書籍紹介:情報社会と共同規制―インターネット政策の国際比較制度研究

クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事である生貝直人による初の単著『情報社会と共同規制―インターネット政策の国際比較制度研究』(勁草書房)が2011年10月に刊行されました。本書では、私人による自主規制でもなく、政府による直接規制でもない、公私で問題解決に向かう新しい政策手法「共同規制」が情報社会を拓くという主張が、EU、米国、日本の法政策比較を通して、展開されます。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスもまた共同規制の一つであり、拡大する情報社会のガバナンスに、公私の「共同規制」ははたして有効かという問題が本書を通して議論されます。

扱われているテーマはEU、米国、日本の通信・放送融合時代のコンテンツ規制、モバイルやSNS上での青少年保護、ライフログ技術のプライバシー保護、動画共有サイトや音楽配信サービスの著作権問題などであり、情報政策の将来像の議論のためのベースとなる書籍となっています。クリエイティブ・コモンズの広義の情報政策における立ち位置を測る上でも参考となる本書をぜひご一読ください。

『情報社会と共同規制―インターネット政策の国際比較制度研究』(勁草書房)
※ 第27回テレコム社会科学賞奨励賞作
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b93990.html