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CCJPオープンミーティング2019レポート

2019/12/14(土)に東京会場を六本木GLOCOM、福岡サテライト会場を天神Engineer Cafeとして、「CCJPオープンミーティング2019」を開催しました。

このイベントはCCをこれまで以上に多くの人に開かれた活動にしようという動きを背景に、CCJPのメンバーとCCJPに興味を持っていただける方々とで集まり、CCの活動を紹介すると共にCCライセンスやオープン化の動きなどについて考えてみようという趣旨のもとに開催したものです。

プログラムは
・クリエイティブ・コモンズから考えるアーカイブ・シェア・リーガルコミュニケーション
(渡辺智暁:CCJP コモンスフィア理事長)
・Globalの活動について/State of The CommonsとGlobal Summitの紹介を交えて
(前川充:CCJP事務局)
・最近の日本でのCC活用事例及びオープン化事例の紹介
(森靖弘、豊倉幹人:CCJP事務局)
・ アンケートを基に参加者を交えてのディスカッション
といったもので、約3時間半にわたり適宜質疑応答を交え、東京と福岡を繋ぎながら発表とディスカッションを行いました。

まず、渡辺より「クリエイティブ・コモンズから考えるアーカイブ・シェア・リーガルコミュニケーション」の発表がありました。
・アーカイブは利用されてはじめて価値がでる。
・利用されやすくするためにできる工夫がある。
・その工夫の一つとしてCCライセンスを利用することも挙げられる。
・CCライセンスには、ライセンスの種類を少なくしたり、ライセンスの概要を分かりやすく伝えるツールを整備したりと、ライセンスを利用しやすいような工夫がなされている。
・ただし、ライセンスの種類に関するトレードオフや、分かりやすくすることと厳密さのトレードオフなど残る課題はある。
といった内容でした。

発表のスライドはこちら↓
クリエイティブ・コモンズから考えるアーカイブ、シェア、リーガル・コミュニケーション

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次に前川より「Globalの活動について/State of The CommonsとGlobal Summitの紹介を交えて」の発表がありました。
・Global CCの組織/活動の紹介。
・CC Global Summit(2019/5にリスボンで開催)の紹介:教育研究者、ミュージアム職員、NPO職員など400名ほど参加者がおり、3日間にわたり様々な分野に関する多くのセッションが開催された。
・Global Summitでのセッションの中からOpen Music Network, Tribe of Noiseといったプロジェクトの紹介。
・State of The Commons 年次活動報告の紹介:2017年時点でも14億以上のCCライセンスを付けた作品が様々なプラットフォームで投稿されており、またCC searchがリニューアルされた。
といった内容でした。

発表のスライドはこちら↓
global CC 活動紹介

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そして、休憩を挟み、森と豊倉より「最近の日本でのCC活用事例及びオープン化事例の紹介」の発表がありました。

・日本でも広く利用されているプラットフォームでの採用例
・アーツ&カルチャーの分野でのCCライセンスの活用例(ジャパン・サーチ、森美術館、FIND/47、縄文オープンソースプロジェクトなど)
・日本におけるオープンアクセスの状況、主な出来事、開催されているイベント
・日本における研究におけるオープンデータの状況、行政におけるオープンデータの状況
といった内容でした。

発表のスライドはこちら↓
最近の日本での活用事例紹介

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最後に参加者を交えて、CCライセンスやCCJPに関する質問や改善点などについてディスカッションを行いました。

・まだまだ利用する際にどう利用したらよいか分かりにくい場合が多い。(複数の画像を組み合わせて2次利用する場合のクレジット表記、二次利用されたオープンデータをさらに二次利用する際の表記など)。
・CCJPのサイトで、コンテンツの権利を持っている人向けの説明は比較的充実しているように思うが、CCで公開されているコンテンツを利用したい人向けの解説をもっと充実させてほしい。
といった内容の意見が寄せられました。
CCJP内でも議論をしていきたいと思います。

また機会があればみなさまにお会いできるのを楽しみにしております!

12/14(土) オープンミーティング & オープン忘年会2019 開催のお知らせ

2019/12/14(土)に、「オープンミーティング & オープン忘年会2019」と題して、クリエイティブ・コモンズ(CC)の活動紹介と情報交換等を行うミーティング&忘年会を開催いたします。

2019年9月に、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、CCのコミュニティの中で「チャプター」と呼ばれるグループを設立しました。これはCCをグローバルなムーブメントとしてこれまで以上に多くの人に開かれたものにしよう、という動きに沿ったものです。
これを機にCCJPのメンバーとCCJPに興味を持っていただける方々とで集まり、CCの活動を紹介させていただくと共に、今後のオープン化などについて考える場を設けさせていただきたいと考えました。

ミーティング後には忘年会も予定していますので、情報交換などしつつ、色々なお話ができたらと思っております。両方とも参加していただけたら嬉しいですが、ミーティングのみや忘年会のみの参加も歓迎です。CCの活動に興味を持っていただいている方々はもちろん、著作権、デジタル・アーカイブ、オープンデータ等にご関心のある方々などなど、ぜひともお気軽にご参加くださいませ。

なお、会場は東京と福岡を予定しています。

参加人数の把握のためご参加いただける場合はお手数ですがフォームへのご記入をお願いいたします。

東京会場へのご参加申込フォーム:
https://forms.gle/oDYTjuRRvTTFbd5x7
東京会場については、期間が短く恐縮ですが一旦11/24()までを期限としてご記入をお願いできますでしょうか。12/8(日)までにご記入をお願いできますでしょうか。
※会場に余裕がありましたので、期間を延長しました。

福岡サテライト会場へのご参加申込フォーム:
https://connpass.com/event/157078/

【オープンミーティング&オープン忘年会 概要】

日時:2019年12月14日(土)
・オープンミーティング 15:00~18:30
・オープン忘年会    19:00~

場所:
東京会場 国際大学GLOCOM
(東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階)
アクセス:http://www.glocom.ac.jp/access

福岡サテライト会場 エンジニアカフェ
(福岡市中央区天神1丁目15番30号 赤煉瓦文化館)
アクセス:https://engineercafe.jp/ja/#access

参加費:
オープンミーティング (東京会場・福岡会場とも)無料
オープン忘年会 (東京会場)5,000円程度 (福岡会場)調整中

プログラム(予定)

・オープンミーティング
14:30 開場
15:00 開場挨拶、趣旨説明
15:10  クリエイティブ・コモンズから考えるアーカイブ・シェア・リーガルコミュニケーション(渡辺智暁:CCJP コモンスフィア理事長)
15:55 Globalの活動について/State of CommonsとGlobal Summitの紹介を交えて(前川充:CCJP事務局)
16:40 休憩
17:00 最近の日本でのCC活用事例及びオープン化事例の紹介(CCJP事務局)
17:30 アンケートを基に参加者を交えてのディスカッション(モデレーター 森靖弘:CCJP事務局)
18:20 閉会挨拶(渡辺智暁:CCJP コモンスフィア理事長)
18:30 閉会

