私は株式会社デジタルガレージによって東京で開かれたNew Context Conferenceに参加し、iCommonsのチェアマン伊藤攘一に大変なもてなしを受けた。この会議はインターネットに関する論者と先駆者の視点から、Web2.0の将来に関して洞察するすばらしいイベントだった。
私は昨日、TechnoratiのチーフテクノロジストであるTantek Celikの「マイクロフォーマット」の話を聴いた。Technoratiはブロガーたちが当事者について何を話しているのかを見つけやすくするものだ。詳しくはsearch for iCommons on technorati.comを参照してほしい。
Tantekはマイクロフォーマットを「あなたのホームページに出ている人や出来事などを、より豊富なデータとして特定する小さなHTML」と定義している。
彼の講演で最も面白かったことは、CCサーチをより強力にするライセンスが備わったコードについて、初めて深く知ったことである。
TantekはそれがWebをシンプルにするのに大変重要だと考えている。彼はいかにして「rel=license」のマイクロフォーマットのタグシステムが、YahooやGoogle、cc searchの単純な仕組みによって支えられてきたかということを説明した。creativecommons.orgにある「choose license」にいけば、他の人でも自由に使えるCCタグの内容をもとにして作られているRDFやrel=licenseの両方のタグに気づくことだろう。
地歩を固めつつあるそのほかのマイクロフォーマットは、eventsとcontact informationの両方が含まれている。そのうち、両方とも私たちがcreativecommons.orgに組み込むことだろう。すべてのマイクロフォーマットはクリエィティブ・コモンズのライセンスで手に入り、microformats wiki pageでも、数多くのプレゼンテーションを見ることができる。
Tantekは、マイクロフォーマットが非常に強力であると考えている。なぜなら、インターネット上にあるデータを、ユーザーたち自身が所有したり、コントロールしたり、動かしたり、共有したりできる壁を作りつつあるからだ。彼はsimple hCard Creatorを使った私の初めてのhCardの写真を撮った。私は数年前にhtmlを書くことを学び、その後も完全に置いてきぼりにされたと感じていたが、今はとても心強い気がする。
翻訳:高橋明子
オリジナルポスト:‘rel=license’: Creative Commons’ machine-readable code explained(2006/9/28)