活用事例

Vimeoに新しくCCライセンス付の作品の表示・検索機能が追加されました

皆さんも1度はご利用になったことがあるであろう動画共有サイトVimeo。
Vimeoは映像制作者と利用者のため、これまでもプラットフォームを改良してきました。その中でも、今回ご紹介するのは、CCライセンス付の作品を表示したり、検索することができるクリエイティブ・コモンズ・ランディングページ(検索エンジンの結果などからジャンプした先のサイト内で、利用者が最初に訪れるページ)の作成についてです。

http://vimeo.com/newより:

Vimeoがクリエイティブ・コモンンズ・ライセンスで公開された映像検索のため、全く新しいセクションを構築した理由は、Vimeoメンバーが原作品を改変・リミックス・再編集するにあたり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの利用を大変気に入っているからです。ライセンス形式で分類された何百万もの映像を表示・検索し、Vimeo上の元映像で何が可能か(不可能か)ご確認ください。

私たちクリエイティブ・コモンズは、2010年7月にVimeoがCCライセンスの利用を全面的に採用してくれた際、非常に感激しました。そして今回、Vimeoチームが、CCライセンスのつけられた高クオリティー映像を、より簡単に見つけたいと望むコミュニティーからの要望に気づいたことに、いっそうの感動を覚えています。Vimeoのクリエイティブ開発副会長Blake Whitman氏は言います、

 

Vimeoスタッフは、共有という行為が創造力に対しプラスの影響を与えるための多くの方法を知っています。これを活かし、アイディアのやりとりを可能にすると同時に、創造性の共有に対するVimeoコミュニティーの高まる需要に応えることのできる将来を、構築し続けたいと思います。クリエイティブ・コモンズとの協力はこれらの取り組みに真剣に向かい合う上での重要要素なのです。

一連の活動は場所を選ぶことなく、今回の開発が全ての映像制作者と利用者の手助けとなり、ウェブ上のCCライセンスがつけられた作品の測定の向上、それらの効果を評価する助けとなるでしょう。

Vimeoの活躍には心よりエールを送りたいと思います。

ここでお知らせを1つ。Vimeoのアカウントをお持ちの方なら誰でも、新VimeoへアップグレードすることでCC Vimeoポータルhttp://vimeo.com/creativecommonへのアクセスが可能です。 http://vimeo.com/new を訪れ、Vimeoの全機能の特徴・従来のものとの違いを確認してみて下さい。

原文: Vimeo adds CC browse and search capabilities
http://creativecommons.org/weblog/entry/31415
公開日時: 2012年2月14日
BY Jane Park (Communications Manager)

ビデオダンス作品『Choreography filmed: 5days of movement』白井剛 x YCAM


2011年1月に、ダンサー・振付家の白井剛さんと山口県情報芸術センター(YCAM)が制作し、公開した映像(ビデオダンス)のプロジェクト『Choreography filmed: 5days of movement』の撮影素材が全てCC:表示–非営利–継承ライセンスで公開されています。

特設のWebサイト上で、白井さんが演出/振付/編集/出演を行った映像作品と、作品には使用されなかったものも含め、撮影素材がすべて公開されています。YCAMの竹下暁子さんによれば、このプロジェクトは「映像の視聴/発信の関係性や、観る側/作る側の存在が変化している現代を背景に、「オリジナル」の作品と、逆説的に「アーティスト」や「作品」という定義を問い直すような膨大なデータを、併置する試み」であるとのことです。

特設サイトでは、高精細な映像作品をブラウザ上で鑑賞できる他にも、120個の映像テイクがリスト画面で閲覧・ダウンロードできるようになっています。

このように芸術作品の貴重な創造のプロセスがオープンな形で公開され、創造的な介入や改変を促す試みは今後のアート界にとっても重要な布石となるでしょう。YCAMはinterLabというオープンソース・ソフトウェアの開発・管理・公開の取り組みも行っており、ソフトウェアとコンテンツの両方から日本発のメディア・アートの進化を支えています。

