CC0日本語版のパブリックコメントの開催

このたび、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンではCC0の日本語版ドラフトを作成いたしましたので、公開し、本日より1ヶ月間パブリックコメントを実施いたします。

<CC0について>

クリエイティブ・コモンズでは、クリエイターや権利者の方が自分の作品をパブリックドメインで提供し、著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という際にお使いいただけるツールとして、CC0(シー・シー・ゼロ)を提供しています。

日本語で読めるCC0の入門的な概説については、サイエンス・コモンズ・翻訳プロジェクトの「CC0について」がございます。

CC0の活用例として、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトでこれまでご紹介したものにはSafecastの放射線量データハーバード大学Nature Publishing Groupによる書誌データオープン化の取り組みなどがございます。ほかにも、EUの文化資源アーカイブとして広く知られるEuropeanaでも採用されています。

<コメントの方法について>

ドラフトに関してご意見、ご質問がございましたら、12月3日までにcc_pub at googlegroups.com (公開のコメントのためのアドレス)、または info at creativecommons.jp (非公開のコメントのためのアドレス)までお寄せ下さいますよう、よろしくお願いいたします。

公開コメントはGoogle Groups を利用しております。投稿、閲覧は加入しなくても、どなたでも可能な設定にしてあります。アーカイブはこちらです。

非公開でコメントをご提出くださる方は、メールのSubject欄に「CC0コメント」とご記入ください。また、お寄せいただいたコメントは、提出して頂いた方のお名前などは伏せた上で、要約・改変・公開などの形で利用させて頂くことがございますので予めご了承ください。(典型的には、お寄せいただいたコメントを参考に翻訳を改訂し、その改訂について説明する際にコメントを利用させて頂くといったことを想定しています。)

<パブリックコメント用ドラフト>

クリエイティブ・コモンズの設置するウィキサイトの以下のページからドラフトをダウンロード頂くことができます。

ドラフトには、CC0の要点を解説するコモンズ証のページの翻訳案と、CC0本文の翻訳案の両方が含まれています。

なお、この日本語版は、クリエイティブ・コモンズのCC0に関する方針に沿って、名詞を中心に、英語版から乖離しないように訳されたものとなっております。

(文責:渡辺)