クラウドクレジット株式会社のLINEクリエーターズスタンプ「アルパカさんとスギヤマくん」にクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 4.0 国際)が採用されました。
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「リミックス映画祭2014」に協賛
「横浜・神奈川 オープンデータフォーラム」開催のお知らせ
6月16日(月)、横浜にてクリエイティブ・コモンズ・ジャパン共催のシンポジウムが開催されます。 (さらに…)
2014年度夏学期も東京大学学際情報学府にて「デジタル時代の著作権とオープン化」の授業を担当します
2010年度から行っている東京大学「デジタル時代の著作権とオープン化」という授業を、2014年度もクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの野口祐子と渡辺智暁で担当します。 (さらに…)
CC0日本語版のパブリックコメントの開催
このたび、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンではCC0の日本語版ドラフトを作成いたしましたので、公開し、本日より1ヶ月間パブリックコメントを実施いたします。
<CC0について>
クリエイティブ・コモンズでは、クリエイターや権利者の方が自分の作品をパブリックドメインで提供し、著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という際にお使いいただけるツールとして、CC0(シー・シー・ゼロ)を提供しています。
日本語で読めるCC0の入門的な概説については、サイエンス・コモンズ・翻訳プロジェクトの「CC0について」がございます。
CC0の活用例として、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトでこれまでご紹介したものにはSafecastの放射線量データ、ハーバード大学やNature Publishing Groupによる書誌データオープン化の取り組みなどがございます。ほかにも、EUの文化資源アーカイブとして広く知られるEuropeanaでも採用されています。
<コメントの方法について>
ドラフトに関してご意見、ご質問がございましたら、12月3日までにcc_pub at googlegroups.com (公開のコメントのためのアドレス)、または info at creativecommons.jp (非公開のコメントのためのアドレス)までお寄せ下さいますよう、よろしくお願いいたします。
公開コメントはGoogle Groups を利用しております。投稿、閲覧は加入しなくても、どなたでも可能な設定にしてあります。アーカイブはこちらです。
非公開でコメントをご提出くださる方は、メールのSubject欄に「CC0コメント」とご記入ください。また、お寄せいただいたコメントは、提出して頂いた方のお名前などは伏せた上で、要約・改変・公開などの形で利用させて頂くことがございますので予めご了承ください。(典型的には、お寄せいただいたコメントを参考に翻訳を改訂し、その改訂について説明する際にコメントを利用させて頂くといったことを想定しています。)
<パブリックコメント用ドラフト>
クリエイティブ・コモンズの設置するウィキサイトの以下のページからドラフトをダウンロード頂くことができます。
ドラフトには、CC0の要点を解説するコモンズ証のページの翻訳案と、CC0本文の翻訳案の両方が含まれています。
なお、この日本語版は、クリエイティブ・コモンズのCC0に関する方針に沿って、名詞を中心に、英語版から乖離しないように訳されたものとなっております。
(文責:渡辺)
漫画『聖☆おにいさん』がCCライセンスを採用
2013年4月、月刊「モーニング・ツー」誌(講談社)に連載中の漫画『聖☆おにいさん』(作:中村光)のアニメ映画公開にあたって、第1話「ブッダの休日」4ページ分の原稿データが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-改変禁止2.1(CC BY-ND 2.1 JP)のもと提供されました。
『聖☆おにいさん』は、“世紀末”という大仕事を終えたブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、東京・立川の安アパートをシェアして暮らす日常を描いたコメディ漫画。累計1000万部を超える大ヒット作品ながら、アニメ映画公開にあたって、さらに多くの読者に原作を知ってもらいたいという編集部と原作者の意向で、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用に至ったそうです。また、本作が「口コミ」で広まりやすい作品であったため、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用によって、ブログに転載されるといったその後の展開も期待しやすいなど、作品との親和性の高さも決め手になったといいます。