Cloud♯2


Daisuke Tanabe, Bun/Fumitake Tamuraという二人のトラック・メイカー/プロデューサーが原雅明氏と立ち上げた新プロジェクト「Cloud」。原雅明氏はクリエイティブコモンズとL.Aのネットラジオ局dublabの共同企画「Into Infinity」の日本側キュレーターを務め、また著書「音楽から解き放たれるために」でサウンドの新しいあり方を提案している。

「Cloud」は、急激に利用者を伸ばしているサウンドクラウドを使ったインターネット上でのリミックスプロジェクトであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されている課題曲のリミックス等を募るものであるが、さらにリアルイベントも開催される。昨年12月に第1回目が開催され、サウンドクラウドにはBunが提供した課題曲に対して60曲近くのリミックスが集まり、さらに幡ヶ谷のイベントスペースForestlimitで開催されたパーティでは、サウンドクラウド上に集まったリミックス楽曲が大音量のサウンドシステムで紹介されるとともに、スリリングなライブも行われた。

リアルイベントはDaisuke Tanabeがロンドン在住時に体験した「CDR」というイベントからもインスピレーションを受けており、実際のコミュニケーションの中で生まれる新しい表現や実験の場としても面白い。

今回の開催は第2回目となるが、リミックスの対象となる課題曲を提供したのはマルコス・スザーノと沼澤尚である(ブラジルでのセッション音源より抜粋)。リアルイベントは2月28日(火曜)に第1回目と同じくForestlimitで開催される。

「About Cloud 」
Cloudは音楽を制作し、それを聴いて楽しむためのオープン・スペース。誰でも参加できる。やるべきことは、曲を作り、アップロードするだけ。 その手順は以下の通り。
1.参加希望者は、アップされている“課題曲”を聴き、そこから切り出した7つの素材を使って楽曲制作。“課題曲”を聴いたことが引き金となって 生まれた曲であれば、曲のタイプやジャンルは一切問わない。
2.制作した楽曲のファイルデータは、「Cloud Vol.1」グループのDropBoxにアップロード(アートワークにはCloudのアイコンを使用)。
3.定期開催するCloudのイヴェントで集まった楽曲を紹介し、クラブ/ライヴ環境の音量で再生。
「Cloud#2」
募集開始日:1.27(fri)
募集終了日:2.25(sat)
楽曲発表日:2.28(tue)
open/start : PM7:00
charge : 500yen
Live : Daisuke Tanabe, Bun / Fumitake Tamura and more
Cloud DJ : Masaaki Hara
※ライヴ参加希望者を募集中。
1. ライヴではCloud#2に集まった楽曲のみを使用すること。
2. ライヴ時間は一人10分。
3. 参加希望者は、twitterのアカウント@cloud_fl、あるいは
cloudforestlimit@gmail.com宛にコンタクトを。
提 供  “ MARCOS SUZANO & TAKASHI NUMAZAWA”
課題曲 “NUVEM ALTA”
マルコス・スザーノ /MARCOS SUZANO(percussion)
マルコス・スザーノは、1963年リオ・デ・ジャネイロ生まれ。
恵まれた音楽環境で、ジミ・ヘンドリックスやレッド・ツェッペリンなどロック・ミュージックに傾倒して育つが、14歳でサンバに魅了されパーカッションを始める。
看板楽器であるパンデイロ(タンバリン)に専念したのは17歳からで、プロ活動の一方で師に就いてサンバやショーロを研究。
MPB界の重鎮パウロ・モウラのバンドで活動するうち、現在に至るアフロ・ブラジルのコンセプトを押し進めるようになった。
以来、数々の実験的演奏を続けると、ジョーン・バエズのレコーディングに参加し活動の幅を広げ、’93年にレニーニとのデュオ・アルバム『オーリョ・ジ・ペイシェ(魚眼)』を発表、続いて行なわれたワールド・ツアーによって、ブラジル音楽尖端の躍動を世界に伝えた。
’96年に発表した初アルバム『サンバタウン』が、「’97年ブラジル・ディスク大賞」の関係者投票で2位の座を獲得。
今ではショーロ、ファンク、ロックなどブラジルのポップ・ミュージックに欠かせぬパーカッション奏者として、最大級の賛辞を集めている。
沼澤尚 /TAKASHI NUMAZAWA(Drums)
1983年大学卒業と同時にL.A.の音楽学校P.I.T.に留学。JOE PORCARO,RALPH HUMPHREYらに師事し卒業時に同校講師に迎えられた。
2000年までLAに在住し、CHAKA KHAN,BOBBY WOMACK,LA ALL STARS,SHIELA E.,NEDDOHENYなどのツアー参加をはじめ
数々のアーチストと共演しながら”13CATS”としても活動。
日本国内でも活動を始め,数え切れないアーチストのレコーディングやライブに参加。
’99年にリーダー・アルバム”THE WINGS OF TIME, ’00年にアーティスト・ブック”THE SEVENTHDIRECTION”,
’06年からマルコス・スザーノ,内田直之との「ネニューマ・カンサオン・ソー・ムージカ」シリーズ4作品(勝井祐二,EXPE,OKIもゲスト参加したCD,DVD)を立て続けに発表するなどソロ活動も活発化し,
ブラジルでのPERCPAN,国内のFUJIROCK,朝霧JAM,RISING SUN,METAMORPHOSEなど各種フェスティバルに多数出演し好評を博す。
現在はblues.the-butcher-590213,OKI DUB AINU BAND,DEEP COVER,THEATREBROOK,iLL,Leyona,東田トモヒロ,EXPE,MARCOSSUZANO,内田直之,勝井祐二,益子樹,ナスノミツル,鬼怒無月,”Percussion Session”(with辻コースケ),フルカワミキ,”Trim”(with 吉田美奈子&河合代介),四天王(with勝井祐二+ナスノミツル+森俊之+Kamiyann)etc…と活動中。

