アルジャジーラはアラブで最も有名なメディア企業です。
現在、コンテンツを無料で(再)配信するような、Youtubeなどの新たなメディアの創出により、従来の送り手—受け手として固定されたコンテンツの消費方法が変化し、これまで支配的であった放送業者というメディアの役割が問われています。アルジャジーラではCCライセンスを用いつつ、フリーなコンテンツを組織の中にビジネスとして取り込むしくみを、YouTubeなどの新たなメディアを用いつつ実践しています。
そしてアルジャジーラは、2009年1月からAl Jazeera Creative Commons Repositoryを設立しました。ここでは、イスラエルによるガザ侵攻に関する取材映像が集めてあり、全ての動画が「CC-BY」ライセンスで公開されています。西側ニュースメディアによるガザからの報道が制限される中、アルジャジーラは現地メディアとしての強みを生かした取材を行い、しかも映像をCCライセンスで公開して誰もが利用可能な状態にしたことで、この問題についてより多くの人が議論を行うことを可能にしました。
映像
CREATORS BANK
クリエイターの作品をポートフォリオで公開するサービス「クリエイターズバンク」では、作品をCCライセンスで公開することを推奨しています。
2004年11月にサービスを開始した「クリエイターズバンク」。自らの作品をポートフォリオで公開したり、イベントの紹介、コミュニケーションスペースなどが設けられています。
この「クリエイターズバンク」では、2007年10月からCCライセンスを採用しており、66,500点ある作品数のうち、現在8,600点程度の作品がCCライセンスで公開されているそうです。
CCライセンスの紹介や利用方法についてこちらで説明がありますが、とても読みやすく分かりやすい内容となっていますので、一度ご覧になってみてください。
LOFTWORK
「クリエイティブを流通させること」を目標に、2000年1月に設立されたLOFTWORK。クリエイターのポータルサイトloftwork.comを作り、クリエイターのプロフィールや活動領域などを作品とともに公開しています。また、クリエイターとクライアントをつなぐディレクターの役割も果たしています。
2007年6月より、アーティストが創りだした作品の掲載や配信についてCCライセンスを導入しています。2008年のiSummit ’08では、クリエイティブ展開を担当していただきました!
ICC HIVE
日本有数のメディアアートセンターである,NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]が活動記録映像アーカイヴを公開しました。メディアアートの展示会やワークショップ,そして芸術・哲学・思想・技術・科学・法律などの専門家たちとアーティストたちによる情報社会と新しい表現に関するシンポジウムやインタヴュー,そしてライヴ・イヴェントの映像などがクリエイティブ・コモンズ・ライセンス下で公開されていきます。
TV番組『クリエイティブ・コモンズの全貌』
2006年4月29日(土), 21:00〜21:55にMXTV(アナログUHF14CH 地デジ9CH)でCCを紹介する番組『テクノポリス東京 スペシャル フューチャリング JOI Ito クリエイティブ・コモンズの全貌』が放送されました.
映画『SF・サムライ・フィクション』や『Red Shadow – 赤影』の監督,そして数々のミュージックビデオの製作で知られる映像作家の中野裕之が監修を務め,クリエイティブコモンズのボードメンバーでもある伊藤穣一がフォーカスされています.この番組はCC:BYでライセンスされており,伊藤穣一のサイトからダウンロードできます.