・オープン忘年会
19:00 〜

東京会場:参加費5,000円程度 六本木WoodSpoon(https://retty.me/area/PRE13/ARE14/SUB1401/100000711730/ )を予定しています。

福岡会場:参加費・場所については当日参加していただける皆さまのご都合などをみて決めさせていただきたいと考えています。

※プログラムは一部変わる可能性がありますので予めご承知おきください。

CCJPチャプター設立のお知らせ

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、クリエイティブ・コモンズ(CC)のコミュニティの中で「チャプター」と呼ばれているグループを設立します。これは2017年に打ち出されたCCのグローバルなムーブメントの中で各国の活動の取りまとめを担うことを期待されているグループであり、オープン性やコラボレーションを原則として活動するものです。

チャプター設立の背景とCCJPの関わり

CCの本部組織は、2014年にRyan MerkleyをCEOとして迎えて以来、改革のための議論をグローバルに重ね、2017年にはその議論をネットワークとして展開するための新しい戦略としてまとめました。その一つの特徴は、CCをグローバルなムーブメントとしてこれまで以上に多くの人に開かれたものにしよう、という点にあります。

CCJPのメンバーも、グローバル・サミットでの議論への参加、戦略文書草案へのコメント等の形でこの作成に関与して来ました。また、戦略文書がまとまってからも、アジア地域を中心とする他国のメンバーと共に議論を重ね、あるいはこれまでの各国ごとの「アフィリエイトチーム」からの移行を支援するTransition Advisory Groupや、国際的にアクティブなメンバーが参加することを想定している国際的なネットワークのメンバー承認プロセスを暫定的に担当するInterim Membership Council のメンバーとしても、その実現を後押しして来ました。CCJPの組織的な母体であるNPO法人コモンスフィアも、グローバルネットワークの組織メンバーとなりました。

なおチャプターはこれまで40近い国で設立されています。アジア地域ではこれまでに存在したアフィリエイトの数に比べるとまだ設立数が限られていますが、アフリカのように勢いのよい地域もあります。日本同様、体制変更などの検討に時間がかかっている国もありうるものと思います。

チャプターの特徴
新しい戦略における特徴は、組織面に着目すると以下のようなものです。

  • 各国のとりまとめを担ってきた「アフィリエイト」は廃止する
  • 国際的に活動し、CCのムーブメントに参加したい人は、アフィリエイトチームのような国ごとのチームに参加することなく「CCグローバル・ネットワーク」に直接参加することができる
  • (アフィリエイトチームに代えて)各国にチャプターを作る
  • チャプターはCCグローバル・ネットワークのメンバーを原則として拒んではならない
  • チャプターはコンセンサスを原則として運営する
  • グローバルな自治に参加する(Global Network Councilに代表メンバーを選出する)

CCJPもこれまでアフィリエイトとして活動してきた経緯から、改めてチャプターを設立することがCCの本部スタッフなどからも期待されて来ましたが、今回のチャプター設立はその期待に応えるものです。

設立時には、会合を開き、広くチャプターの設立会合についてお知らせすることが期待されているため、ここにお知らせいたします。ご興味があれば、設立会合であれ、後の時点であれ、どうぞご参加をご検討ください。

チャプターはとりわけCCグローバル・ネットワークのメンバーで当該国のチャプターに興味を持っている人をメンバーとして迎え入れることが期待されています。他に、グローバルネットワークのメンバーではないが、その国を拠点に活動している人などが参加することも想定されています。

チャプター設立後のCCJP
CCJPはこれまで、CCの本部スタッフや、他国のチャプターのメンバーなどからも情報を得つつ、新しいグローバル戦略やチャプター設立の受け止め方について議論をして来ました。そこで得られた結論には、法とライセンス以外の活動領域にも注力していくことなど、特に今回のチャプター設立を待たずに実施しているものもあります。

CCJPは新規メンバーに常に門戸を開いており、既存メンバーからの紹介やメンバーによる面談の上、国際的に活躍する人であるかどうかを問わず、法、クリエイティビティ、教育、情報等に関連する多くの業界のプロフェッショナルや様々な分野の学生をこれまでも迎え入れて来ました。この方針はチャプター設立後も継続する予定です。

ただし、これまでCCJPの活動は東京やその近郊に拠点をおくメンバーが中心になりがちであり、過去にはそれ以外の地域にお住いの方の参加を断念して頂いた例も過去10年で少なくとも2件はありました。これはチャプター設立を期に解消したいと考えており、関東以外の地域の方々にお声がけをさせて頂くことも予定しています。

現在のCCJPには、アクティブなメンバーが常時15名程度、そうでない者も含めると100名近くのメンバーがいますが、これらのメンバーはチャプター設立後も引き続きCCJPの(チャプターの)メンバーとして参加できるようにする予定です。

CCJPの運営・活動はこれまでにも事務局スタッフが主導して議論・提案・実施し、組織的な母体である特定非営利活動法人コモンスフィア(の理事会)はスタッフと共に活動するか、その活動に必要な承認は概ね与える、という形をとって来ました。このような体制についても継続を予定しています。

チャプター設立会合の予定
チャプター設立にあたって必要となる手続きの一環として、設立会合の開催を予定しています。

  • 日時:9月18日19時~ (予定)
  • 場所:東京都内(TBD)(遠隔参加のオプションも検討中)
  • 参加予定者:CCグローバル・ネットワーク・メンバーで日本チャプターに参加予定の3名、他、現CCJPのアクティブなメンバー

これを機にCCJPに参加をご希望の方がいらっしゃいましたら、是非事務局 (info at creativecommons.jp) までご一報くださいませ。( at の部分は@マークに置き換えて下さい。)

また、メンバーとしてではなく、コラボレーションのパートナーとして連携して下さるみなさまや、ご寄付等を通じて支えて下さっているみなさまにも、この場を借りて引き続きご愛顧をお願い申し上げます。

今後ともクリエイティブ・コモンズ・ジャパンをどうぞよろしくお願い致します。

Mike Winkelmann (別名: beeple)のアートとEvery Dayについて

Jennie Rose HalperinJennie Rose Halperin

January 18, 2018

Beeple(Mike Winkelmann)は、ビデオアートやデザインワークの作品をCCライセンスの下で無料で提供しているグラフィックデザイナー、アーティスト、映像作家です。Winkelmannは過去10年間、毎日「Everydays」シリーズとして作品をリリースしており、現在では3000を超えるCGIの絵と映像作品のアーカイブとなっています。彼の作品は他のジャンルでも人気で、CCライセンスで提供されている彼の数百に及ぶVJループは、マッシュアップを求める電子音楽の作曲者やアーティストに人気です。

Winkelmannのショートフィルムは様々なフェスで上映され、彼のCCライセンス付きのイラストや絵はSkrillex、Amon Tobin、Tiëstoといったアーティストにも使用されています。彼は現在Flying LotusのBrainfeederレーベルで作品をリリースしています。

Winkelmannの作品はBeeple-CrapInstagramTumblrVimeoで見ることができます。

あなたは人気のあるレーベルの、多様なジャンルにおいて成功したアーティストですが、VJループや他の素材をCCライセンスのもとでリリースし続けています。どのように2つの創作のモードのバランスをとっているのでしょうか?なぜ作品をコモンズへリリースするのでしょうか?そもそもCCライセンスを利用しはじめたきっかけはなんだったのでしょうか?

