作成者: commonsjp

CCでマインドマップ共有サービス

マインドマップ(複雑、煩雑なことを図示して整理したもの)をブログ形式で共有するサイト、「進め!マップライター!」がオープンしています。
各マインドマップにはCCライセンスが付けられており、テーマも様々。
とても興味深い内容ですので、ぜひご覧ください。
ちなみに、ccjpの第3回セミナーのものも発見しました。

第4回セミナーはCC相談会を実施します

第4回となる今回のセミナーは「相談会」。CCライセンスを使った具体的なプロジェクトの構想をお持ちの方や、現在検討中の方を対象に、CCライセンスに関する疑問にCCJP事務局のメンバーが個別にお答えします。事務局員は、守秘義務の元にご相談を受け付けますので、可能であれば、プロジェクト概要図などをご持参ください。

なお、当日の相談会の混み具合により、15分から20分の時間制限を設けさせていただく場合があります。また、当日はできるだけ、弁護士の事務局員と、弁護士ではない事務局員がペアでご相談に乗れるように配慮したいと考えていますが、状況により、必ずしも弁護士ではないスタッフがご相談に乗る場合もあり得る点、ご了解いただければ幸いです。

特に予約等は必要ありませんので、下記の時間帯の間の、ご都合のつく時間にいらしてください。

日時:10月13日(金) 16時―18時
場所:国立情報学研究所 12階 会議室

CC採用の音楽ネット配信サービスが日本上陸

配信楽曲のすべてにCCライセンスが付与される、米マグナチューンの日本向けサービスが年内に開始されるとのこと。

全曲ストリーミング再生や、非営利でのダウンロード、利用者が価格設定できるなど、
斬新なサービス形態が注目を集めています。

詳しい情報が公開され次第このブログでもお伝えしていきますので、
チェックしていて下さい!

第3回セミナーご報告

 9月26日、国際文化会館においてクリエイティブ・コモンズ・ジャパン第3回セミナー「情報社会の変革と自由文化の生成~クリエイティブ・コモンズをキーワードとして~」が開催された。主催はクリエイティブ・コモンズ・ジャパン、共催が国立情報学研究所、メディアスポンサーがソフトバンク クリエイティブ

 セミナーは、来日したレッシグ教授とiCommons事務局長のヘザー・フォード氏株式会社ロフトワークの林千晶氏、NTT持株会社仲西正氏らのゲストスピーカーと、弁護士でクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの事務局長をしている野口祐子氏の講演、サルガッソー代表の鈴木健氏をコーディネーターとするパネルディスカッションの2部構成で行われた。

 当日、レッシグ教授は、ハードスケジュールの中長旅の疲れも見せず、クリエイティブ・コモンズの4年間の活動と新しい創作の流れを紹介した。アメリカ合衆国から始まったクリエイティブ・コモンズも、2年目には400万ライセンス、3年目には4,400万ライセンスとCCライセンス数は増加し、現在では42カ国、約13,700万ライセンスと急成長している。

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 講演でレッシグ教授は、新しい創作方法の流れとして「Revver」におけるロングテールと「CC Mixter」における音楽のREMIXの2つの事例を紹介した。Revverでは、2人の米国人がコーラとメントスを使って行ったさまざまな実験の様子をビデオに取り、「SOME RIGHTS RESERVED」ライセンスをつけてネット上に公開した事例を紹介した。彼らは動画の最後に広告を入れ、1週間で25,000ドルもの広告料を稼いだという。レッシグ教授は、本セミナーでRevverがきっかけとなって似たような動画が作り出されるという、創作に新しい動きが見られることを披露してくれた。そして、Revverのような事例こそ、ネット時代の新しいビジネス、ロングテールだと主張した。

 
 もうひとつの事例であるCC MixterにおけるREMIXでは、コロンビアのSILVIAOという歌手の例を取り上げた。SILVIAOは「The Fine Art of Sampling Contents」に1曲音楽を提供したところ、その曲が世界中の人々によってさまざまな形にRemixされた。彼女は、そのことに楽しみを見出し、今では10曲以上も「自分の曲→他の人がリミックス→さらに自分がリミックス」という形で創作された音楽をCCライセンスでアップ、自ら楽しんでREMIXERとして活動しているという。レッシグ教授は、「音楽業界はONE-2-MANYではなくMANY-2-MANYへと変化している」と主張する。セミナーの最後、レッシグ教授は本当に必要なのは「LEAVE」、すなわち自分に必要な権利だけを守り、他は誰でも自由に使えるように「フリー」にしてほしいと、会場にいるリスナーに語りかけた。

