リミックスカルチャーにまつわるドキュメンタリーを一挙公開するとともに、クリエイター、DJ、法律家、弁護士などが集い、「これからの音楽と政策のハナシ」をする「リミックス映画祭2012」が開催されます!
公式サイト:http://www.remixfilm.org
※ 上映作品、上映時間は変更される場合があります。
l 日時:2012年 6月21日 開演 3:30PM ~
6月22日 開演 3:30PM ~
l 会場: UPLINK FACTORY (両日), UPLINK ROOM (6/22のみ)
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル Tel 03-6825-5502
www.uplink.co.jp
l 参加料金: <要予約>
1作品のみ:1000円(1ドリンク付き)
1日通し券: 2000円(1ドリンク付き)
2日通し券: 3000円 (1ドリンク付き)
入場料にはワンドリンクとパンフレットが含まれます。トークセッションの参加は通し券のみ有効です。
l 問い合わせ:5th-element.jp
o_some@zoho.com
ご予約は6月1日から開始しています。「リミックス映画祭」サイトにてご案内いたしますのでご確認ください。
詳細はこちら
【リミックス映画祭2012について】
サンプリングやデジタル著作権などリミックスカルチャーをテーマにしたドキュメンタリー映画を一挙公開する。国内劇場初公開となるアンドレアス・ジョンセン 監督「グッドコピー、バッドコピー」や、ファイル共有ソフトに注目した「スティール・ディス・フィルム/この映画を盗め!」のほか、チャックDやジョージ・クリントンらのインタビューでヒップホップのサンプリングの軌跡をたどる「コピーライトクリミナルズ~音楽は誰のもの?」など注目作品が目白押し。またサウンド・リサイクルをテーマにした話題の音楽ドキュメンタリー「Secondhand Sureshots」や全国から集まった腕利きDJたちのバトルを記録した「渋谷NO1 DJ CHAMPIONSHIP」に加え、「RiP!リミックス宣言」も新たに追加!貴重なドキュメンタリー映像とゲストスピーカーを迎えたトークセッションでリミックス文化を取り巻く法律に迫る二日間。DJやクリエイター、弁護士など多彩な顔ぶれが集まる参加型フェスティバル。
主催:5th-element.jp
協賛:クリエイティブコモンズジャパン、インターネットユーザー協会
■トーク・セッション■
6月21日 19:30~21:00 「音楽と著作権」(FACTORY)
音楽におけるサンプリングと著作権問題をテーマに、著作権は果たしてミュージシャンの権利を守るものなのか、それとも創作活動の自由を妨げてしまうものなの かを、音楽著作権の現場でミュージシャンの味方として活動されている安藤先生のお話を聞きながら深く掘り下げて考えます。
トークゲスト:
安藤和宏 /1963年生まれ、東京都葛飾区出身。東京学芸大学卒業、フランクリンピアース・ローセンター(LL.M.)、ワシントン大学ロースクール(LL.M.)修了、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程博士研究指導終了。高校教諭、音楽出版社の日音、キティミュージック、ポリグラムミュージックジャパン、セプティマ・レイ、北海道大学大学院法学研究科特任教授を経て、2011年4月からセプティマ・レイに復帰。専門は知的財産法、音楽ビジネス論。博士(法学)。
6月22日 18:30~19:30「若者文化と風営法」(ROOM)
最近、学校教育に「ダンス」が導入される一方で、風営法の取り締まり強化によるクラブの摘発が相次いでいます。このセッションでは、ダンスやクラブといった若者文化と風営法の問題について、クラブ文化に造詣の深い齊藤弁護士に分かりやすく解説してもらいます。
トークゲスト:
磯部涼/音楽ライター。主に日本のラップ・ミュージックやダンス・ミュージック、インディ・ポップ等について執筆。著作に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版/2004年)、『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト/2012年)等がある。
齋藤貴弘/弁護士。総合的な弁護士業務とともに、柔軟な著作権システムを提案するNPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパンで音関係を担当するなど、風営法とクラブ問題の他、多方面で音やアートをめぐる法律問題にコミットする。
6月22日 20:15~21:30 「音楽を届けるインターネット」(FACTORY)
イ ンターネットやテクノロジーの発達によって、誰もがコンテンツを製作することができるようになった現在。たとえばヒップホップのサンプリングを多用した音楽が、ユーザーの手元に届き、聞いてもらうまでの仕組みも変わりつつあります。そうした音楽を作り、運び、消費されるまでの仕組みについて、グローバルなデジタル音楽配信サイトへの配信代行サービスを、この夏に日本で本格展開する、世界一の配信楽曲数を誇る米国TUNECOREの日本法人TUNECORE JAPAN、違法ダウンロード刑罰化に懸念を示すブロガーの@heatwave_p2pさん、コンテンツと著作権に詳しい福井弁護士をお迎えし、これからのアーティスト(表現者)の権利保護の形について熱く語ります。また、会場ではDJ KenOne氏によるサンプラーをつかった実演も行われます!
【登壇者】
福井健策(弁護士)
heatwave_p2p (ブロガー)
DJ KenOne (DJ)
野田威一郎(TUNECORE JAPAN)
トークゲスト:
福井 健策(ふくいけんさく)/弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部 客員教授
1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)など経て、現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。著書に「著作権とは何か」「著作権の世紀」(共に集英社新書)、「エンタテインメントと著作権」全4巻(編者、CRIC)、「契約の教科書」(文春新書)ほか。専門は著作権法・芸術文化法。クライアントには各ジャンルのクリエイター、劇場、劇団、プロダクション、出版社、音楽レーベルなど多数。東京藝術大学ほか非常勤講師、think C世話人、国会図書館審議会ほか委員・理事を務める。http://www.kottolaw.com Twitter: @fukuikensaku
heatwave_p2p/ブロガー。ブログ『P2Pとかその辺のお話』(http://peer2peer.blog79.fc2.com/)、『P2Pとかその辺の お話@はてな』(http://d.hatena.ne.jp/heatwave_p2p/)などを運営。国内外のパイラシー問題、海賊党関 連の話題、著作権政策、レコード産業・音楽産業の変遷を中心にウォッチしている。Twitter:@heatwave_p2p。
野田 威一郎
TUNECORE JAPAN 代表取締役/Wano株式会社 代表取締役
1997に香港返還とともに日本に生還。慶応義塾大学卒業。株式会社アドウェイズでディビジョンマネージャーとして上場を経験後、日本のクリエイターの地位向上を実現するため株式会社Wanoを設立、2009年に代表取締役に就任。2012年2月TUNECOREJAPAN設立、荒波に飲まれ、揉まれながら日々精進中。合言葉は 「優しくクリックで音を世界へ」http://tunecore.co.jp/
DJ KEN-ONE
2000年、世界的な規模のDJバトル=DMC初出場にして日本2位。そのスクラッチスキルは世界の最先端を行く。世界最高のスクラッチDJと呼ばれるQ-BERTが発売したDVD 「DJ Q-BERT LIVE」,「Turntable T.V DX」にも日本人スクラッチDJ代表として出演。Youtubeでも話題を呼んでいるそのライブスタイルは、1ターンテーブルのみを使い、足元にフットサンプラーを置き、エフェクトをかけたスクラッチを多重録音する事により音楽を構築していく、新しい形のスクラッチミュージックを目指している。海外のライブは2005年にイタリア、2008年には上海でのライブを経験。その他、海外のターンテーブリストのコンピレーションアルバムに楽曲を提供するなどワールドワイドに活動中。
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ここでしか観ることのできない作品もあるので、みなさま、ぜひ足を運んでみてください!