採用されたライセンス(CC BY-ND 2.1 JP)の意味は、「原著作者のクレジット表示」「改変の禁止」の条件を満たせば、第1話の冒頭4ページを自由に転載・印刷できるというもの。「改変の禁止」はユーザーによる原作のリミックス可能性を禁じるものであるため、実際にはそれほど多く活用されるものではありません。しかし、『聖☆おにいさん』で、このライセンスが採用されたのには作品固有の理由がありました。つまり、実在のイエスと仏陀という元のキャラクターを改変して、新たにイエスとブッダというキャラクターが設定されているところにこそ、作品の本質がある。そもそも原作自体が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで「改変可能」ライセンスを採用したかのような設定になっている、というわけです。そのため、あくまで作品の広がりは期待しながらも、「改変禁止」ライセンスの選択によって、その本質は骨抜きにされないように、という配慮がなされたわけです。
創作における模倣性、オリジナリティを考える上でも、あるいは、キャラクターの広がりとクリエイティブ・コモンズ・ライセンスとの親和性の高さを考える上でも興味深い事例と言えるでしょう。今後、ストーリーメインのフィクションにおいても、採用事例が現れるのかどうか。どのような漫画作品、小説作品においてクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが採用されるのか、さらなる展開が楽しみです。
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編集者田渕浩司さんへのインタヴューはこちら
内閣官房TPP政府対策本部にTPP交渉に関する意見を提出しました
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、本日、内閣官房TPP政府対策本部の行っている意見募集に対して、以下のとおり意見を提出しましたので、ご報告いたします。
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クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、ThinkTPPIPの一構成メンバーとしてすでに意見を提出しているところであるが(http://thinktppip.jp/?p=196)、その内容に重複しない部分について、以下、知的財産についての意見を提出する。
著作権保護期間の延長については、2005年から2009年まで文化審議会著作権分科会で検討され、賛成反対双方の意見の隔たりが大きいとして見送られたものである。米国や欧州などがすでに延長しているのは事実であるが、実際にこれらの延長した国において、著作権保護期間の延長によって創作が増えた事実は認められておらず、逆に、孤児著作物の増加等の問題が表面化している。現実に、欧州は2012年に孤児著作物のためのディレクティブを採用するにいたっており、米国でも2013年3月に著作権局長が未登録著作物(つまり権利者が不明となりやすい著作物)については保護期間を死後50年に短縮すべきであるとの提言を行うなどの動きが認められる。日本においても、著作権保護期間の延長は、全体として文化の発展を促すよりは、著作物の流通を阻害する負の要因を増やす側面が強いと考えられるため、反対する。
また、著作権の法定賠償金の導入や特許権の3倍賠償導入など、知的財産権侵害に対する損害賠償額の高額化についての提案もなされていると報道されているが、実損害を超える高額の損害賠償金が認められる法的制度を導入することは、従来の民法における不法行為の理念と整合性がとれないばかりか、パテント・トロールやコピーライト・トロールなどの、損害賠償金の獲得を目当てに知的財産を買い集めて権利行使をビジネス化する動きを招き、知的財産制度全体の不健全化や事業会社・クリエイターへの不要な経済負担の増加を招く危険性が高いため、反対する。現実に、米国の特許訴訟の実に6割がパテント・トロールによるものと報道されており、これらのパテント・トロールによる知的財産訴訟の活発化が、米国で活動する多くの事業会社に不要な訴訟コストを強い、経済に負の効果を与えると報告されていることはご案内のとおりである。また、損害賠償額の高額化を行ったドイツでも、その法律改正後にパテント・トロールが急増した事実がある。投資(つまりは知的財産購入コストと訴訟提起コスト)に比べてリターン(損害賠償額やそれを前提とする和解金)が大きければ、その制度を利用してビジネスを行う主体が登場することは資本経済の仕組みからみて不可避であるから、このように、知的財産訴訟が投資目的として成立するような法制度を導入することそのものを避けるべきである。一般に、損害賠償額の高額化は発明や創作のインセンティヴを増やし、ひいては発明や著作物の創作の活発化を促す、という単純な理解のもとに損害賠償額の高額化が議論される傾向があるが、日本政府におかれては、損害賠償額の高額化が事業会社やクリエイターにもたらす負の側面についても十分に考慮していただくことを強く要望する。
