カリフォルニア大学サンタクルーズ校図書館がCCを導入

カリフォルニア大学サンタクルーズ校図書館は、手引き・How to情報などのコンテンツを二次利用したいとのリクエストに応え、全てのコンテンツに対しクリエイティブ・コモンズ(CC-BY)ライセンスを採用することを決定しました。

同図書館の学術コミュニケーション役員であるKatie Fortney氏は言います。「私たちの多くは、書いたり教えたりする中でクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのつけられた資料を利用したいと思っています。ですから、私たちにとって今回の決定は当然のことでした。」「また多くの図書館の中でも、私たちが著作権や技術的な問題に注意を払っているという事実を、人々に知ってもらいたいと考えています。」

図書館は、CCライセンスについて、CCライセンスがついたコンテンツと非ライセンスのコンテンツ、そして許諾を得たものや*フェアユースの範囲内で使用されるもののみをカバーするものであると言及しています。

規約:

表示 3.0 非移植(CC‐BY) — 原作品のクレジットを表記すれば、誰でも頒布・リミックス・微調整・追加・営利目的での利用さえも可能です。頒布する場合は“カリフォルニア大学サンタクルーズ校図書館”のクレジットを表記する必要があります。詳細はこちらクリエイティブ・コモンズのウェブサイトをご覧下さい。

対象となる事項: 図書館職員によって書かれたサイト(library.ucsc.edu)の文章も、ほとんどが上記にあてはまります。基本的に、CC-BYアイコンを右下隅に見つけた場合はそうと考えて下さい。いくつかの模範は、文献レビューの記述リサーチを始めるにあたっての手引きとなり、ユニークな所蔵品を説明する手引きとなるでしょう。

対象とならない事項: 図書館が保持していないコンテンツ(第三者によるライセンスがつけられたデータベース上の記事など)・写真、そして作品自体にライセンスを伴わない画像。また、CC-BYのアイコンを含まないデジタル特別コレクション作品。

*フェアユース: アメリカ合衆国の著作権法において規定されている、著作権者の許諾がなくても、公正な利用であれば、作品利用が可能であるとするもの。公正な利用かどうかは、「利用の目的・性質」「利用された作品の性質」「利用された作品の量と実質」「利用行為が利用された作品の潜在的市場や価値に与える影響」等を考慮して判断する。

原文:UC Santa Cruz library choose Creative Commons
http://opensource.com/life/12/2/uc-santa-cruz-library-chooses-creative-commons
公開日時:2012年2月6日
BY Ruth Suehle

(このCCJPによる翻訳記事はCC:表示-継承 非移植3.0ライセンスで公開しています)