理研サイネス

理研サイネス(SciNetS : Scientists’ Networking System = 科学者達の連携網システム)は、理化学研究所の生命情報基盤研究部門が開発・運用している、共同研究のための生命科学データベースです。
このデータベースは、複数のバーチャルラボが並存する、いわゆるクラウド型のウェブシステムです。各研究者が連携してデータベースをセキュアに共有できるため、国際連携研究を進めるための基盤としても利用されています。

個々のバーチャルラボでは、さまざまなコンテストの開催や、オープンイノベーションも企画されています。
例えば最近では、「GenoCon」というゲノム設計のオープンイノベーションが、コンテスト形式で開催されています。生物の性質を決める遺伝情報は、DNAデータであるゲノム情報となるわけですが、このゲノム情報を設計することで、ある生物に新たな機能を付与したり、既存の長所を更にのばしたりすることが期待できます。GenoConの参加者はバーチャルラボでDNAデータを設計して提出し、安全基準を満たしている設計のみを専門家が選んでさらに実験的に評価します。このように、設計と実験を明確に分離することで安全性に十分な配慮がなされているため、「GenoCon」には高校生部門も設けられています。そして、「GenoCon」によって蓄積されたゲノム設計の手法やプログラムは、CCライセンスBY-SAを付して共有され、最良のゲノム設計のためのデータリソースとして役立つこととなります。

このように、ゲノム研究の進歩のためには、既存の研究から得られた膨大なデータを研究者が共有することが必要と考えられており、理研サイネスのようなデータベースは不可欠の存在でしょう。こうしたデータベース構築の際のデータライセンスは、パブリックドメインとされることもありますが、「設計」のような創作性の高い知的活動によって生み出されたDNAデザインは将来的に著作権が主張されることも十分ありうるため、今のうちからそれらの集積・統合・共有に際して明示的に、氏名表示・継承といったCCライセンスを適用して共有していく意義は大変大きいといえます。CCライセンスに準拠して情報共有を行える理研サイネスの今後の動向にも注目です!

関連エントリ:理研のデータベースがCCライセンスも適用可能な形で公開

CCJP+corde+yorma+dublab共催 “Polyphony”,”Polyphonik North”開催!!

※ 諸事情によりクートマの出演が中止となりました。クートマを楽しみにして頂いた方にお詫び申し上げます(2010.10.14更新)

2009年、dublabとCreative Commonsの共同企画”INTO INFINITY”をきっかけに、ロサンゼルスと東京、札幌を繋ぐアートアクションが始まりました。2010年は、Creative Commons Japanのサポートのもと、それぞれの繋がりから生まれるものを形にしていく”Polyphony”という場を設け、ロサンゼルス、ロンドン、東京、札幌、それぞれの都市の”音”、”ビジュアル”、そしてクリエイティブに関わる”人”の交流を促進します。

東京では、代官山「M」を舞台に、Coffee & Cigarretes BandがINTO INFINITYに集まったCCライセンスのループ音源のみを使って初のライブミックスを行い、HIT+RUNはデザインを自在にミックスしてTシャツへのライブスクリーンプリントを披露し(プリントしたTシャツは当日その場で販売! プ リントするTシャツの持込も歓迎!)、昨年話題を集めたdublab制作の「Secondhand Sureshots」の特別上映も行われます。そしてもちろんカルロス・ニーニョ、クートマ、フロスティ、ハシムBの素晴らしいDJが空間を彩ります。カル ロスが率いるTurn On The Sunlight来日公演のプレパーティでもある一夜。

札幌では、ばんけいスキー場ロッジを舞台に、上記のアーティストに加え、札幌を中心としたそうそうたるアーティストが参加します。”KOSS a.k.a Kuniyuki”がその場で鳴らすガラクタの音、客席からの声や音、マイクが拾う全ての音を素材として即興音楽を奏で、MIC JAC PRODUCTIONの長B.I.G JOEが初のバンドセッション”Believe In God”でその声を響かせます。Naohito Uchiyamaがディジュリドゥ奏者SOLEA、LOVELIGHTとともにライブセッションを繰り広げ、アフロ、ファンク、ブルース、ジャズが渾然一体となったセッションバンド”JUSTA FUNKA THINC “がTHA BLUE HERBの楽曲でもその声を聴くことができるJerry “KOJI”Chestnutsをフィーチャーしたライブを行い、ジプシースタイルDJ”Kentaro Iwaki”がDJプレイを披露します。
そして、dublabを立ち上げたフロスティ、dublab設立に深くかかわるカルロス・ニーニョ、日本にINTO INFINITYを仕掛けL.Aと日本の橋渡しをする原雅明氏とハシム氏、そしてCCJPドミニクチェンがCreative Commonsをひとつの切り口に創造都市の可能性等を語る札幌市主催のトークイベントや、INTO INFINITYループを用いたワークショップ等も開催されます。

