作成者: commonsjp

4/13(水)19時よりDOMMUNEにて特別番組、「CC0 CC4.0 Release Special!CCの航海、コモンズの現在地!!」を配信!

【終了しました】当日の様子はこちらをご覧ください。

4/13(水)19時よりDOMMUNEにて特別番組の配信が決定しました!

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン presents 「CC0 CC4.0 Release Special!CCの航海、コモンズの現在地!!」

(出演)ドミニク・チェン、原雅明、高橋幸治、上妻世海

(ビートメイク)Madegg、食品まつり a.k.a foodman、Metome、canooooopy

(協力) 美学校

(アートディレクション)tokyobros.

イベントロゴ

アフターインターネット以降、 デジタル時代に合わせた著作権ライセンスと価値観を探ってきたクリエイティブ・コモンズ。時代の変化に影響を受けやすい『音楽』を中心に、現在そしてこれからの「シェア」や「コモンズに」ついて議論する2時間のスペシャルトーク!

トークゲストには■ドミニク・チェン(NPO法人コモンスフィア理事で起業家/情報学研究者)■原雅明(音楽ジャーナリスト/LAの非営利ネットラジオ局の日本ブランチdublab.jpの運営等を手掛ける)■高橋幸治(編集者/クリエイティブディレクター/メディアプロデューサーとして企業のメディア戦略等を手掛ける)■上妻世海(作家/キュレーター/グループ展「世界制作のプロトタイプ」などを手掛ける)の4名をお迎えします!

またDOMMUNEでの特別番組に先駆け、「実践」の試みとして4月2日に美学校を舞台にビートメイクイベントを開催!!
Madegg、食品まつり a.k.a foodman、Metome、canooooopy、新進気鋭のビートメイカー達が時間制限の中、ネット上にアップされているCCライセンス付の音源を検索し、それをサンプリングして新たな音源制作。当日のビートメイクの様子はスペシャルトーク内で初配信!どんなビートができたのか!?トークの行く方は!?乞うご期待!!

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(上)4月2日に行われたビート制作イベント
(下)ビートメイキング映像のワンシーン

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CC0日本語版(2015)

  • クリエイターや権利者の方が自分の作品をパブリックドメインで提供し、著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という際に使用できるツール。
  • 従来のCCライセンスでは最も緩いCC-BYでも原著作者のクレジットが必要だったがそれも不要であるし、著作人格権の放棄も含む。
  • このツールの文書部分は、世界共通の文面を使用しており、日本語版は英語版やその他の言語の翻訳版と並ぶ、正式版のひとつ。

https://creativecommons.jp/2015/05/01/cc0-jpver/
https://creativecommons.org/choose/zero/?lang=ja

CC4.0日本語版(2015)

以前のバージョンからの主な変更点は、

  1. クレジット表示など表記義務に関する規定を集約してわかりやすくする
  2. 著作権以外の権利の扱い(データベース権など)を拡大してライセンスの対象になっている作品・資料などを利用しやすくする
  3. 世界的に統一された文面を作成し、ライセンスの一貫性を向上させる

https://creativecommons.jp/2015/07/15/ccライセンス・バージョン4-0-日本語版の公開/

CC事例その1:大崎一番太郎

はじめに

皆様のおかげでCCライセンスの知名度も増し、活用してくださる方々も増えてきました。そこでこの度クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、今まで活用されてきたCCライセンス及びCC0※の事例を紹介する記事を書くことになりました。皆様の今後のCCライセンスの活用のご参考になればと思います。

CC0:著作者が自身の著作物の著作権を放棄するためにクリエイティブ・コモンズが作ったツール。著作権の保護期間が切れてパブリックドメインになるのを待つのではなく、自発的に著作権を放棄することができ、より多くの人々が自身の著作物を利用しやすくなります。クリエイティブ・コモンズではCC0の他に、一定の範囲内での著作物の利用を許諾するCCライセンスを作っており、クリエイティブ・コモンズ及びクリエイティブ・コモンズ・ジャパンのホームページで紹介しています。

(さらに…)

法人スタンプ初!LINEクリエーターズスタンプ「アルパカさんとスギヤマくん」にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが採用されました

クラウドクレジット株式会社のLINEクリエーターズスタンプ「アルパカさんとスギヤマくん」クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 4.0 国際)が採用されました。

(さらに…)

2014年度夏学期も東京大学学際情報学府にて「デジタル時代の著作権とオープン化」の授業を担当します

2010年度から行っている東京大学「デジタル時代の著作権とオープン化」という授業を、2014年度もクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの野口祐子と渡辺智暁で担当します。 (さらに…)

CC0日本語版のパブリックコメントの開催

このたび、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンではCC0の日本語版ドラフトを作成いたしましたので、公開し、本日より1ヶ月間パブリックコメントを実施いたします。

<CC0について>

クリエイティブ・コモンズでは、クリエイターや権利者の方が自分の作品をパブリックドメインで提供し、著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という際にお使いいただけるツールとして、CC0(シー・シー・ゼロ)を提供しています。