Safecast:ガイガーカウンター・ネットワーク

safecast

セーフキャストは、2011年3月の福島第一原発事後の直後、自分たちの身の回りの放射線量をより正確に、細やかに把握したいという人々のニーズから生まれた放射線測定ネットワークです。集められた放射線データは、誰もがアクセスできるよう、CC0のパブリック・ドメイン下でインターネット上に公開されています。2012年1月時点で、8ヶ月間で約125万個のデータ・ポイントを集め、CC0ライセンスにて6枚(日本語版3枚)のマップを提供しています。

放射線量データは、セーフキャストのウェブサイトでマップや生データの形でみることができます。ヤフージャパンの放射線情報でも、セーフキャストと慶応大学の地球環境スキャニングプロジェクトが共同で収集した固定測定器のデータによるマップが参照できます。データ測定には、移動・固定両方の測定器が使用されていますが、センサーを統一することでデータの整合性が保たれるようになっています。

セーフキャストは、福島原発事故後から一週間後、アメリカや日本に滞在していた発足メンバーたちの放射線情報の不足についてのメールのやり取りから誕生しました。放射線測定器の技術面やマッピングなど、さまざまな専門性を持った人たちがインターネットを通じて集まり、Kickstarterを通じたキャンペーンで当初の運営資金を確保しました。現在、セーフキャストの測定器の開発やウェブサイト、データベース構築、実際の測定など、さまざまな面で Tokyo Hacker Spaceのメンバーをはじめとする100人超のボランティアが活動しています。放射線量マップの範囲は世界に拡大する計画で、日本以外での計測もすでに始まっています。

セーフキャストのすべての生データはCC0のパブリック・ドメイン下にあり、その他の写真や文章などのコンテンツはCCBYNC下で利用可能です。

参考:

・米クリエイティブ・コモンズのブログ記事(英語) http://creativecommons.org/weblog/entry/30627
・20118月に東京で行われたセーフキャストのイベント動画 http://www.ustream.tv/recorded/16459403
・セーフキャストのデータがCC0で公開されている理由について http://blog.safecast.org/ja/2011/09/the-legal-versus-ethical-reasoning-behind-using-cc0-for-safecast-data/
・セーフキャストについてのラジオインタビュー(英語、テキストあり) http://spectrum.ieee.org/podcast/geek-life/hands-on/crowdsourcing-radiation-monitoring
・Vimeoのセーフキャストの動画ページ http://vimeo.com/safecast/videos

