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アイ・ウェイウェイ展で作品の写真撮影・写真の利用を許可する取り組み

森美術館で開催されている「アイ・ウェイウェイ展」では作品の写真撮影が許可されており、撮影した写真にCCライセンスをつけて自由利用することが可能になるという仕組みを採用しました。

東京・森美術館では、現代中国を代表するクリエイター、アイ・ウェイウェイ[艾未未]さんによる「アイ・ウェイウェイ展—何に因って?」が7月25日より開催されました。
新作6点を含め、1990年代以降の主要作品26点を紹介しており、アイ・ウェイウェイさんの個展としては過去最大級のものだそうです。非常に刺激に満ちた内容となっていました。

そしてこの展覧会では、著作権等の問題で写真撮影が認められない美術館が多い中で、観客が作品を写真に撮ることを許可するという取り組みを試験的に行いました。
撮影した写真は「表示ー非営利ー改変禁止」のCCライセンスで自由に利用することができます。

http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/related/index.html

森美術館長である南条史生さんは「日本の美術館は少し厳しすぎる。知的財産をもっと創造的に使える条件をつくりたい」と話しているそうで、このような試みが少しずつ広がって行くことをとても期待しています。

CREATORS BANK

クリエイターの作品をポートフォリオで公開するサービス「クリエイターズバンク」では、作品をCCライセンスで公開することを推奨しています。

2004年11月にサービスを開始した「クリエイターズバンク」。自らの作品をポートフォリオで公開したり、イベントの紹介、コミュニケーションスペースなどが設けられています。
この「クリエイターズバンク」では、2007年10月からCCライセンスを採用しており、66,500点ある作品数のうち、現在8,600点程度の作品がCCライセンスで公開されているそうです。

CCライセンスの紹介や利用方法についてこちらで説明がありますが、とても読みやすく分かりやすい内容となっていますので、一度ご覧になってみてください。

LOFTWORK

「クリエイティブを流通させること」を目標に、2000年1月に設立されたLOFTWORK。クリエイターのポータルサイトloftwork.comを作り、クリエイターのプロフィールや活動領域などを作品とともに公開しています。また、クリエイターとクライアントをつなぐディレクターの役割も果たしています。

2007年6月より、アーティストが創りだした作品の掲載や配信についてCCライセンスを導入しています。2008年のiSummit ’08では、クリエイティブ展開を担当していただきました!