世界ピンホールフォトグラフィーDayの写真ページを見てください(ここをクリック)。今年の展示では、世界57カ国、1,915名のピンホール写真家たちによって撮られた1,915枚の写真を見ることができます。1,915枚の写真の一枚一枚が、2006年4月30日に撮られたものです。
このプロジェクトは、ピンホール写真という共通の趣味をもつ人々の手によってなされるものですが、展示は概して私たちiCommonsに関心のある者に対しても、知的刺激があります。私は2006年のピンホールディギャラリーを見て、コモンズはどうして、またどのようにして静的でありうるか、もしくはダイナミックになりうるのかということを示しているように思います。2006年のギャラリーは完全に静的なものでした。なぜなら、1,915人それぞれの写真家たちのみが自分自身の写真に対して、すべての権限を持っているからです。私たちには、世界中から何百もの画像を見るためにピンホール写真という共有物にアクセスすることは制限されているというわけです。そして、それぞれの写真が同日に撮られたことがどんなに面白いことであるか考えをめぐらすことも、制限されているのです。静的なコモンズというものは、豊かで魅力を放つものですが、それ以上にもなりうるのです。もしそれがダイナミックであるのなら、広大な創造性の光を放つことも可能でしょう。
もしそれぞれの写真が、クリエィティブ・コモンズによってライセンスを得た画像であるのなら、ダイナミックなピンホール写真はiCommonsにとってどんなものになりうるのか、そして何が起きるのかを考えてみましょう。ギャラリーで見ることのできる目のご馳走を、どんな人でも加工したり、新しいビジュアル作品を作ったりすることができるでしょう。おそらく2007年には、そのようなことが起こるでしょう。
ところで、私がピンホールDayに出てから、世界に広がる歴史あるピンホール写真に関するリンクを見るようになりました。この記事では、中国や古代ギリシャ、10世紀のアラブやレオナルド・ダ・ヴィンチの研究などからピンホールの歴史を取り上げています。それはさらにあなた自身のピンホールカメラを作れるようにダウンロードできることを知りました。Wikipediaもまた、ピンホールに関して驚くべき見解を持っています。あなたも2007年4月30日のピンホールDayのイメージをふくらませられることでしょう。
オリジナルポスト:A global pinhole image commons: static/dynamic musing(2006/5/26)