作品を作って無償で提供することは、なぜかはわかりませんが私にとって自然なことなのです。力を注いで作り上げたものは、できるだけ多くの人に見てもらいたいので、それを実現するためには無償で提供することが最も簡単な方法なのです。

もちろん、私もみんなと同じように家族がいて払わないといけない請求書もあり、制作した作品に対してお金を請求したい気持ちもよくわかります。しかし私の場合は、フリーランス(個別契約)の制作と、純粋に個人的な制作作品を無料でリリースすることとの区別ができています。


ANGULAR (loop) by beeple ライセンス:CC BY 3.0 非移植版

懐疑的な人がCCライセンスに関して話すときに、「無料で同じものが手に入るのにお金を払う人がいるのか?」という疑問が投げかけられることがあります。あなたはこれに対してどのように返答しますか。CCライセンスを使い続ける理由はなんですか?個人アーティストとして、どのようにして無償/アトリビューションモデルと有償モデルのバランスを保っているのでしょうか?

アート作品を金銭的に評価することは大変興味深いテーマだと思います。需要と供給の問題に収束する側面もあると思いますが、コストをかけずにコピー可能なデジタル作品においてはより複雑です。正直、「正しい」答えというのはないと思いますが、個人的には両方の立場が成立するでしょう。ほとんどの人が、無料で手に入れられるものに対してお金を払わないというのは明らかにそうなのですが、そうではない事実が存在するのも確かです。例えばPatreonのように、自分が気に入った作品の作者にお金をあげるサイトなども存在します。人々は作品にもっと集中すべきなのに、ビジネス化することに集中しすぎていることも時にあると思います。

私のデジタル作品については有料モデルといったものはありません。お金を受け取って行う制作は、わたしの場合は全て個別契約(フリーランス)の仕事です。今はそのように割り切ることを好んでいます。


“Miami” From Everydays by Mike Winkelmann

「Everydays」が11ラウンド目に入り、毎日ひとつの作品を完成させてきた結果、オリジナル作品が3500を超えました。このプロジェクトの原動力は何で、11年間でどのように変わりましたか?これまでに学んだこと、そしてこれから変えていきたいことは何ですか?

10年間のeverydays は、去年の5月に、一日たりとも欠かすことなく10年目が終わりました。このプロジェクトの主な目標は絵の上達でした。最初に始めた時は、絵をもっと上手く描きたかったのです。1年間描いたら、かなり上達したのです(間違いなくまだ下手でしたが)。同時に、このプロジェクトが、新しいテクニックを学んで継続的に上達していくための強力な方法であると感じました。

正直なところ、この10年間であまり何かが変わったということはありません。このプロジェクトから、絵が著しく上達し、多くの恩恵を得ましたが、私の技術は求めているものとはまだかけ離れています。まだまだフォーカスしたい領域がたくさんあるので、やめることは当分ないでしょう。


“VICEMOON” from Everydays by Mike Winkelmann

InstagramやFacebookといった、より視覚的でバイラルな(拡散する)ソーシャルメディアは、あなたの活動をどのように変えましたか?個人アーティストとして成長する過程で、ほかのプラットフォームをどのように活用してきましたか?

これらのプラットフォームは、特に私が作るような作品を多くの人々に届けることに大いに役立っています。小さ目で利用しやすい絵や短いVJクリップを一日に一作品投稿していますが、媒体がそれらにとても適していることを、とても幸運に感じています。これらのプラットフォームを活用して、それぞれの利用者のニュアンスを理解することが大切です。一方、のめり込み過ぎて時間を奪われてしまう可能性もありますから、これらのプラットフォームでプレゼンスを保ちつつ、時間をかけすぎないバランスを維持する必要があると思います。


CLEANROOM (loop) by beeple (video) and Justice (audio) ライセンス:CC BY 3.0 非移植版

現在取り掛かっているプロジェクトで最も刺激的なものはなんですか?どのようなプロジェクトがお好きですか?

最近はVRとARの作品に取り掛かっており、とてもワクワクしています。これらは当然新しいフォーマットで、決まり事も少ないので、創作しながら、いろいろな発見があります。everdays、VJクリップ、ショートフィルムの制作も継続しています。私は同じことをしているとすぐに飽きてしまうので、幅広いメディアを用いて制作することで、とても楽しんでいます。

このブログ投稿はJennie Rose Halperinによる”Art and the Every Day with Mike Winkelmann (AKA beeple)” を一部変更し、翻訳したものです。

元のブログ投稿のライセンス表示:” Except where otherwise noted, content on this site is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International license.”

文中に挿入した作品例のライセンスがわかっている場合は、作品に付記してあります。

(担当:豊倉)

 

Blender InstituteのTon Roosendaalが語る、オープンライセンスの活用とアーティストとしての成功について

Eric-Steuer_avatar_1520861651Eric Steuer

2016年10月12日(原文投稿日)

 

世界初のオープン映画をプロデュースしたBlender InstituteのTon Roosendaalと彼のチームは、プログラム、ライセンシング、配給まで、全ての面で「オープン」になっています。無料でオープンソースの3DCGアニメーション制作の総合環境であるBlenderは、個人アーティストから小規模企業まで、あらゆるクリエイターをサポートします。

Blender Instituteについての詳細はMade with Creative Commonsに記載されています。 (※1)

この映画はどのような経緯でできたのでしょうか?原点は何でしょうか?

Blender Institute スタジオでは2007年から CC BY ライセンスを用いた映像作品を作ってきました。初期の短編映画は、映画本編と、映画をリメイクするための素材とソフトを収録したDVDの販売で資金を調達しました。この成功により、作品とそこから得られた収益を利用してオープンソースの3D制作ツールであるBlenderを改良してきました。

しかし、DVDの販売が低調となり、データを収録するにもあまり実用的ではないため、2014年にこの資金調達の方法を廃止しました。代わりに、全ての映画と、その映画制作のための全素材、そして数年間にわたって作ってきた100時間あまりのチュートリアル資料をウェブサイトにアップロードしました。これをBlender Cloudと呼んでいます。登録者は月額たったの10ドルで、このサイトにある全てのCC BYライセンス付き資料にアクセスでき、登録者からのサブスクリプション収入をもとに新しいコンテンツや映画を継続的に制作できます。

「Caminandes Llamigos」はBlender Cloudのサブスクリプション収入によって作られた3本目の短編映画です。これまでと同様、このプロジェクトの目的はBlenderをさらに改善をすることと、オンラインでユーザーと共有するCC BYコンテンツとチュートリアルを数多く用意することでした。人々は面白い映画が大好きで、制作者本人たちからその作り方を学ぶことは大きな刺激になります。

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「Caminandesシリーズ」はPablo Vazquez監督の故郷であるパタゴニアを舞台にしています。Pabloは、面白くてクレイジーな動物と、アメリカの1950年代以降の伝統的短編が大好きです。

 

制作にはどれくらい時間がかかりましたか?実現までにどんなプロセスを経たのでしょうか?