日本語で読めるCC0の入門的な概説については、サイエンス・コモンズ・翻訳プロジェクトの「CC0について」がございます。

CC0の活用例として、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトでこれまでご紹介したものにはSafecastの放射線量データハーバード大学Nature Publishing Groupによる書誌データオープン化の取り組みなどがございます。ほかにも、EUの文化資源アーカイブとして広く知られるEuropeanaでも採用されています。

<コメントの方法について>

ドラフトに関してご意見、ご質問がございましたら、12月3日までにcc_pub at googlegroups.com (公開のコメントのためのアドレス)、または info at creativecommons.jp (非公開のコメントのためのアドレス)までお寄せ下さいますよう、よろしくお願いいたします。

公開コメントはGoogle Groups を利用しております。投稿、閲覧は加入しなくても、どなたでも可能な設定にしてあります。アーカイブはこちらです。

非公開でコメントをご提出くださる方は、メールのSubject欄に「CC0コメント」とご記入ください。また、お寄せいただいたコメントは、提出して頂いた方のお名前などは伏せた上で、要約・改変・公開などの形で利用させて頂くことがございますので予めご了承ください。(典型的には、お寄せいただいたコメントを参考に翻訳を改訂し、その改訂について説明する際にコメントを利用させて頂くといったことを想定しています。)

<パブリックコメント用ドラフト>

クリエイティブ・コモンズの設置するウィキサイトの以下のページからドラフトをダウンロード頂くことができます。

ドラフトには、CC0の要点を解説するコモンズ証のページの翻訳案と、CC0本文の翻訳案の両方が含まれています。

なお、この日本語版は、クリエイティブ・コモンズのCC0に関する方針に沿って、名詞を中心に、英語版から乖離しないように訳されたものとなっております。

(文責:渡辺)

CCライセンスが採用されています- 『オープンデザイン -参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」-』

『オープンデザイン –参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」-は、主にプロダクトデザイン分野におけるオープン化についての論考や事例を紹介する本です。

インターネットを通じたデータの共有、デジタルファブリケーション技術によってデザインの共有、改良、製作などが容易になる中、デザインという行為やデザイナーのあり方について考えています。

『オープンデザイン』の原著である『Open Design Nowは、2011年6月に書籍として出版されました。その後、201212月まで、本の内容が徐々に公開されていき、現在ではクリエイティブ・コモンズ(表示 – 非営利 – 継承 3.0 非移植)ライセンスの元で100%オープンとなっています。

日本語版では、原書を翻訳するだけではなく、日本の論考や事例紹介を加えています。この日本語版でプラスされたパートのPDFファイルは、クリエイティブ・コモンズ(表示非営利継承 3.0 非移植)ライセンスの元で公開されています。

また、この日本語版のPDFは、印刷して折り、周囲を切りそろえると、紙の本としても楽しめる仕様になっています。

日本の論考:http://opendesignnow.jp/assets/odn_jparticles.pdf

日本の事例紹介:http://opendesignnow.jp/assets/odn_jpcases.pdf

今後『オープンデザイン』がさまざまな言語に翻訳され、各地域での事例追加や独自のブック・デザインが行われたりすることで、創造の循環があると楽しいですね。

漫画業界初、『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』のPDF版にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが利用されました。

チェーザレガイドカバー

漫画『チェーザレ ~破壊の創造者~』の完全ガイドブック『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』(講談社・2013)の初版サービスとして、本書の購入者に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示―非営利―改変禁止)付きのPDF版全ページ無償ダウンロードサービスが実施されました。

『チェーザレ ~破壊の創造者』(講談社・20052013現在)は、ルネサンスから大航海時代へ移る世界史の中でも特に激変の時代を生きた英雄であるチェーザレ・ボルシアを描いた歴史漫画です。そして、『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』はこの漫画の制作にあたって、企画から10年の歳月をかけてあつめた資料をベースとして、チェーザレが登場するに至る歴史や、チェーザレを取り巻く宗教・文化的背景を網羅的・ビジュアル的に紹介するガイドブックです。

なぜ、本書にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスをつけたのかについては、『チェーザレ』を通じて歴史に興味をもった方が、さらにそれを広め、また広げていくためであるとされています(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000284.000001719.html)。『チェーザレ』という作品は、数多の先人たちの研究をもとに、作者の惣領冬実氏と監修の原基晶氏が情報を選別し、再構成して物語として紡ぎ、漫画という形で表現されたものです。このような『チェーザレ』の創造性についての考え方、すなわち、前の世代が生み出した創造物の結果を自分なりに取捨選択し、そこに独自の創造性を付加していくことで新たな表現が生み出されるという発想は、クリエイティブ・コモンズの考えと親和性の高いものです。

過去の創作的な表現をもとにして生み出された『チェザーレ・ボルシアを知っていますか?』にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与されることで、このような創造の連鎖がさらに広がっていくことが期待されます。