著作権侵害の非親告罪化については、現政権が閣議決定した知的財産ビジョン(平成25年6月7日)においても、クールジャパンに代表されるコンテンツを中心としたソフトパワーの強化が謳われているが、マンガ・アニメなどのクールジャパンは、広く黙認されている二次創作活動や同人活動等にその裾野を支えられ、全体としてエコシステムを形成しているのはご案内のとおりである。著作権侵害の非親告罪化により、権利者が望まない刑事事件化が行われるようになれば、これらの二次創作活動や同人活動が萎縮し、クールジャパンを支えるクリエイター層に大きなダメージを与えることは不可避である。非親告罪化は、審議会で2007年に検討され、著作権者等が黙認している場合の著作権者等の利益との関係からも慎重に考えるべき、として見送られているとおり、日本の現在の文化を支える上では不要であるどころか、有害である可能性が高いため、反対する。
以上
(報告)シンポジウム“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が開催されました
TPPの知的財産権協議の透明化を考えるフォーラムの公開セミナー“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が、6月29日、開かれた。
司会のメディアアクティビスト・津田大介氏のほか、赤松健氏(漫画家、Jコミ代表取締役)、太下義之氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員/芸術・文化政策センター長)、富田倫生氏(青空文庫呼びかけ人)、野口祐子氏(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)、八田真行氏(駿河台大学経済経営学部専任講師)、福井健策氏(弁護士、日本大学芸術学部客員教授)が登壇。会場は、ほぼ満員となり、ニコニコ動画でも生放送された。
著作権保護延長問題では、日本の現行の「死後50年」から、米国の「死後70年」への延長について、意見が交わされた。福井氏によると、世界最大のコンテンツ輸出国であるアメリカは、2011年のデータで9.6兆円の著作権使用料を稼ぎ出している。対して、日本は年間5800億円の赤字を出している。この違いは、日本が米国のように古いコンテンツ(ミッキーマウスなど)で著作権使用料の収入を得られていないためで、保護延長を繰り返せば、日本の赤字は固定化されるという。
八田氏は、保護期間が延長された場合、日本にとって経済的利益が得られる論拠が少ないことを、田中辰雄・林紘一郎両氏の「著作権保護期間」をはじめとする先行研究をあげながら指摘。また、MIAU(インターネットユーザー協会)も参加している、保護期間延長を含む、TPPによるより拘束的な著作権法への改正に反対するキャンペーンOur Fair Dealを紹介した。
富田氏は、保護期間が20年延長されると、パブリック・ドメイン入りにする日本の作家の作品が激減することに強い危機感を示した。保護期間が切れた作家の作品を青空文庫で公開することにより、タブレットや、視覚障害者のための音声変換機能等を通じて多くの人が作品にアクセスする機会を得られるとし、延長は文化を利用する機会を損なうと指摘した。
野口氏は、データを参照しながら議論をする必要性について述べた。ベルヌ条約以前の米国で実施されていた保護期間56年間の登録制の著作権制度(当初登録で28年、その後更新登録することにより28年延長されて合計56年になる)について紹介し、この制度が運用されてから50年経過した段階での登録更新率の低さ(最高でも14.7%)を指摘。ごく一部の大ヒット作品等を除き、大半の作品が公開から28年の保護期間で満足しており長期の著作権保護を必要としていないとした。
太下氏は、著作権者が不明となっており、利活用できないでいる孤児作品(Orphan Works)が、保護期間の延長により激増する懸念があると指摘。このような孤児作品を死蔵させないため、孤児作品を自由に公開・活用できるOrphan Works Museumの設立を提案した。実際、国会図書館の所蔵作品の7割が著作権者不明であるという。
今年3月には、米のマリア・パランテ著作権局長が未登録作品の著作権保護期間を著者の死後50年に短縮する案(米国は1998年に著作権保護期間を死後50年から死後70年に延長したが、これを一部元に戻す提案)を出している。これは、コンテンツのデジタル化その他の利用をする上で孤児作品の権利処理に米国も頭を悩ませているからと考えられる。福井氏は、日本としては交渉の際に、孤児作品について死後50年を超える独占権を与えない、TPP加盟国で孤児作品として認定された作品についてはTPP域内で相互承認して作品を自由に利用可能にする、などの提案をしてみてはどうかという。
非親告罪化については、コミケ等での二次創作を阻害する可能性が議論された。赤松氏は、日本のコンテンツを面白く保ち、クール・ジャパンを推進するためにも、アマチュアの二次創作のすそ野を広くしておくことが重要だとした。その上で、二次創作を阻害しないため、コミケ開催当日のみ二次創作を黙認する意思表示システムマーク案を提案した。