脚本の執筆と絵コンテの作成は昨年10月に始まりました。制作は11月から始まって3ヶ月間続きました。2月には1ヶ月かけて、メイキング資料、ダウンロード可能な素材、チュートリアルなどを追加し、プロジェクトの仕上げを行いました。

 

プロジェクトにはなぜ特定のCCライセンスを利用するのですか?

制作したものにはCC BYとCC 0以外はほぼ使用しません。制作した映画やその素材を非商用ライセンス提供することは、本格的なアーティストやプロとのコンテンツの共有が不可能あるいは困難となるため、一度も検討したことがありません。

 

オープンライセンスは、映画とその素材を共有するために欠かせません。CC BYとCC 0により、素材コレクションを他のプロジェクトでも使用できるのです。また、トレーニングを通じて、学生に、新しい作品を作り、共有し、公開するために、作品を改編・編集する権利を与えることが不可欠です。

 

人々が映画をどのように使うことを願っていますか?また、それとどのように関わりたいですか?

共有することは他人を思いやることです!アーティストや制作者として、作品がたくさんの人に見られるように共有されることを望みます。過去のCaminandesのバージョンはDisney Channelに移植され、大成功でした。Caminandesのキャラクターは広く知られており、想定していなかった方法で使われ始めていて嬉しく思っています。

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CCライセンスのもとアニメ映画を共有してきたこの10年間を顧みると、新しいエピソードやバージョンを作るために素材が使われていないことに驚きます。少なくとも私達が作った質と量では作られていません。「全てを公開する」ことで、自身の素晴らしい作品が誰にでも複製・再利用されると全てを失うと考えるかもしれません。しかし実際は違うということを知りました。制作に用いた素材を含めて全てを共有しても、一定のレベルの作品を作るためには才能と技能、時間、費用がかかります。作品に厳しい著作権上の制限を課すことには価値がないのです。

 

(※1) “Made with Creative Commons” はこの記事の原文が作成された2016年10月の時点ではリリースされていませんでしたが、現在はリリースされているため、表現、リンク先を原文とは異なるものに改めました。

このブログエントリーはEric Seuterによる” Blender Institute’s Ton Roosendaal on open licensing and artistic success” を一部変更し、翻訳したものです。

元のブログエントリーのライセンス表示:” Except where otherwise noted, content on this site is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International license.”

文中に挿入したアニメーション画像のライセンス表示:Caminandes 3: Llamigos by (CC) caminandes.com からのスクリーンショット
ライセンス:Creative Commons Attribution 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/&gt;

 

(担当:豊倉)

楽譜を開放するためのOpenScoreの計画

Peter Jonas

2017年6月30日(原文投稿日)

この記事はOpenScoreのPeter Jonasによるゲスト投稿です。OpenScoreはKickstarterを通じて始まった、楽譜をCC0のもとで公開する先進的なプロジェクトです。CC0の詳細はこちら。文化資産組織にとってのCC0と、その活用効果を知りたい方はニュースレターへの登録を。

OpenScoreは、モーツァルトやベートーヴェンらパブリックドメインとなっているクラシック音楽の楽譜を、クラウドソーシングを通じてデジタル化しようという先進的なプロジェクトです。ウィキペディアやプロジェクト・グーテンベルク、オープンストリートマップなどの大規模なクラウドソースプロジェクトは知識の民主化に多大な貢献をしており、人々に情報と力を与えてきました。



OpenScoreは、歴史的に最も影響力のある作品を、紙媒体からインタラクティブ・デジタル楽譜に変換し、これを聴いて、編集して、共有することで、オーケストラ、合唱団、合奏団、練習用の教材を探している人に役立つことを期待しています。OpenScoreで公開されている全ての楽譜はCC0のもと、無料で公開されています。これにより、私達は音楽教育と研究への恩恵を最大化し、作曲家や編曲家に新しいコンテンツを生み出すきっかけとしたいのです。


ベートーヴェン - エリーゼのために by OpenScore


OpenScoreはMuseScoreIMSLPという2つのオンライン楽譜大手コミュニティの協同により実現しました。IMSLPコミュニティは2006年以来、PDF形式でのパブリックドメインの楽譜の世界最大級のオンラインアーカイブを作るために、著作権の切れた楽譜を探し、スキャンしてアップロードしてきました。MuseScoreには、作曲、編曲、練習、デジタル化された楽譜の共有のためのMuseScore サイトと、MuseScoreが提供するオープンソースの楽譜作成ソフトを使う、世界で数百万人の活発コミュニティが存在します。OpenScoreはこのコミュニティを活用し、画像のみで構成されるIMSLP版の楽譜の音符をMuseScoreの楽譜作成ソフトに入力して、インタラクティブにデジタル楽譜化する予定です。

OpenScoreのデジタル楽譜は、広く支持されているMusicXML形式で提供されています。MusicXML形式は、ほとんどの楽譜作成ソフトで読み込み可能で、ギタータブ譜や他の表記への変換も容易です。楽譜は、ソフトウェアを用いることで研究や分析が可能で、Nicholas Rougeuxによるヴィヴァルディの「四季」を、下記のように芸術的に視覚化することができます。Nicholasはシカゴに拠点を置くデジタルアーティスト、ウェブデザイナーで、OpenScoreの楽譜に独自のカバーイメージを制作することに同意しました。

ヴィヴァルディの「四季」の視覚化 by Nicholas Rougeux

採譜に関心を持つ多くの人々のおかげで最初のOpenScoreを公開することができました。もし採譜に興味があれば、MuseScore forumにあるこちらの記事をご覧ください。

このブログエントリーはPeter Jonasによる“Openscore’s plans to liberate sheet music” を翻訳したものです。

元のブログエントリーのライセンス表記:”Except where otherwise noted, content on this site is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International license. “

【まとめ】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC

2017年、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは、『CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC』と題して一連の企画を実施してきました。

富山市八尾町に伝わる民謡「越中おわら節」の演奏を録音して、それを元に2組のアーティストによるリミックスを制作、その両方にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを付けて公表するというのが基本的な内容なのですが、そこから派生した一連の企画も展開してきました。
まとめとして各々のリンクを以下に掲載していますので、気になる内容がありましたらご覧いただけましたら幸いです!伝統文化が新たな創造へと繋がって行く可能性、そしてCCライセンスの可能性と限界を探る連続した試みです!

「越中おわら道場」による演奏の録音と、VIDEOTAPEMUSIC、colorful house bandによるリミックス


演奏を録音させていただいた「越中おわら道場」代表の庵さんインタビュー

【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.1
リミックスを制作していただいたVIDEOTAPEMUSICさんインタビュー
【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.2
リミックスを制作していただいたcolorful house bandのDJ KENSEIさんインタビュー
【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.3

DOMMUNEで放送した、ドミニク・チェンCCJP理事・大石始さん・高橋幸治さん・宇川直宏さんによる、上記の録音&リミックスの紹介から伝統・リミックス・テクノロジーなど多方面に展開したトークプログラムの書き起こし記事(前編/後編)
【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.4
【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.5

DOMMUNE放送時のtweetを中心にまとめたTogetter
#DOMMUNE 「Creative Commons Japan REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC ~伝統文化からCCライセンス、ブロックチェーンまで~」まとめ #越中おわら節xCC

まとめてご覧いただけると、様々な角度から楽しんでいただけると思います。音源はCC-BYで公開していますので、新たなリミックスを作ってもらったり、CC-BYの条件の下で自由に使っていただけたら嬉しいです。
創造の循環が広がることを祈って!

