『Rip!リミックス宣言』がニコ生に登場!

『Rip!リミックス宣言』(原題:「RiP: A Remix Manifesto」,監督ブレッド・ゲイラー)が、8月5日24時から、ニコニコ生放送で放送されます。

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この映画は、著作権保護が強化される世界的な現状と、著作権と抵触するかたちで発展してきたリミックス文化(クラブカルチャー、二次創作etc.)をテーマにしたドキュメンタリー作品で、すでに山形国際ドキュメンタリー映画祭NHK-BShiでも放送され、話題となりました。

作品の中では、ミュージシャンのGirl Talk、そして、クリエイティブ・コモンズの提唱者であるローレンス・レッシグ教授などが、著作権の次なるヴィジョンを模索する活動の一例として大きく取り上げられています。

本作品自体にも、CCライセンス(BY-NC)でリリースされ、すでに多くの二次創作を生み出しており(今回の放送は,福岡ドネルモさんによるネットを介した日本語翻訳プロジェクトで作られた字幕がつけられたものを使用)、この作品の在り方自体が、現在の著作権制度の在り方に一石を投じています。

今回のニコ生での放送は、8月5日の映画の上映と、8月6日のトークという2部構成で行います。番組の詳細はMIAU : 8月6日 MIAU・CCJP共催『MIAU Presents ネットの羅針盤』生放送のお知らせをご覧下さい。

5日の上映は24時からと社会人には辛い時間帯となっておりますが、事前予約により生放送と同じ内容を観ることができるタイムシフト機能という便利な機能がありますので、ぜひご活用ください(タイムシフト機能についてはニコニコ動画のサイト内の説明をご覧下さい)。

6日のトークでは、ニコ生という双方向メディアの特性を生かし、上映に対する視聴者からの感想を踏まえた上で、『著作権の世紀』などの著作でも知られる福井健策弁護士、映像作家のVJ MASARU氏、ニコニコ動画のニコニ・コモンズ担当者という各界からのゲスト、そして、司会にMIAU代表理事の小寺信良氏を迎え、リミックス文化や、これからの日本の著作権制度のあり方、そして真にクリエイティブな未来とは、について激論を交わします。

リミックスという意味でも、二次創作という意味でも、この作品とニコ生という日本独自の「カルチャー」との出会いは必然ともいえ、21世紀のクリエイティブ、そして、これからの日本独自のクリエイティブを考えるうえで、必見の番組となっています。