広島市現代美術館「オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011」でCCライセンスを利用した写真撮影を採用


来場者に写真撮影を許可するにあたってCCライセンスを利用する試みが、森美術館東京都現代美術館に続き、初めて広島市現代美術館でも採用されました。今回は、個展での採用で、しかも世界的に著名な現代美術作家であるオノ・ヨーコさんの展覧会です。オノさんは、1950年代からNY、ロンドン、そして東京を中心に創作活動を展開してきた前衛芸術家であり、その際立った先進性や独自性がジョン・レノンを公私にわたってインスパイアしたことでも有名です。

パフォーマンスやハイ・コンセプチュアルな作品形態が多いことから、著作権の扱いも、絵画や彫刻といった作品以上に複雑なものにならざるを得ないオノさんにCCライセンスを採用していただけたのは、非常に喜ばしいことです。多様な媒体を操り、人々の想像力をかきたて、積極的に観客を自身の作品制作に参加させるオノさんの創作活動と、「シェア」の概念によって人と芸術作品の新しい触れ合い方を提示するクリエイティブ・コモンズのコンセプトが共鳴したと考えれば、ごく自然なことなのかもしれません。

展覧会の写真を撮影してシェアすることで、3.11以降のオノ・ヨーコさんからのメッセージを広島から世界中の人々に伝える、このちょっと素敵な試みに参加してみませんか?

「オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011」
広島市現代美術館
2011年7月30日(土)~10月16日(日)
展覧会URL : http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/main/onoyoko2011.html
*現在、写真撮影についての大きな掲示はありませんが、受付で申し出れば撮影に関するリーフレットを貰えるそうです。

展覧会で実際に撮られた写真:
http://www.flickr.com/photos/chiaki/sets/72157627261028129/

YouTubeがCC表示ライセンスをサポート!


少し前になりますが、2011年6月から、YouTubeの動画に、投稿したユーザーがCC表示ライセンスを簡単に付けられるようになりました。CC表示ライセンスのついた動画は、もとの動画のクレジットやリンクバックをつければ、営利目的も含め、自由に使えるので、著作権の心配なく、リミックスが楽しめるようになります。

また、YouTubeが提供している動画エディタには、CCライセンスで公開されている動画を検索したり、サンプル動画も準備されており、簡単にドラッグ・ドロップして編集ができる簡単な機能も準備されています。

YouTubeという世界で最大級の動画共有サイトでCCライセンスが使ってもらえるのは、素晴らしいことですよね!どんどん、CCライセンスの動画の輪が広がっていくことを願っています。

メディアのオープン化を考える最新著作、CCライセンスで公開!

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ダン・ギルモア著『あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術』(平和博・訳、朝日新聞出版、2011)の第0章と解説部分の全文がCCライセンスで公開されました。

この本は、早くからメディアの双方向化、オープンソース化に取り組んできたシリコンバレーのベテラン・ジャーナリスト、ダン・ギルモア氏のメディアの最新著作で、メディアの最先端の現状を読み解き、そのメディアの変化が引き起こす課題を解説するとともに、その変化が生み出すチャンスを読者が活かしていくことを願って書かれたものです。フェイスブックやツイッターといった、最近注目を浴びているメディアに対する著者の考え方なども丁寧に紹介されています。そのなかで、ウィキリークス、東日本大震災といった事象を受けて日本語版の出版に合わせて書き起こされた「第0章 大震災、ウィキリークス、ビンラディンの死が示したメディアの未来」と、朝日新聞編集委員であり訳者の平和博氏の「解説 メディアで今起きていること」の全文ならびに目次が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示・非営利・継承)で公開されています。

ちなみに、英語版は全文がWeb上で、またはPDFでご覧いただけます。

是非、あなたも読んでみてください!