【連載】CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC / VOL.5

DOMMUNEトークプログラム『Creative Commons Japan REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC ~伝統文化からCCライセンス、ブロックチェーンまで~』ダイジェスト版書き起こし(後編)

富山県富山市八尾町に伝わる民謡「越中おわら節」の演奏を録音して、それを元に2組のアーティストによるリミックスを制作、その両方にクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を付けて公表するという今回の企画。

今回は最終回!! 2017824日にDOMMUNEで配信されたトークプログラムのダイジェスト版後編です!!!!

CCJP理事のドミニク・チェンをホストに、ライター・編集者の大石始さん、編集者の高橋幸治さんをゲストにお迎えして、DOMMUNE宇川さんがトークに参加する場面もありつつ、前編ではアラレちゃん音頭からダンシングヒーローなど進化系盆踊りのお話や、きゃりーぱみゅぱみゅが音頭で国民的アイコンになった瞬間などのお話を、お届けしてきましたが、後編では今回の企画で録音された越中おわら節と、制作されたリミックスの試聴から始まり、ブロックチェーンの可能性、そして音楽の未来に希望を見る妄想トークをお届けします。

ぜひお楽しみください!

なお、番組に寄せられたツイートをtogetterにまとめていますので、こちらも合わせてどうぞ!
togetterまとめ→https://togetter.com/li/1147105

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(ドミニク)いやぁ、本当に話も尽きないのですが、今回録音した越中おわら節の元音源と、それをVIDEOTAPEMUSICさんとcolorful house bandさんにリミックスしていただいた曲を聞いていきましょう。この「越中おわら節」面白いのは、胡弓が入っているんですよね。胡弓が入っている日本の民謡とかってあるんですか?

(大石)結構珍しいんですよ。胡弓が「越中おわら節」で使われるようになったのは明治40年代以降らしくて。江戸初期には胡弓はいわゆる門付芸人、いろんな家を回りながら金品を受け取って生活をする芸人が胡弓を使って演奏をしていたっていう話はあるらしいんですけれど、その時代から演奏されていたものではないんですね。

(ドミニク)明治40年っていうと、日清戦争の10数年後ぐらいですね。

(大石)そうですね。だから、大きい時間で言えば割と最近のことですよね。

(ドミニク)こういう貪欲さも日本的な特異さなのかもしれないですね。では、お聞きください、「越中八尾おわら道場」による「越中おわら節」です。

(ドミニク)はい。こちらが原曲の「越中おわら節」でしたけれども、大石さんいかがでしたか?

(大石)いやあ、素晴らしいですよね。やっぱりこのテンポ感、すごくゆっくりしてるんだけども、しっかり確かなグルーヴがあって。踊ってる図は見えるんだけども、現代のポピュラー音楽の感覚からすると、ここまで遅い音楽ってなかなかないですよね。

(ドミニク)ありがとうございます。高橋さんいかがでしたか?

(高橋)独特ですよね。日本における弦楽器の受容みたいなことで言うと、弦楽器に幾つか種類があると思うのですが、バチで弾いたりとか、指で爪弾いたりとか。胡弓というのは、馬のしっぽの毛とかで擦るものですよね。以前本で読んだのですが、日本には弦を擦るタイプの弦楽器が、実は相当入ってきてるんだけれど、広まらなかったようですね。

(ドミニク)確かに、無いですよね。

(高橋)バチで弾くとか叩くと指で爪弾くというもの、例えば三味線中国から一回沖縄に入って、本土に入ってきてますよね。正倉院には大陸から伝わってきた楽器がたくさんあるけども、その中には馬の尻尾の毛で擦るタイプの楽器も実はたくさんあるらしいんですよね。入ってきてるんだけども、日本の風土には広まらなかったという歴史があるようですね。だから胡弓が入ってる音楽は、そういう意味でもとても珍しいんだと思うんですよね。

(ドミニク)これ自体がリミックス的という感じがしますね。

(大石)そうですね。エキゾチックな感じもしますよね。

(ドミニク)とても不思議な感じですよね。ちなみに「おわら節」の「おわら」ってどういう意味があるんですか?

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(大石)「おわらい」からきてるんじゃないかとか、いろんな説あるらしいんですよね。ルーツがはっきりしなくて、謎めいた部分も多いんですけど、民謡自体そういうものが多くて。ただね、九州各地に「ハイヤ節」っていう歌があるんですよ。

(ドミニク)「ハイヤ」ですか。

(大石)「ハイヤ節」っていうのは、日本列島の民謡の大きな源流の一つなんですけど、その「ハイヤ節」に近いフレーズが「おわら節」に入ってるんですね。だから九州から北前船経由で富山に入ってきている部分が確実にあるんですよ。「おわら節」にも混血音楽的なところがあって、そこがおもしろいところですね。

(高橋)民謡っぽい節回しもあり、ちょっと義太夫のような感じもあったり、不思議ですよね。

(大石)そうですよね。八尾っていう土地は昔から義太夫や小唄が親しまれていたっていう話があるらしいですよね。そういう影響がもしかしたら出てるのかもしれない。

(高橋)なるほど。

(ドミニク)はい、じっくり原曲を聞いて、その背景も知ったところで次はリミックス曲に移りたいと思います。最初にVIDEOTAOEMUSICさんによる「Ecchu-Owara-Busi VIDEOTAPEMUSIC Remix」をお聞きください

(ドミニク)VIDEOTAPEMUSICさんによるリミックスでしたけれども、大石さん、いかがでしたか?

(大石)最高ですよね、これ。本当に素晴らしいと思います。最初と最後に水の音が入っていて、すごく印象的なんですけど、クリエイティブ・コモンズのホームページに掲載されているVIDEOTAPEMUSICさんのインタヴューによると、八尾の町に実際にVIDEOTAPEMUSICさんが足を運んだとき、路地の横をずっと水が流れていることが印象的で、それで水の音を録音した、と。

(ドミニク)フィールドレコーディングをしてるんですよね。

(大石)そういう事ってすごく重要だと思うんですよ。最初のほうでお話をした岐阜県の郡上踊りも、踊る人の下駄の踏み鳴らす音がリズム面においてすごく重要な役目を果たしているんですね。しかも大地を踏み鳴らす動きというのは悪霊を祓う意味合いもあるんです。お相撲さんの四股と一緒の、いわゆる悪霊祓いの足踏み、返閇がルーツにある。ただ、郡上踊りのCDを聞くと、その下駄の音って大抵入ってないんですよ。