★TOKYO
corde and dublab present
Polyphony ( http://www.corde.co.jp/ )
supported by Creative Commons Japan

2010.10.14 (thu)
@ Daikanyama M (03-6416-1739)
www.m-event-bar.com
open / start 19:00(〜26:00)
entrace 2,500yen / 2,000yen(with flyer) / 1,500yen(10/15のTurn On The Sunlight@UNITの前売券持参の方)

DJ:
Carlos Niño
Kutmah
Frosty (dublab)
Coffee&Cigarettes Band (Kensei & Sagaraxx)
Hashim B.

Live Screenprinting:
Hit+Run

Special Screening:
Secondhand Sureshots

★SAPPORO
yorma and dublab present
Polyphonik North ( http://yorma.jp/ )
supported by Creative Commons Japan

2010.10.17(sun)
@ SAPPORO
ban.K ski area center lodge
open 12:00~24:00
adv 3,000yen ,day 4,000yen
(ただし、先着100名無料)

LIVE:
Turn On The Sunlight
KOSS a.k.a Kuniyuki
Coffee&Cigarettes Band (Kensei & Sagaraxx)
Believe In God(B.I.G JOE)
Uranic Triangle session(Naohito Uchiyama,SOLEA,LOVELIGHT)
JUSTA FUNKA THINC  feat Jerry “KOJI”Chestnuts
qodibop

DJ,Art,Workshop
Frosty,Kutmah,HIT+RUN,DJ KENSEI,MasaakiHara,Kentaro Iwaki,Rebel musical
Hitobito,ocho,Hitoshi,DKC,Mitsugu,Kan,Shotaro,Kemmy,culex,yukky,and more…

Special Screening
Secondhand Sureshots

(齋藤)

ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形in東京2010にて、『Rip!リミックス宣言』上映!

世界各国のドキュメンタリー映画を対象に、山形で隔年開催されている山形国際ドキュメンタリー映画祭。この映画祭の昨年の受賞作・上映作を中心に、約100本ものドキュメンタリー映画を東京に結集させた「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形in東京2010」が、もうすぐ開催されます。その中で『Rip!リミックス宣言』(原題:「RiP:A Remix Manifesto」,監督ブレット・ゲイラー)が上映されるにあたり、特定非営利活動法人山形国際ドキュメンタリー映画祭の事務局の方から以下のようなご案内を頂きましたので、ご紹介します。

(さらに…)

星空文庫

星空文庫
星空文庫
は、小説を中心とした文芸作品の投稿サイトです。

小説の投稿サイトは大小、ジャンルさまざまなものがありますが、星空文庫は「作家でごはん!」という小説家志望者などが集まるコミュニティ・サイトのサービスとして立ち上げられたものです。

星空文庫には、オンラインコンテンツをめぐる制度やトレンドに目配りが効いた特徴がいくつかあります。電子書籍用のフォーマットであるePubで作品をダウンロードできる機能、コンテンツに性的、暴力的表現が含まれるか、全年齢向きかどうか、などについて投稿者が自らレーティングを行い(ICRAに準拠したレーティングになっています)、読者が作品を選ぶ際にそれを参考にできる機能、作品のURLが短くTwitterなどで扱いやすいこと、などです。

このような特徴のひとつとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを投稿者が付与できる機能があり、例えばCC BY-SAの作品のみをピックアップするなどというように、読者もライセンスを基準に作品を一覧できます。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス機能の実装により、掲載作品の利用許可範囲が明示化され、作者にも読者にも利用しやすくなることが期待されています。どうぞご利用ください!