韓国は米韓FTAの際、フェアユースを交渉の過程で導入することに成功しているが、これは国民の声が盛り上がった結果だったという。福井氏は、今回の日本のTPP知財交渉でも、国民の関心が高まれば政府側としても積極的に交渉しやすいはずだとした。内閣官房は7月17日まで、メールでの意見の受け付けもしている。詳しくはhttp://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo.htmlを参照のうえ、多くの意見を送ってくださるよう呼びかけが行われた。
書籍紹介:『オープン化する創造の時代 著作権を拡張するクリエイティブ・コモンズの方法論』
コモンスフィア理事であるドミニク・チェンによる電子書籍『オープン化する創造の時代 著作権を拡張するクリエイティブ・コモンズの方法論』(カドカワ・ミニッツブック、定価230円)が2013年6月27日に発売されました。
およそ30分で読めるボリュームで、CCライセンスに限らずオープンライセンス全般の社会背景について初学者にも読みやすく書いています。Amazon Kindleストア以外でも、様々な電子書籍ストアでお求め頂けます。
・楽天KOBO
・紀伊国屋書店Kinoppy
・ソニーReader Store
・KDDI ブックパス
・honto
以下は書籍説明文です。
「ウィキペディアやYouTube、ボーカロイドの『初音ミク』やマンガ『ブラックジャックによろしく』など、その範囲や方法は違えども、作品の著作権を保持したまま、自由な二次創作/リミックスを広く一般に開放する作者やクリエイターが増えてきている。そこには従来の著作権ビジネスとは異なる、ネット時代の新たな創作文化の台頭が関係している。自由な創作と「著作権」との間にあるジレンマを、前向きに解決する方法として注目されるオープン・ライセンスという考え方。本書には、その代表例「クリエイティブ・コモンズ」の運動に参加する著者による、活動内容の紹介とともに、「新しい自由な文化の可能性についてオープンな場でみんなで考えたい」という読者へのメッセージが込められている。」
2013年3月27日、文化庁シンポジウムでCCライセンスについて語りました
2013年3月27日に開催された文化庁の第8回コンテンツ流通促進シンポジウム『著作物の公開利用ルールの未来』において、文化庁が2007年から検討を開始していた、文化庁独自の意思表示システム(ライセンスシステム)であるCLIPシステムの公開を中止し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の普及を支援することを表明しました。これは、2011年度に行われた「意思表示システムの在り方に関する調査研究」の結果を受けたものです。その理由としては、調査研究の報告書に記載されているとおり、(1)検討を始めた2007年頃と比較して、2012年時点で世界中で爆発的にCCライセンスの普及が進んだこと、(2)CLIPシステムの主な利用者として想定していた教育機関や公的機関においてもCCライセンスの採用が世界的に進んでいること、(3)完全ではないものの代替可能な優れた仕組みが普及したことで、必ずしも行政機関が自ら意思表示システムを構築することが不可欠とはいえない状況になったこと、などが挙げられています。
文化庁著作権課の山中弘美 著作物流通推進室長は、シンポジウム上で、「今後は、CCライセンスなどの民間の意思表示システム、パブリックライセンスの仕組みとの連携・協力を視野に入れ、引き続き検討を行っていく。」と述べ、今後は、政府や地方自治体などの公的セクターでのCCライセンスの採用や、民間における普及推進などの形で支援するとコメントしてくださいました。
このシンポジウムでは、CCライセンスの基本的な考え方から、世界における最先端事例まで、CCの現在を報告してほしい、とのことで、40分ほどいただいて、CCJPの常務理事の野口祐子が活動報告をさせていただきました。
そのときの発表資料はこちらです(Creative Commons Now 20130327(PDF), Creative Commons Now PPT 20130327(PPT))。
当日のシンポジウムの様子は、ニコニコ生放送の文部科学省チャンネルのシンポジウムページでご覧になれます。後日YouTubeにもUPされるとのことでした。
今からちょうど10年少し前にCCの活動が米国で始まり、日本でも多くのボランティアの方々や寄付を下さった多くの方々の熱意や善意に支えられて、CCJPは地道に活動をしてきましたが、こんな風に文化庁が後押ししてくださるときが来るとは思っていませんでした。最初の頃から関与してきた私としては、とても感慨深く思います。これはまさに、この日までいろんな形で活動を支えてくださったCCJPの仲間や支援者の皆様のおかげです。心から、本当に、どうもありがとうございます!
今年は、まさに、日本政府の持っている情報やデータの公開にCCライセンスが採用されるか?という局面でもCCライセンスが議論される年になると思います。このシンポジウムでの文化庁の意見表明が、日本政府のCCライセンスやCC0という著作権放棄宣言の採用の動きを後押ししてくれるといいなぁと思っています。
これからも、CCJPはがんばって活動を続けていきます。引き続き、応援をよろしくお願いいたします!
(文責:野口)