(ドミニク)なるほど、それはちょっと残念ですね。

(大石)そうなんです。だから聞くと、なにかが圧倒的に足りないんですよ。

(高橋)実は重要な要素なんですね。

(ドミニク)それでは、最後の曲ですねcolorful house bandさんによる、「Ecchu-Owara-Bushi colorful house band Rebuildお聞きください

(ドミニク)はい。colorful house bandさんによるリミックスでした。これもやばいですね!色々好きすぎるポイントがあって、司会の役を放棄しそうになってますが(笑)いかがでしたか、大石さん。

(大石)これもまた、いろんな意味で面白いですね。さっきのVIDEOTAPEMUSICヴァージョンが元の歌に八尾の空間性などを加えていって世界観を広げていったとすれば、こちらのバージョンはラップが入っている。ここでラップしてるのはHIDENKAという素晴らしいラッパーですね。いわば「おわら節」を一つのトラックとして捉えているような感覚があるというか。いろんな言葉を新たに乗せていくって意味では、リミックスというよりもリビルドの領域ですよね。

(ドミニク)再構築ですね。

(大石)新しい曲が作られてるっていう感じがすごくしますよね。

(ドミニク)ありがとうございます。高橋さんはいかがでしたか。

(高橋)この「越中おわら節」が内包している色々なものを、それぞれ2組のトラックメーカーの方が、それぞれ違う形でうまく引きだしてるなという感じがしますね。

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(宇川)凄い良かったですね、今のトラックね。

(大石)最高ですね。

(宇川)彼岸を感じましたよ。

(ドミニク)彼岸を感じますよね。

(宇川)そこから先の涅槃すら感じますね。

(ドミニク)いやこのHIDENKAさんの声とリリックがやばすぎて、もう泣きそうになってるんですけど。

(全員)笑

(ドミニク)途中でコブシも入っている、コブシ入りのラップってちょっと聞いたことない。

(大石)そうですね。

(ドミニク)これは、ド名曲が2曲も出来ちゃったんじゃないですか!

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(ドミニク)SoundCloud上の、これはcolorful house bandさんのリビルド曲のページです。どのような条件かは、説明文の下のクリエイティブコモンズライセンスっていう部分をクリックすると出てきます。これはAttributionと言って、クレジットをちゃんと表記してさえくれれば、You are free to share and adapt、どんな場所でも自由に連絡とか全く必要なく使うことが可能です。だから是非これらの曲を日本中の盆踊りを踊るときに使っていただきたい。

(高橋)そうですよね。

(森)今回かけてませんが元の曲の胡弓のソロバージョンも収録していて、そちらもすごく良いと思います。素材としても魅力的で使いやすいものではないかと思っています。

(ドミニク)はい。どんどんリミックスしてもらって、21世紀ならではのお盆カルチャーがネットと実世界を交差しながら成長していってほしいです!

さて第一部は、一旦ここで区切らせていただいて、第二部がブロックチェーンの可能性という

(高橋)唐突な感じがしますね(笑)

(ドミニク)唐突感ありますね、ここまでのソウルフルな感じが一気に消し飛んでしまいそうですが(笑)。今回の主旨をご説明しますと、dotBlockchainというベンチャー企業がアメリカにあるのですが、彼らは音楽の権利許諾をブロックチェーンの技術を使うことによって、解決しようという人達です。Wiredでインタビュー記事が載っていたりもしていて、その創業者であるBenjiさんにインタビューを申し込んで、OKを頂いてたのですが、残念ながら急遽出張が入ってしまってキャンセルということになってしまい、少々変更となります。

ここからは、先ほど前半でいろんな民謡であるとか伝統芸能の話をしてきましたが、その世界観をもっとテクノロジーを使うことによって、こういうことができたら良いよねみたいな、妄想を広げるような話をしていければと思うんですね。

(高橋)そうですね。

(ドミニク)まずはこのお題で何か思うことはありますか?高橋さん。

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(高橋)音楽ということを、深く考えてしまうとですね、一つのエピソードですが、沖縄民謡の嘉手苅林昌さんという方がいらして。本当に名人でいらっしゃるんですけども、その方が自分のライブの時に、お客さんに向かって、歌を聞きにくるやつは馬鹿だって言ったらしいんですね。要するに歌っていうのは歌うものであって聞くものではないと。

(ドミニク)ああ、聴きに来てるんじゃない、音楽とは自分で歌うものだということですね。

(高橋)そうなんです。それをお客さんに向かって言ったっていうのが一つエピソードとしてあるようなんです。色々な見方考え方はありつつも、とても僕は音楽の、すごく根源的な部分みたいなものを言い当てているような気がするんです。

(ドミニク)なるほど。

(高橋)自分が参加してなんぼっていうところがあると思うんですね。演奏する人と聞く人、歌う人と聞く人が分化して別れてきたというのは、音楽が産業化していく中で、出来てきた区分ではないかと。だからそれが確立する以前は、自分で歌ってなんぼとか踊ってなんぼというものだったと思うんですよね。

(ドミニク)そう考えると、まさに創造の共有、クリエイティブ・コモンズだったわけですよね。

(高橋)そうなんですよね。だから自分で何かしらの形で活用する、使うものであるという事を考えると、労働歌みたいな文脈の中では、例えば替え歌が作られたりとかいう形で、その土地の人達に歌われてきたんですよね。

(大石)そうですね。レコードという記録媒体に記録されたり、譜面に書かれたりする前というのは、歌の形自体が固定していなかったと思うんですね。だから人によって、集落によって歌い方も違っていたわけだし、リズムもメロディーラインもそれぞれバラバラだったと思うんですね。それがレコードに記録されて、ラジオに乗ってしまうと、ひとつのスタンダードなスタイルになってしまう。民謡で言えば「正調」とか言われたりしますけれど、お師匠さんがその正調というスタイルをお弟子さんに伝えていくことで、様式がさらに固定していくわけですね。でも、民謡はそもそも異なる土地の歌が結びついたり、新しく作り替えられたりしながら歌い継がれてきた。リミックスというのは、固定された民謡の形をもう一回揺さぶって、改めて流動的なものにするものだと思うんです。

(高橋)そもそも持っていた、改変性や流動性というような自由度みたいなものをもう一回解放することで、音楽が再び活力をもてるのではないかという気がしています。

(ドミニク)ブロックチェーンの本質はいくつかありますが、一言で言うとユニバーサルな分散データベースなんですね。分散してるというのは、つまりある個人や企業や国家が独占できないアーキテクチャとなっていて、ノードと呼ばれる世界中の人たちが参加しているネットワークの中で、ハイパーレジャーと呼ばれている台帳が分散してあちらこちらにクローンがあるわけです。

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例えば、僕が高橋さんからお酒か何かを譲ってもらって、その報酬として0.04ビットコインとか払うとすると、その記録っていうのが世界中に分散するハイパーレジャーにクローンされていくわけです。そして、そのクローンしていくときに計算能力をとても使うプロセスが走り、計算がすごく大変なのでハックもしづらいっていうことなんですね。