 
 セミナーで最初に講演した野口祐子氏(CCJP)は、著作権法を取り巻く環境や人々の意識が大きく変化したことによって、現行著作権法が今のインターネット時代・環境に必ずしも適していないことを強調していた。現在の日本における著作権をめぐる困難な状況-法律改正は時間がかかること、最近のコンテンツはひとつの作品に多数の権利者が存在し、権利関係が複雑化していることなど-を、新規事業の法的問題を相談にきた事業者と弁護士の会話という具体的な例を通して説明、現行著作権法がネットビジネスの振興を遅らせる要因となっていることを指摘した。そして、これらの問題を解決するひとつの方法がクリエイティブ・コモンズであり、CCライセンスの普及によってまず少数のものの意識で変化させることの出来る「市場」と「アーキテクチャ」が変化し、その変化が「社会規範」となり、最終的に「法律」の改正へとつながるとスピーチした。

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 野口氏の次にスピーチしたのはヘザー・フォード氏(iCommons事務局長)だ。フォード氏は、「dropping knowledge」というこれまでにない新しいビッグイベントを紹介した。dropping knowledgeとは、各地から集まったさまざまな質問に100人の回答者が回答するというもの。次に、フォード氏が紹介したのは、タンクが平和の技術ではなく戦争の武器としても使われたという歴史だ。そして、インターネットの歴史は「戦争の武器となる」、あるいは「新しい世界大戦の瀬戸際で、協力方法と発展方法を生み出す」のどちらとなるのかを、リスナーに問いかけた。続けて、後者の歴史を描く方法として、クリエイティブ・コモンズやフリー・ソフトウェアを挙げ、「ネットワークの豊かさ」を元に新しい「Read and Write」文化が21世紀に発展していくための、世界における対話を促す手段として、iCommonsが主催しているiSummitというイベントを紹介した。また、世界におけるクリエイティブ・コモンズの取り組みとして、南アフリカで始まったFreedom Toaster(街角で、フリーなライセンスのついたソフトウェアやコンテンツを自由に焼き付けられる=トーストできる機械)や、自由に音楽を流通させるモデルとしてのMagnatuneなどを紹介した。

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 クリエイター代表として参加した林千晶氏(株式会社ロフトワーク)は、ロフトワークの持ち味である「自由登録」「オープン性」を活かすために、2006年末までに全面的にCCライセンスに対応すると発表した(11月にサイトリニューアル予定)。ロフトワークは、総勢6,000人のWebデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーター、ライター、FLASHクリエイター、インテリアデザイナーが登録するオンライン・クリエイター・ネットワーク・サイトであり、オープンネットワーク型の制作代理店である。林氏は、クリエイターに対して実施したクリエイティブ・コモンズの意識調査アンケートの結果を紹介するとともに、クリエイターの立場からクリエイティブ・コモンズの可能性をスピーチした。

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 第1部の最後、サービス提供者の立場からスピーチした仲西正氏(NTT持株会社第三部門)は、8月28日から半年間トライアルとして実施されている動画投稿サイト「ClipLife.jp」におけるクリエイティブ・コモンズ活動を紹介した。ClipLife.jpは、登録した会員がアップした動画を閲覧者が視聴するというサービス。ClipLife.jpにアップされた動画はClipLife.jp内にとどまらず、ブログやパートナーサイトなど外部サイトに掲載、再生することによって、コミュニティの活発化を促すだろう。動画投稿サイトは日本でもすでにいくつかのサービスが本格的に提供されているが、ClipLife.jpが他の動画投稿サイトと異なるのはクリエイティブ・コモンズに参加している点にある。仲西氏は、投稿した動画に自由利用や商用利用を表示するCCライセンスをつけることは、コンテンツの再利用を促進し、流動化を活発化すると語る。さらに、今後、動画の創作・編集・投稿・共有・再創作という過程を支援するために、CINEMAWORKというソフトウェアとの連携を行っていくことも発表した。

