活用事例

Magnatune

2006年にサービスを開始したMagnatuneは、CD及び音楽ファイルの販売を目的としたネットレーベルです。全曲フリー試聴できる上に、非営利での利用については「帰属ー非営利ー継承」のライセンス条件で無料で利用することができます。

音源を購入する際はアルバム1枚につき5ドルから18ドルの範囲で購入者が支払う金額を自由に決めることができます。またライセンス契約も使用対象の規模に応じて金額が上下し、小規模の範囲であれば低く、大規模であれば高く料金が設定されています。アーティストが全ての権利を保有し、売り上げはMagnatuneとアーティストで山分けする、という方式も、これまでのレーベルでは考えられなかったやり方です。Magnatuneはその斬新なビジネスモデルで注目を集めています。

楽曲検索はとてもシンプルな構造です。例えばこれは「classical」のページ。バリエーション豊富なアーティストの中からお気に入りの曲をじっくりと探すことができます。

はてなフォトライフ

はてなのウェブアルバムサービス「はてなフォトライフ」は、撮影した写真や動画を気軽にアップロードして家族や友人と手軽に共有できるウェブアルバムです。ケータイからのアップロードも可能です。

2008年6月5日よりアップロードする写真に対してCCライセンスの設定をすることが可能になりました。

CCライセンスで公開された写真は、条件別にこちらに紹介されています。

CCライセンスの設定が可能なウェブアルバムサービスが増えてきました。新しい写真の利用が広がっていけばいいな、と思います。

ccMixter

ccMixterは、CCライセンスの音楽のサンプリングやマッシュアップ、コラボレーションを支援する音楽リミックスコミュニティサイトです。2004年11月にサービス開始しました。

サイトに公開されているCCライセンス付きのリミックス素材をダウンロードして、聞いたりサンプリング・マッシュアップしたり、映像等と組み合わせて公開することができます。これまでに多くのリミックスが公開されています。

英語版のみですが、クールな素材がたくさんあります。

ついコン

はてなグループ「ついったー部」に集った、総勢49名のtwitterユーザーによって制作された、オリジナルコンピレーションアルバム「ついコン2!~realtime result for you~」の音楽データ27曲が、CCライセンス(BY-NC-SA)で公開されています。

ついコンこと『ついったーコンピレーションアルバム』の概要等はこちらに掲載されています。
楽曲のダウンロードはこちらから。
デジタルな感触の楽曲が多いですが(ひんやりしたものからズンドコしたものまで)、ポップスやロック調の曲もあり、多彩な楽曲が揃っています。twitterユーザーならではの歌詞も楽しめます。
個人的には、アイスランド周辺で鳴らされているかのようなAPAZOMEさんの「x」という曲が綺麗だと思いました。
皆さんも是非聴いてみて、お気に入りを見つけてみてください。twitterに感想を書くのも良いかもしれません。


例えばJamendoのようなウェブサイトでCCライセンスが付与された音楽に触れることができますが、今回のようにジャケットデザイン等を含めて、ひとつのパッケージとしてCCの音楽が提供されると、利用の幅がひろがる印象があります。

アンサイクロペディア

「可能な限りもっとも無駄な形で、もっともきつい皮肉とユーモラスな方法でもって、世界に嘘情報を広めること」をその使命とする「Uncyclopedia(アンサイクロペディア)」の記事は「表示ー非営利ー継承」のCCライセンスで公開されています。

「Encyclopedia(百科事典)」をもじったこの辞典は、「嘘と偽りでいっぱいの百科事典」「百科事典に『サイケ』を持ち込んだもの」などの説明がなされています。アンサイクロペディアに載せられている記事がCCライセンスで公開されています。

「秀逸な記事」のカテゴリを読んでみると、思わず突っ込みを入れたくなったり、あるいは大笑いしたくなること請け合いです。

Google Book Search

書籍の内容を検索することができるサービス、googleブック検索に新機能が追加され、パートナー・プログラムの参加者がCCライセンス下で作品を公開できるようになりました。 現在は「Googleブックス」という名前でベータ版サービスの提供が開始されています。

今回は基本の6種類に加え、CC0という著作権の放棄を意味するCCライセンスが対応しました。このことにより、パートナーになっている出版社や著者の正式な認可のもとでCC下での自由な利用、例えば複製やリミックスをすることができ、利用の幅がひろがることが期待できます。
こちらの記事で示されているように、すでに以下の著作がCCで公開されています。

55 Ways to Have Fun with Google 著者:Philipp Lenssen
Blown to Bits 著者:Harold Abelson, Ken Ledeen, Harry R. Lewis
Bound by Law? 著者:Keith Aoki, James Boyle, Jennifer Jenkins
Code: Version 2 著者:Lawrence Lessig
Democratizing Innovation 著者:Eric von Hippel
Federal Budget Deficits: America’s great consumption binge 著者:Paul Courant, Edward Gramlich
The Future of the Internet — And How to Stop It 著者:Jonathan Zittrain
Little Brother 著者:Cory Doctorow
A World’s Fair for the Global Village 著者:Carl Malamud

ICC HIVE

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日本有数のメディアアートセンターである,NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]が活動記録映像アーカイヴを公開しました。メディアアートの展示会やワークショップ,そして芸術・哲学・思想・技術・科学・法律などの専門家たちとアーティストたちによる情報社会と新しい表現に関するシンポジウムやインタヴュー,そしてライヴ・イヴェントの映像などがクリエイティブ・コモンズ・ライセンス下で公開されていきます。

TV番組『クリエイティブ・コモンズの全貌』

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2006年4月29日(土), 21:00〜21:55にMXTV(アナログUHF14CH 地デジ9CH)でCCを紹介する番組『テクノポリス東京 スペシャル フューチャリング JOI Ito クリエイティブ・コモンズの全貌』が放送されました.
映画『SF・サムライ・フィクション』や『Red Shadow – 赤影』の監督,そして数々のミュージックビデオの製作で知られる映像作家の中野裕之が監修を務め,クリエイティブコモンズのボードメンバーでもある伊藤穣一がフォーカスされています.この番組はCC:BYでライセンスされており,伊藤穣一のサイトからダウンロードできます.

URL:http://joi.ito.com/jp/archives/2006/04/29/004239.html