生命科学系データベースアーカイブ


生命科学分野においては、データ・情報の円滑な再利用が課題となっています。これには様々な問題がありますが、とりわけ、データの所在や利用条件がわかりにくく、利用者が使いにくいと感じている点や、研究プロジェクト終了後はデータベースが維持されないといった点が指摘されていました。

ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)生命科学系データベースアーカイブは、上記のような問題に対応するためにクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC BY-SAを標準利用許諾として採用しました。

生命科学系データベースアーカイブがCC BY-SAを採用した背景には、データベース寄託者のクレジット確保という要望に応えることができる一方、データベース利用者にとってはデータ利用条件や権利者が明確になり許諾の確認コストの軽減を狙っているとのこと、さらに、派生物を公開するときには、同様に自由に利用できるライセンスであることが望ましいという考えがありました。

生命科学系データベースアーカイブには簡易検索機能などもあり、データの使い勝手の良さにこだわった作りになっています。このサービスが広く皆様に利用され、生命科学の発展の一助となれば、私たちCCJPにとってもこの上ない喜びです。ぜひご活用ください。

理研サイネス

理研サイネス(SciNetS : Scientists’ Networking System = 科学者達の連携網システム)は、理化学研究所の生命情報基盤研究部門が開発・運用している、共同研究のための生命科学データベースです。
このデータベースは、複数のバーチャルラボが並存する、いわゆるクラウド型のウェブシステムです。各研究者が連携してデータベースをセキュアに共有できるため、国際連携研究を進めるための基盤としても利用されています。

個々のバーチャルラボでは、さまざまなコンテストの開催や、オープンイノベーションも企画されています。
例えば最近では、「GenoCon」というゲノム設計のオープンイノベーションが、コンテスト形式で開催されています。生物の性質を決める遺伝情報は、DNAデータであるゲノム情報となるわけですが、このゲノム情報を設計することで、ある生物に新たな機能を付与したり、既存の長所を更にのばしたりすることが期待できます。GenoConの参加者はバーチャルラボでDNAデータを設計して提出し、安全基準を満たしている設計のみを専門家が選んでさらに実験的に評価します。このように、設計と実験を明確に分離することで安全性に十分な配慮がなされているため、「GenoCon」には高校生部門も設けられています。そして、「GenoCon」によって蓄積されたゲノム設計の手法やプログラムは、CCライセンスBY-SAを付して共有され、最良のゲノム設計のためのデータリソースとして役立つこととなります。

このように、ゲノム研究の進歩のためには、既存の研究から得られた膨大なデータを研究者が共有することが必要と考えられており、理研サイネスのようなデータベースは不可欠の存在でしょう。こうしたデータベース構築の際のデータライセンスは、パブリックドメインとされることもありますが、「設計」のような創作性の高い知的活動によって生み出されたDNAデザインは将来的に著作権が主張されることも十分ありうるため、今のうちからそれらの集積・統合・共有に際して明示的に、氏名表示・継承といったCCライセンスを適用して共有していく意義は大変大きいといえます。CCライセンスに準拠して情報共有を行える理研サイネスの今後の動向にも注目です!

関連エントリ:理研のデータベースがCCライセンスも適用可能な形で公開

星空文庫

星空文庫
星空文庫
は、小説を中心とした文芸作品の投稿サイトです。

小説の投稿サイトは大小、ジャンルさまざまなものがありますが、星空文庫は「作家でごはん!」という小説家志望者などが集まるコミュニティ・サイトのサービスとして立ち上げられたものです。

星空文庫には、オンラインコンテンツをめぐる制度やトレンドに目配りが効いた特徴がいくつかあります。電子書籍用のフォーマットであるePubで作品をダウンロードできる機能、コンテンツに性的、暴力的表現が含まれるか、全年齢向きかどうか、などについて投稿者が自らレーティングを行い(ICRAに準拠したレーティングになっています)、読者が作品を選ぶ際にそれを参考にできる機能、作品のURLが短くTwitterなどで扱いやすいこと、などです。

このような特徴のひとつとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを投稿者が付与できる機能があり、例えばCC BY-SAの作品のみをピックアップするなどというように、読者もライセンスを基準に作品を一覧できます。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス機能の実装により、掲載作品の利用許可範囲が明示化され、作者にも読者にも利用しやすくなることが期待されています。どうぞご利用ください!