だから、世界一セキュアなものを目指しているものではあります。過去には有名なイーサリアムっていうブロックチェーンは何回かハックされ、大損害を出したこともありますが、原理的には本当の意味での分散データベースというものができてきていると思います。
今、それが様々な人に想像力を掻き立てていて、例えば不動産の登記とかは現在、政府による認証を得ていますよね。それこそ役所とかで確かにこの土地はあなたのものですとかやるわけですよね。でも、そういった情報を全部ブロックチェーンに置いて共有することで一番セキュアで効率的な社会システムを作れるのではないか、ということをやり始めているベンチャーも出てきていますね。

その大きな流れの中で音楽に関係するところで言えば、著作権情報などをブロックチェーンに記録しておけば、今まで出版社とかを通して交渉したりしなきゃいけなかったところが中抜きできたり、自分が決めた一定の条件下での利用をあらかじめ許諾しておくということもできるのではないか、更にスマートコントラクトのプログラムを走らせれば、例えば僕が高橋さんの曲をリミックスして僕がお金を儲けると、僕が儲かった分から高橋さんに自動的に数パーセント還元されるような仕組みもできるのではないか、ということが考えられています。

(高橋)中間業者とかを介さずに個人間送金とかもできてしまう。

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(ドミニク)触っていいのかとかダウンロードしていいのかということを、エンドユーザーが意識せず、ただ聞くだけではなくて自由に使ったりする事が出来るようになる可能性があります。

(高橋)そうですね。ブロックチェーンは色々話題になっていますが、まだまだこれから使い方とか活用のされ方とかが開拓されていくところでもあると思うので、いろいろな文脈で捉えている人がいると思います。ビットコインとセットで考えている人もいれば、そうじゃない人もいると思う。今ドミニクさんの説明を聞いた人の中にも、なんかそのすごくサーベランスな、みんなで監視して誰がいつ何を買ったとかが全て記録される閻魔帳のようなイメージを持つ人もいるかもしれないですね。

(ドミニク)閻魔帳って良いですね(笑)

(高橋)もう良いこと悪いことも、みんな記録されていくように捉える人もいるかもしれないけれど。もっとポジティブに、今までのインターネットが「情報のインターネット」だとすれば、これからのインターネットは、「価値」をいかにちゃんとみんなで共有しながら上手く運用していくかというもの、と捉えていくことで、自分が使い、誰かに提供し、発表し、さらに誰かに改変されることを、とてもオープンな形で、そこに参加する個人個人で運用をしていくものに育つ可能性がある気がします。

(宇川)現在YouTube の動画をスキャンして自動検知するコンテンツIDってありますよね。例えば dommune ってリアルにこのシステムに晒されているのでが、DJが著作隣接権に触れる楽曲をプレイして、警告の上、2回バンされたら、アカウント剥奪されるっていうシステムがあります。その前提として、例えば誰かがここで北島三郎さんの「まつり」をかけたとして、権利元に連絡が行ったとします。その上であえて広告を表示させ、動画を収益化させて、そのコピーライトを現金として還元させるシステムっていうのは既にありますよね。

(ドミニク)そうですね。そのYouTube のコンテンツIDは、優秀で先見的な取り組みですね。コンテンツを配信してる人は権利を意識せずに使っても良いと、使っても良いんだけれども、ちゃんとYouTube がその広告収益を権利者に還元するよっていうことで関係者間の平和を保っているということですよね。

(宇川)そうですね。作詞作曲という意味での著作権に関しては、日本であればJASRACやドイツであればGEMAで権利の配分の取り組みがありますよね。そこからやっぱり一歩進んだところで原盤権の問題がありますよね。特に dommuneはDJカルチャーを推しているので、原盤権問題が常にグレーなのです。それにも関わらず、このような形でのびのびとやらせて頂いていますが(笑)、それはやはり、コマーシャルメディアとしての実績があるから、と言えます。例えばニューリリースがあったとして、DOMMUNEに出演することによって、AMAZONの売り上げが配信時間中に急激に伸びる。そうやって販促値がきちんと数字として現れているので、レーベル側もむしろ出稿してでもこのメディアに出演させたいと思ってくれている。そういった風通しの良さと新陳代謝があります。しかし、現代の日本の法律では、原盤権問題が常につきまとっているわけです。それもブロックチェーンが解決してくれるという話ならば、明日から師匠と呼ばせていただきます(笑)。

(ドミニク)そこは先ほど高橋さんがおっしゃっていたように、全部定義できるがゆえに、逆に雁字搦めになる部分もあるのではと思います。

(高橋)そこは問題ですよね。権利問題とかグレーにしているがために、豊穣に育ったカルチャーとかあったりするわけですよね。

(ドミニク)現代で言えばコミケや民謡というのもそうですよね。例えば江戸時代にJASRACがいたら(笑)

(全員)笑

(高橋)もう大変ですよね(笑)

(ドミニク)端唄とか小唄とか全部ね。今の音楽教室問題が江戸時代にあったら、長唄の寺子屋とか謡曲の習い本とか含めて、もう日本滅亡しちゃいますね(笑)

(高橋)本当ですね。全部摘発されちゃいますね(笑)

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(大石)やっぱり民謡や伝承歌ってやっぱりその土地だったり、あるコミュニティーで育まれてきた側面がすごく強いと思うんですね。今回のおわら節に関しては、オリジナルの演奏者の方が「自由に改変して良いよ」っていうことで、こういうプロジェクトが成立してるわけですよね。土地の人からこういう形で許諾を得れているというのは大きい。法的な許諾、改変する権利を獲得しても、土地のルールのなかではあまり効力を持たないこともあると思うんですよ。

(ドミニク)なるほど。仁義的なものが大事なんですね。

(大石)VIDEOTAPEMUSICさんのインタビューの中でも、伝統芸能に映像をつけてVJをやったら怒られたというような話をしてましたよね。民謡の世界でもそういうことはあると思います。いくらこちらが良かれと思ってリミックスしても、土地の人たちからしてみると、「こんな話、聞いてないよ」で終わりというか。そういう難しさっていうのはどこか孕んでるところがあると思うんで、今回みたいに演奏者の人から「好きにやって良いよ」とお墨付きを得てる物は、ある意味すごく安心だと思うんですよ。そういうものがないと、まず土地の方に一升瓶持ってお邪魔して、朝まで飲むところから始まるわけですよ(笑)。

(ドミニク)お神酒を捧げて、奉納して(笑)。

(大石)で、「君もなかなか飲むな、じゃあ好きにしていいよ」みたいな世界って、現代でもありますからね(笑)。

(ドミニク)それはブロックチェーンじゃ無理だなぁ。

(全員)笑

(大石)だから、そういう理解のある地元の演奏者の方が「好きにしていいよ」とオープンにしてくれる音源がもっと増えれば、民謡を新しく改変してリミックスするという行為ももっとやりやすくなると思うんですよ。

(ドミニク)リスペクトする気持ちでね。ただリスペクトを払う行為を自動化するのは語義矛盾な気がするんですよ。だから逆に情緒や人情が、すごく大事なパスワードになる、と言うと変な言い方になるかもしれないけれど。それは何か一周して面白い話ですね。

(高橋)音楽って記録されるようになって以降、普及という観点でいえば、たくさんの人に聞かれるようになったとか、ある種とても自由を得たと思うんです。でも、その裏では、記録され様々な権利関係などが出てきたことで音楽というものが不自由なものになっているとも感じます。だから一つのテストとしても、その不自由さを少しでも解放できる何か方策がないのかっていうことで、ブロックチェーンというものには期待したいっていう感じはあります。

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今日は、たまたま「越中おわら節」が取り上げられましたけれど。歌を歌う人がいなければなくなってしまう音楽ってすごいたくさんあるわけですよね。だから、どのように残すのかということもありますよね。

(大石)そうなんですよね。この瞬間にもなくなっている歌って確かにあって。僕もいろんなところを回っていると、地元の人たちから「いろいろと大変で、3年後はもう続けられないかもしれない」という話を頻繁に聞くんですよ。そこの歌や囃子を録音して記録として残すことはできるんですけれど、それを生きたものとして繋げていくにはどうしたら良いのか。それはもしかしたらリミックスもそのひとつの方法なのかもしれないですよね。

(ドミニク)お祭りのレシピは作れないんですかね。

(大石)お祭りのレシピ!

