書籍紹介:FabLife – デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」

慶應義塾大学環境情報学部准教授・ファブラボジャパン発起人(ファウンダー)である田中浩也氏による書籍『FabLife – デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(オライリー・ジャパン)が刊行されました。

本書では、「デジタルなものづくり」における情報やプロセスの共有方法の一端としてクリエイティブ・コモンズにも言及されており、今後のハードウェアやデザインにおけるオープン化の運動の中心となる国際的なネットワークFabLab(ファブラボ)の現場の熱気が克明に綴られています。

クリエイティブ・コモンズのチェアマンを務める伊藤穣一が所長も務めるMITメディアラボの人気授業「(ほぼ)なんでもつくる方法」体験記と、インド、ボストン、アムステルダム、鎌倉、つくばなど世界各地のファブラボのユニークな活動の様子を中心に、このムーブメントの最前線が紹介され、その社会に与える影響について考察されています。クリエイティブ・コモンズと並行して、エンジニア、デザイナー、アーティスト、ハッカーなど多様な人々が支持し、成長を続けるこのムーブメントについて知りたい、参加したいと考えるすべての方におすすめします。

『FabLife――デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(オライリー・ジャパン)
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115559/