[iSummit]レッシグの基調講演

さて、少しずつ、iSummitの様子をUPしていきます。
まず、1日目、レッシグの基調講演の概要。

去年1年間で達成されたこと

1)フリー・カルチャーなライセンス同士の相互互換性を達成するためのプロジェクトを開始。
現在、クリエイティブ・コモンズのライセンスとウィキペディアのライセンスは、
相互互換性が無いので、お互いの作品同士を混ぜて新しい作品を作ることができない。
5年後には、これらのコンテンツがお互いに相互互換性を持てるようにする。

2)カナダでの、「パブリック・ドメイン・ウィキ」プロジェクト
カナダでの著作物に関する著者の情報のデータベースをウィキにUpして、
みんなに、ウィキ上で、著者や著作物についての情報を入力してもらうように
呼びかけるプロジェクト。
どの著者のどの作品はすでにパブリック・ドメインになっているかの情報などを蓄積。
レッシグ教授は、似たようなプロジェクトが世界中で始まることを期待しているとコメント。

3)サイエンス・コモンズ
昨年、沢山の発展を見せた。

今日発表するニュース

1)CCライセンスのアイコンのリニューアル
現在のCCライセンスのアイコンが、新しくなる。どのライセンスを使っているかが一目で分かるように、
BY・NC・ND・SA などのアイコンが含まれるデザインに一新。さらに、ライセンスの内容の厳しさにより、赤から緑へ、色が付けられている。現在のCCライセンスのアイコンは、クリックしてコモンズ証を確認しない限りどのタイプのライセンスなのかが明確ではないというフリー・ソフトウェア財団のリチャード・ストールマンからの指摘に応えたもの。

2)CC Mixterのページを各国の言語で表示できるようにするプロジェクト
CCのコモンズ証は現在、ブラウザーの言語設定を自動的に読み取って、そのブラウザー指定言語で表示される様になっている。同じ技術を音楽コミュニティであるCC Mixterのサイトに応用して、CC Mixterが各国の言語で楽しめるようにする。

CCライセンスの数は、ここに来て爆発的に伸びた。
最初の1年間(2003年12月)でCCライセンスの数は100万。
最初の3年間(2005年12月)には、ライセンスの数は4500万。
そして、それから半年後の2006年6月には、なんと、ライセンスの数は1億4000万になっている。
詳しくは、こちらを参照(英語)。

そのほか、CCフレンドリーな実例をいくつか紹介していました。たとえば、
dotSUB:アップされたコンテンツの字幕をみんなで協力して付けていくというサイト、
Revver:投稿されたビデオを人が見るたびに(見る人は無料)、そこに付けられた広告収入がビデオ・アーティストに支払われるサービスを提供する企業、
Eyespot:ビデオの編集や音楽をつけることが手軽にできて、しかも自動でクレジットを付けてくれる機能のついているウェブベースのツール、
マイクロソフトがオフィスの追加機能として、CCライセンスを付けられるようにしてくれたこと、
RADIOBRASというブラジルのニュース・エージェンシーが全ての記事をCCライセンスで公表することを決定 など。

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CC Mixterのサービスは、実際には、自動翻訳してくれるわけではもちろんなくて、誰かが翻訳したものをサーバーにアップすることになる。ということで、実際にこのプロジェクトが動き始めたら、おそらくCCJPが日本語の部分を担当することになるので、そのうち、みんなの協力をリクエストすることになるかも!?そのときには、よろしくお願いします~♪ (というのは事務局のつぶやき。)

[文責:のぐち]