先月24日、米国ハーバード大学は同大学のオープン・メタデータ政策に従い、全ての図書館データをCC0ライセンスのもとオンラインで公開すると発表しました。この所蔵品データには、ハーバード大学の73の図書館が保有する書籍・ビデオ映像・オーディオ資料・原稿・地図などの情報が含まれています。
1200万件にのぼるMARC21フォーマット(Machine-Readable Cataloging/機械可読目録-図書館情報学に関わる規格)のデータは、ハーバード大のサーバーからダウンロード可能になっており、データハブを通してアクセスすることも出来ます。また、Digital Public Library of America(米国デジタル公共図書館)のAPIを経由して利用することも可能です。
ハーバード大学学術コミュニケーション部部長Stuart Shieber氏は、保存されているデータが思いもよらないことに使われる可能性を認識してり、「これらのデータによって、予測しがたいようなことや、いろいろなもの同士を結びつけることができる可能性がある。」と述べています。また、「より多くのデータが公開されるほど、人はさらに革新的なことを行うのです。」とも話しています。
ハーバード大学ウェブサイトに投稿された公式発表はこちらをご覧ください。
原文: Harvard Released 12 Million Library Records
http://openglam.org/2012/04/25/harvard-releases-12-million-library-records/
公開日時: 2012年4月25日
BY Sam Leon
http://openglam.org/2012/04/25/harvard-releases-12-million-library-records/
公開日時: 2012年4月25日
BY Sam Leon
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