ウェブアクセシビリティ基盤委員会が、JIS X 8341-3:2010の解説資料等をCCライセンスで公開


2010年8月20日、主に高齢者・障がい者のウェブアクセシビリティを高めることを目的とした、ウェブコンテンツの日本工業規格(JIS)が6年ぶりに改訂され、JIS X 8341-3:2010として公開されました。

これに伴い、ウェブアクセシビリティ基盤委員会が、アクセシビリティ対応を高めるための説明資料やツールを提供しており、これらにCCライセンスが採用されています。
例えば、JIS X 8341-3 2010の達成基準を満たしているかどうかを検証する試験方法のガイドラインは、CC BY-SAでライセンスされています。リンク先ページの最下部をご覧ください。

今回の改正では、規格の内容が従来よりも難しくなったとの指摘もなされており、規格に適合したウェブコンテンツを作成するにあたっては、こうした説明資料やツールが必要不可欠となることが予想されています。

ニコ生で『Rip!リミックス宣言』が上映されました!

8月5日・6日、ニコニコ生放送において、『Rip!リミックス宣言』(原題:「RiP: A Remix Manifesto」,監督ブレット・ゲイラー)の上映、「Happy Hacking Contents!」と題した討論会が放送されました(共催:MIAU)。
内容についての詳細は、こちらの記事(『Rip!リミックス宣言』がニコ生に登場!)をご参照ください。

当日は開演から多数の視聴者が集まり、最終的には、映画で延べ約8500人、討論で述べ約7500人ものニコニコ動画ユーザーにご来場頂きました。
5日は深夜という時間帯にもかかわらず多くの来場者を得たことは、皆様の著作権制度に関する興味・関心の大きさがうかがえる結果となりました。
また6日の討論会では、各界のゲストがリミックス文化や著作権法の制度について熱くディスカッションし、CCJPのスタッフも急遽出演いたしました。この日は視聴者に対してのアンケートも行われ、放送中には16000を超えるコメントも頂きました。このたび放送中に頂いたコメントは、CCJPでも今後の参考とさせて頂きます。
ご視聴くださった皆様、ありがとうございました!

8/24(火)NHK総合のテレビ番組「首都圏ネットワーク」18:10~18:52に、「こどものにわ」展とCCライセンスが登場します

現在、東京都現代美術館で好評開催中の「こどものにわ」展が、NHK総合のテレビ番組「首都圏ネットワーク」で紹介されるようです。

「こどものにわ」展では、CCライセンスの導入により、展示作品の写真撮影を行うことができます。番組の中で、来場した親子が実際に作品の写真を撮り、それがブログにアップされるまでの様子が紹介されるようです。

放送日時は、8月24日(火)18:10~18:52です。お時間のある方は是非ご覧ください。

関連エントリー:活用事例:東京都現代美術館「こどものにわ」展で写真撮影と写真の利用を許可する試み

8月14日23:30からCCJPがBS朝日STYLEBOOKに登場!

8月14日(土)午後11時30分~午後12時、
 BS朝日のテレビ番組「STYLEBOOK」でクリエイティブ・コモンズが紹介されます。
 今回の番組のテーマは「シェアという生き方」。
 近年、カーシェアリングやWeb図書館など、新しいライフスタイルとして「シェア」という考えが注目されています。
 「シェア」の考えは音楽やビジュアル、教育などあらゆる分野で広がりを見せており、
 創造性を「シェア」するためのツールとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが広く用いられています。
 今回の「STYLEBOOK」では”INTO INFINITY”というリミックスプロジェクトなど、
 最新の実用例とともにクリエイティブ・コモンズが紹介される予定です。
 お楽しみに!
 http://www.bs-asahi.co.jp/style/theme.html

8月3日の文化庁の委員会でフェア・ユースに関する意見を陳述

本日、2010年8月3日に行われた文化審議会著作権分科会法制問題小委員会における有識者のヒアリングにおいて、先日クリエイティブ・コモンズ・ジャパンが提出したパブコメに基づいて意見の陳述を求められましたので、常務理事の野口が出席して意見を述べてきました。

その際、提出した意見の概要をまとめた資料はこちらです:フェアユースに関する意見要旨
意見を述べるにあたっては、なかなか立法過程に反映されにくい多くの個人クリエーターの方の利益になるように、具体的な意見を述べるように心がけました。

ヒアリングは2回に分けて行われていて、本日の委員会では、どちらかというと日本版フェアユース規定の導入に積極的な団体が6団体、呼ばれていました。明後日の8月5日には、日本版フェアユース規定の導入に消極的な団体を中心に呼んでいるものと想像されます。

まだまだ、予断を許さない展開ですが、日本の著作権制度においてとても重要な局面なので、皆様も是非、今後の動向にも注目していてください!