(ドミニク)つまり、マニュアルって言うと悪い言葉かもしれないですけれど、それが一回消えてなくなったとしても、やる人がいなくなったとしても、そのレシピがあれば、違う場所で、復活っていうか、再生できるっていうかね。なんか、そういう形式ってないのかなっていう。

(大石)そうですね。多分ね、歌われている言葉やリズムは、そうやって記録して再生することもできると思うんですけど、歌っていたこのお爺さんしか知らない個人史、地域の歴史みたいなものがやっぱり大事で、それが途切れることによって、一回歌やリズムが死んでしまうことってあるんですよ。そのあと誰かがその楽譜をもとに伝統を再生することはもちろん素晴らしいことですけれど、一回歴史が断絶してしまう部分はどうしてもある。歌が本来持っていた生命力をどういう風に維持するかが大事で、そのやり方は僕らも考えていかなくちゃいけないし、いろんなアイデアが出るべきかなと思いますね。

(ドミニク)VIDEOTAPEMUSICさんのリミックス曲の中での、川の音から環境の広がりを感じさせる方法や、先ほどの大石さんのお話での、郡上踊りでの下駄が石垣に当たる音をそのまま曲の一部と捉えるあり方などを聞いていると、デジタル音源でも、こういう音が鳴る場所を作るには、こういう環境が必要だと川を探し始めるとか、そういうアーカイブとアーカイブの対象が同じ次元にあるという作り方を模索できる気がしました。

(宇川)重要ですよね。やっぱりここで重要なキーワードは風土ですよね。

(ドミニク)ああ、風土ですね。風と土ですね。

(宇川)そうですよね。

(大石)ですね。

(ドミニク)越中には越中の風土があるし、関東には関東の風土があるし、それがローカリティーによって、勝手に自生的に生まれてくってのが、すごく美しいように思います。

(大石)そうですね。そもそも民謡自体がそういう形で、どんどん各地でローカライズされてきたものですからね。だから、おわら節は八尾の風土の中で生まれたものだし、その土地の風土、歴史や記憶みたいなものが、歌やリズムに現れてくるっていう事だと思うんですよね。

(ドミニク)だから、実在の空間が一種のニューラルネットワークのノードのようになり、点から点を移動するたびに違うプロセスがかかって別な物へと派生していく。それゆえに、人為的に変えようというのでなく、自然に生まれて変化していくところを、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスも今後とも支援していきたいですね。

(高橋)改変がすごく自由に、あるルールのもとに出来るようになることが理想ですよね。たぶんクリエイティブ・コモンズのビジョンもそこだと思うんですけれど。

(ドミニク)そうなんです。今クリエイティブ・コモンズっていうのは契約とか同意みたいなスキーム、つまり意思表示なので、僕は勝手にこれを宣言しますと言えば、誰でも使えるようになります。しかし、それすらも人為的というか面倒とか、わざとらしいと感じて嫌がるクリエイターの人もいると思うんですよね。息を吸って吐くように、曲を歌って作る事が、ただ消え去るのではなく、アーカイブも同時にされていくというような、アーカイブや改変が自然化するってのが、僕の私見なんですが、理想だと思います。っていうのは、100年後ぐらいですかね(笑)。

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(ドミニク)さて最後に、ご感想をゲストのお2人に聞きたいと思います。大石さんいかがですか?

(大石)僕は基本的に土に近いところばかり掘り下げてきたので、今回のお話をいただいて初めてブロックチェーンの可能性を知ることができました。ブロックチェーンみたいな新しい技術と土に近いところの文化が組み合わさって、今後いろんなものが生まれてくるかもしれない。そういう可能性を感じれる、とてもワクワクする放送でした。ありがとうございました。

(ドミニク)大石さん、ありがとうございました!高橋さんいかがでしたでしょうか?

(高橋)クリエイティブ・コモンズの放送、今回2回目ですけれど。行きがかり上音楽の話が中心になりますが、音楽を色々な角度からひたすら考えたり、語るのはすごい大事だなっていう気がしますね。

(ドミニク)あまり日常生活でこういう観点では語らないですよね。

(高橋)3弾、第4弾もあれば、また呼んでください。

(ドミニク)ではこれは毎年、お盆の季節の恒例企画に出来るように。

(高橋)お盆と言えばクリエイティブ・コモンズ(笑)。

(ドミニク)はい(笑)お盆と言えばクリエイティブ・コモンズという風に、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン一同も頑張っていきたいと思います。

(宇川)そして、何か僕がまた最後にシメとして、傷跡を残さないといけないような雰囲気になってるんですけど(笑)、やっぱり「クリエイティブ・コモンズは土であり、風であり、dommuneは肥やしである。」ということが今日分かりました。つまりこのフロアは肥溜だということです(笑)。ありがとうございましたー。

(ドミニク)宇川さん、再び名言をありがとうございます(笑)そして最後にこの「越中おわら節」の原曲を提供していただいた八尾の庵さんたち、及び、VIDEOTAPEMUSICさん、colorful house band さん達に、改めてありがとうございましたと、心から感謝をしたい気持ちです。

改めて、大石さん、高橋さんありがとうございました!

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以上をもちまして、5回にわたって連載してきた『CC JAPAN REMIX SPECIAL / ECCHU-OWARA-BUSHI CROSS CC』は終了となります!

今回の企画を進めるにあたっては、本当に多くの方からのご好意をいただきました!

庵さんをはじめとする越中八尾おわら道場の皆さん、リサーチ・録音などに多大なご協力をいただいたKENTARO IWAKIさん、remixをしていただいたVIDEOTAPEMUSICさん、colorful house bandの皆さん、DOMMUNEにご出演いただいた大石さん・高橋さん、宇川さんをはじめとするDOMMUNEの皆さん、CCJPの皆さん、繋がりを紹介をしてくれたり相談に乗ってくれたり資料提供などしてくれた友人の皆さん、諸々の企画を視聴していただいた皆さん、書き出すとキリがありませんが、本当に多くの方に感謝しています!

創造の循環が広がることを祈って!

文責:森靖弘・吉田理穂(Creative Commons Japan)