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 第2部のパネルディスカッションでは、レッシグ教授を交えて、日本のWeb開発者達の新たなチャレンジが報告された。それは「Cシャツプロジェクト」。「Cシャツプロジェクト」とは、ロフトワークに登録しているクリエイターの描いたイラストを元に、ネット上で好きなようにデザインを編集(リミックス)してオリジナルTシャツを制作するというサービスである。これは、システムアーティストの安斎利洋氏のコラボレーションシステム「カンブリアンゲーム」(1つの絵に対して、多数の参加者が自由に追加・改変することで、絵のバリエーションを無限大に広げていくというもの)の思想を取り入れたものだ。プロデューサーの鈴木氏の呼びかけによって、IPAの未踏ソフトウェア創造事業に採択された5人のクリエイターが結集、わずか2週間でこのシステムを完成させたという。

 このプロジェクトが異色なのは、「Web上で使えるまったく別のツールを連携して使用できること」、「リアルからネット、ネットからリアルへと連動し、最終的にはTシャツを購入できること」の2点にある。QRコードのついているおしゃれなTシャツを携帯カメラで撮るまではリアル世界、QRコードに記録されたURLを開くところからはネット世界、ネット世界では、元のイラストをマルチメディアボード「NOTA」で編集することも、ドローツール「Willustrator(ウィラストレーター)」を使って画像編集をすることも、写真共有サイト「フォト蔵」からCCライセンスの画像を追加することもできる。最後にNOTAの「ご注文」ボタンをクリックすれば、ドロップシッピング「factio」で本発注される。ここまではネット世界によるワンストップサービスだ。あとは商品が届けられるのを待つだけ。つまり、最終的にはリアル世界に戻ってくるというわけだ。上記のように、Cシャツプロジェクトは、利用するツールがすべてオープンソースである点と、実際に販売することでクリエイターにインセンティブが発生する点に特徴がある。最後に一言。Willustratorは、よく似ている商品名だが「イラストレーター」ではないので注意してほしい。

 
 パネルディスカッションに参加したレッシグ教授は、「これまでクリエイティブ・コモンズを用いた試みを世界中で見てきたが、今まで私が見聞きしたどのモデルよりもすばらしい。コンテンツを共有できるところもすばらしいが、このサービスがその共有できるコンテンツを囲い込もうとしないオープンな設計に基づいているところはさらにすばらしい。Web2.0よりずっと先に行っている。オープンソースとしての価値を活かしており、Web3.0とかWeb4.0とかいうべきだ」と絶賛した。このCシャツのトライアルサイトはこちらからアクセスできる。

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クリエイティブ・コモンズ・ジャパン第3回セミナー
『情報社会の変革と自由文化の生成~クリエイティブ・コモンズをキーワードとして~』

講演1:情報流通における課題と、クリエイティブ・コモンズの位置づけ
 スピーカー:野口祐子氏(NII客員助教授、弁護士、CCJP事務局長)

講演2:CCとは? 世界の取り組みや具体例の紹介
 スピーカー:ヘザー・フォード氏(iCommons事務局長)

講演3:〔具体例1〕クリエイターの立場から
 スピーカー:林千晶氏(株式会社ロフトワーク 取締役)

講演4:〔具体例2〕サービス提供者の立場から、ClipLifeなどについて
 スピーカー:仲西正氏(NTT持株会社 第3部門 プロデュース担当 担当部長)

講演5:クリエイティブ・コモンズと著作者の未来
 スピーカー:ローレンス・レッシグ氏(米国スタンフォード大学ロー・スクール教授、クリエイティブ・コモンズ創始者兼理事長)

パネルディスッション:クリコモのWeb2.0的ライフスタイル~未踏クリエイターの創造する風景~
 コーディネーター:鈴木健氏国際大学GLOCOM主任研究員、サルガッソー代表)
 パネラー:神原啓介氏(はてな社員/Willustrator開発者)
      尾藤正人氏ウノウCTO/フォト蔵
      洛西一周氏(慶応義塾大学 政策・メディア研究科/NOTA開発者)
      安斎利洋氏(連画/カンブリアン)
      林千晶氏(株式会社ロフトワーク 取締役)
      ローレンス・レッシグ氏
       (米国スタンフォード大学ロー・スクール教授、クリエイティブ・コモンズ創始者兼理事長)

(執筆:中島万寿代)

iCommonsロフトワークのサイトにも記事が掲載されています。ぜひご覧になってください。

イヤーペットの件は引き続き皆様のご協力の程、よろしくお願い致します。

CCライセンスで楽曲配信中!

