作るか、買うか、組み立てるか?

Optarosが「エンタープライズ・レディ(企業の用途に使用可能な要件を満たしていること)」なオープンソースソフトウェアの案内をクリエイティブ・コモンズ – 表示ライセンスで発表しました。Linux Weekly Newsはこう伝えています。

Optarosが、どのオープンソース・プロジェクトが「エンタープライズ・レディ」かを企業が判断するために役立つ「オープンソース・カタログ」を発表しています。現時点では記事をダウンロードするには登録が必要となっていますが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されているので、当サイトが用意したファイルのコピーを利用できます[PDF]
 


これにはオンラインのオープンソースビジネスソフトウェアに関する多くの案内とカタログが掲載されています。たしかに、Optarosの見解にはあら探しのようなものが含まれてはいますが、見栄えのいい45ページものPDFから成るかなり総合的なカタログとなっており、世界中のIT部門の役に立つことでしょう。さらに使いやすいことにCCライセンスで公開されているので、Optarosの著作者表示をする限り改変を加える事もできます。

ちなみに、Optarosのホームページにはこんなことが書いてあります。

作る VS 買う 組み立てる? Optarosは「作る VS 買う」という決定の場に、テスト済みのアプリケーションを組み合わせる方法論(OptAM)という第三の選択肢を提供します。

よくわからないマーケティング用語は聞き流すとして、この例えを「雇われて働いて作るかVS使用許可を得るための交渉をするか」というメディアの問題に置き換えてみると興味深いです。この場合、CCライセンスされたコンテンツの[再]利用が第三の選択肢になります。

オリジナルポスト:Build, buy, or assemble? by Mike Linksvayer, January 10th, 2007

翻訳者:山田雅之