し、ループ円盤が近づくとその音源が再生されます。複数のループ円盤を指でドラッグし移動させ、ロゴの周りの軌道 に乗せると、ミックスされた状態の音源が聴こえます。このアプリではiPhone画面上のシンプルなタッチ・インタラクションによって、誰でも簡単にリ ミックス体験が味わえ、「聴くこと」と「作ること」をシームレスにつなぎます。

また、気に入ったミックスが出来たら、それをすぐにTwitterかメールで友達に送ることができます。ミックス音源のURLが生成され、Twitter かメールでリンクをクリックすると、音源ファイルをダウンロードすることができます。また、この音源ファイルはPCからダウンロードしてiTunesにイ ンポートし、iPhoneに着メロとして転送することもできます。

このアプリが利用する全ての音源とグラフィック、およびこのアプリ上で生成されたミックス音源は全てクリエイティブ・コモンズ3.0表示-非営利ライセンスが付与されます。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/3.0/

iTunes AppStore上のアプリ情報:
タイトル: AudioVisual Mixer for INTO INFINITY
リリース: 2009/11/12
販売元: APPLIYA Inc.
Copyright: dublab, Creative Commons, Creative Commons Japan

iTunes App Store上のURL:
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewSoftware?id=338225050&mt=8

■ 特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパンについて

クリエイティブ・コモンズとは、法律の専門知識がなくても、より自由で柔軟な作品のライセンス条件を、4つのアイコンの組み合わせで分かりやすく表示し、 誰 でも簡単に自分の作品にライセンスを設定できる、画期的なライセンスシステムです。2002年に米国で始まり、2009年8月現在、世界52の国や地域 で、それぞれの法律に準拠したライセンスを展開し、世界的に標準化されたライセンスの普及に取り組んでいます。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは 2004年3月に世界で2番目にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの日本版をリリースし、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの普及や利用サポー ト、その他多くのプロジェクト展開を日本において行っています。2007年7月に、東京都の特定非営利活動法人(NPO法人)として認可されました。
http://creativecommons.jp

・APPLIYA株式会社について
APPLIYA は、クリエイターの作品を世界に配信する「APPLIYA STUDIO」というサービスを提供しています。APPLIYA STUDIOは、プログラムのわからない人でも、簡単にiPhoneアプリを制作でき、AppStoreというグローバルマーケットで自分の作品を販売できる、全く新しいサービスです。音楽、絵画、写真、イラスト、デザイン、キャラクター、小説など、さまざまな作品を、独自のテンプレートプログラム(Content Application Template)と組み合わせることで、新たな価値を作品に与え、これまでにない形で商品化することが可能です。APPLIYA STUDIOは、驚異的な速度で拡大しているグローバルマーケットに参入するための、早く、安価なサービスを提供しています。APPLIYAは、ソフトバンク株式会社のグループ会社として、iPhoneアプリの拡充に寄与しています。
http://appliya-studio.com/


・cordeについて
音楽評論家、プロデューサーとして活動してきた原雅明が主宰するクリエイティヴなコレクティヴ。レーベル運営、イヴェント企画、執筆、編集と多岐に渡る活 動を、関係各所と協力して実現している。レーベルとしては、前身にあたるsoup-diskとして、RiowArai、Suzukiski、 Cappablack、Ill Suono、Inner Science、Conflictなどの精鋭達の優れた作品を多数輩出し、日本のブレイクビーツ、エレクトロニック・ミュージックを前進させる役割の一翼 を担った。2005年には新たな10年を迎えるべく、新レーベルdisques cordeを立ち上げ、RATN(Riow Arai + Tujiko Noriko)やKarafuto (aka Fumiya Tanaka)のリリースを皮切りに、よりワールドワイドで総合的な視野から、アーティストの更なる可能性を引き出すプロジェクトや埋もれた作品の発掘な どを企画。Alpha Pup、Plug Research、Ubiquity等の海外レーベルと提携したリリースも進行中である。
http://corde.co.jp

・dublabについて
dublabは先進的な音楽、芸術と文化の発展に貢献するべく活動する非営利のウェブラジオ団体です。インディペンデントの形で1999年より放送を行 なっています。現在は月間で30万人以上のリスナーが世界中から私たちのストリームとポッドキャストを受信しています。dublabのミッションは世界の 最高のDJたちを介して素晴らしい音楽を共有することです。dublabで流れる音楽のセレクションは分類不可能であり、あらゆるジャンルを横断していま す。伝統的なラジオと違い、dublabのDJは完全に自由に選曲を行なっています。dublabでは多様な音楽が紹介されますが、それらは全てひとつの ソウルフルなルーツにつながっています。dublabではラジオ以外にもアートの展覧会、映像プロジェクト、イベント・プロダクションやレコードのリリー スなど多岐にわたる活動を行なっています。今日もdublabが発信する波は地球上をかけめぐっています。
http://dublab.com

・クリエイティブ・コモンズ(米国)について
クリエイティブ・コモンズは、私有公有を問わず知的および芸術的な作品の創造的な再利用を促進するために2001年に設立された非営利団体です。クリエイ ティブ・コモンズ・ライセンスという自由な著作権ライセンスによって、作家、芸術家、科学者、教育者の方たちに、権利を柔軟に保護したり解放したりして、 「all rights reserved」という伝統的な著作権の制約を自発的な「some rights reserved」というコンセプトによって乗り越える方法を提供しています。クリエイティブ・コモンズの活動は、the Center for the Public Domain, the Omidyar Network, The Rockefeller Foundation, The John D. and Catherine T. MacArthur Foundation, and The William and Flora Hewlett Foundationといった団体の他にも多くの個人の支援によって持続しています。詳細は、次のURLからご参照ください:
http://creativecommons.org

■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ窓口
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局 広報まで
E-mail: info@creativecommons.jp