日本のヒップホップアーティスト、韻シストが10月25日に発売される2ndアルバム”FONKY & LOVE”から”Hey you”をオフィシャルページにてCCライセンスのもとで無料ダウンロード開始!

“Hey you”は味のある生音が効果的に配置され、温もりを感じさせるアレンジが印象的です。
涼しくなってきたこの時期にもピッタリなので、ぜひチェック&皆さんで共有してみてください!

※HMVでの特集ページはこちら

先日のセミナーに参加された方々へ【緊急】

9月26日に行われた第3回セミナーにご参加された方々にご連絡差し上げます。
その節は雨の中ご参加していただき真にありがとうございました。

さて、皆様にお願いなのですが、
当日貸し出しした同時通訳用のイヤーペットがひとつ紛失してしまうという事態が発生し、
会場内を探しても見つからず、
ご退場の際に返却をし忘れた方がおられる可能性もございます。

お手数ですが、お持ち帰りになられていないかご確認して頂きたく存じます。

もし見つかった方がおられましたら、
すぐにその旨をinfo-AT-creativecommons-DOT-jpまでご報告下さい。

皆様のご協力の程、よろしくお願い致します。

セミナー参加受付終了のお知らせ

皆さま

参加人数が定員に達し、会場の収容人数を超過したため、
本日をもちまして9月26日の第3回セミナーの参加受付を終了させて頂きます。

参加をご検討されていた方々には大変申し訳ございませんが、またの機会にご参加頂ければ幸いです。

当日は混雑が予想されるため、ご参加くださる皆様につきましてはお早めにお越しくださればと存じます。
開場は13時からとなっております。

よろしくお願い致します。

CCJP学生インターン募集のお知らせ

■概要
 
 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)では、活動に協力してくれる学生インターンシップを募集します。
 
 クリエイティブ・コモンズは、スタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグが中心となり2001年に設立した、情報社会にふさわしい新しい著作権のあり方を設計し、実行する非営利団体です。その日本支部であるクリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、中山信弘東京大学教授を理事長として、日本におけるクリエイティブ・コモンズの普及を進めています。
 
■第1回インターンシップ説明会
 
 9月26日に開催されるCCJPシンポジウムの終了後、その場で簡単なインターン説明会を行います。
 
日時: 9月26日 午後1時30分から5時 (1時開場)
場所: 国際文化会館 新ホール
詳細URL: https://creativecommons.jp/news/2006/09/14/3.html
 
■第1回顔合わせミーティング
 
 東京大学本郷キャンパスにて、10月12日(木)19時から、インターン希望者の面接と顔合わせを行います。場所・時間詳細は希望者に個別にメールにてお知らせしますので、まずは9月26日のシンポジウムにお越しいただくか、個別にご連絡ください。
 
■インターンによって得られるもの
 
・クリエイティブ・コモンズというスタンフォード大学拠点の国際非営利団体の業務を経験することで、国際的視野と実務能力が身につきます。
・法律業務(主に国際私法・著作権法)が多く存在するため、特にロースクールなど法律系のかたがたにとっては法律実務を経験する貴重な機会になります。
 
■募集要項
 
募集対象:
 
・クリエイティブ・コモンズの活動に関心のある大学生・大学院生(年齢・専攻不問)
 
条件:
 
・月に二回の定例ミーティングに参加可能であること
・翻訳等の業務が多いため、ある程度の英語力があること(応相談)
・基本的に無給となりますが、1ターム=半年間の後にインターン修了証を発行します。
 
業務内容:
 
・CCJPの普及や広報などの活動全般補助
・シンポジウムや交流会などのイベント開催
・クリエイティブ・コモンズ(アメリカ)のホームページの日本語翻訳
・ライセンス文章の翻訳などの法律に関連する業務(の補助)
・その他、新しい企画の立案・実行
 
活動拠点・日時:
 
・東京大学本郷キャンパス 大学院情報学環・学際情報学府建物
・地図: http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/gnrl_info/access.html
・日時:月に二回、平日夕方に定例ミーティングを開催します。通常の業務は、在宅が中心になります。
 
■連絡先
 
 インターンにご関心をお持ちのかたは、お名前・所属(学年)・メールアドレスを記載のうえ、internATcreativecommons.jpまでご連絡ください。

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