CCJPシンポジウム:「出版社の新しい著作隣接権を考えるシンポジウム」(11月1日(木))開催のお知らせ

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、111日(木)に、「出版社の新しい著作隣接権を考えるシンポジウム」を、下記のとおり開催いたします。

みなさま、ぜひお誘い合わせのうえ、ご来場ください。

【企画趣旨】

現在、「印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会」において、出版社に対し、いわゆる著作隣接権を付与する議員立法の検討が進んでおり、来年の通常国会への提出を目指しているとの報道もなされています(http://www.shinbunka.co.jp/news2012/06/120625-01.htm)。その狙いは、第一に近年特にネット上で見られる出版物の海賊版対策について、出版社が自ら対応できるようにするため、副次的に、電子書籍を中心とした出版物等の利用・流通の促進を図るため、といわれており、その課題の重要性については広く認識されているものと考えます。

現在検討されている議員立法の法案はまだ公表されていませんので、内容は必ずしも明らかではありません。しかしながら、公表されている資料から推測される権利の内容が、上記の課題を達成する手段として適切なものであるか、実際に今後の書籍・漫画・雑誌等の流通にどのような影響を与えるものとなるのか、出版社に著作隣接権という新しい権利を付与する以外に、この課題を解決するよりよい解決策は存在しないのか、などの重要な論点について、あまり広く議論がなされていません。

私たちは、よりよい著作権政策を実現するという観点から、このような重要な立法課題について議論の場を提供することで、より多様な意見を踏まえた政策形成を促したいと考えています。

そこで、「印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会」で現在提案されている内容について、有識者の皆様方をお招きして、ご一緒に検討し、広い範囲の方々の注意を喚起することを目的として、シンポジウムを開催いたします。

【詳細】

・日時: 111日(木) 180020001730開場)

・会場: 東京大学福武ホール ラーニング・シアター (福武ホール B2

アクセス:http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

・登壇者:

桶田大介 先生(弁護士) (配布資料:検討経緯中間まとめ法制化について

なお、上記配布資料は、ウェブサイト上での配布の許可をいただいていますが、
CCライセンスでの配布ではありませんのでご注意ください。

赤松 健 先生(漫画家、株式会社Jコミ代表)

三村量一 先生(弁護士、元知的財産高等裁判所判事) (三村量一先生プレゼン資料

中山信弘 先生(CCJP理事長、明治大学特任教授、東京大学名誉教授)

・モデレータ: 水野 祐 (弁護士、CCJP事務局) (プレゼン資料:CCJP 問題提起

・参加費: 無料

・主催:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

・後援:インターネット・ユーザー協会(MIAU

・お問い合わせ先:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(info@creativecommons.jp

※インターネット中継が決定いたしました。URLは以下のとおりです。

Ustream : http://www.ustream.tv/channel/ccjp-events

niconico : http://live.nicovideo.jp/watch/lv113353721

・お申込み方法: 

(申し込みは終了いたしました。ありがとうございました。)