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ヨーロピアナ(Europeana)、全てのメタデータをCC0ライセンスで公開する新たなデータ交換協定を採用

ヨーロピアナ(初めて世界的にパブリック・ドメイン作品のためのパブリック・ドメインマークを導入したヨーロッパの大規模な電子図書館ポータルサイト)はこの度、新たなデータ交換協定を採用しました。データ提供者とアグリゲーターが2011年末までに移行するこの協定によって、ヨーロピアナは何百万もの文化的な作品のメタデータをCC0 public domain dedicationライセンスを使用し、パブリック・ドメインで公開することができるようになりました。これにより、ヨーロピアナ・ポータルでアクセス可能な文化作品全てのメタデータ(この協定が採用される以前のものも含めて)は自由に二次利用することができます。

さらにこの新しい協定において、データ提供者は公開するデータが間違い無くパブリック・ドメインに属する事を可能な限り適切に確認するよう義務づけられています。去年10月、ヨーロピアナはポータルを通して共有されている著作権の存在しない作品に対して、PDM(パブリック・ドメイン・マーク)を標準で用いる計画を発表しました。これはオンライン上で共有されている作品は全て権利情報が表示されていなければならないというEUの取り組みにおいて重要な基盤の役割を果たしています。

また、ヨーロピアナは利用者に対して”全てのメタデータソースの帰属情報を積極的に認識・付与することを求める、法的拘束力をもたない利用ガイドラインを公開しました。

今回のニュースはCCやオープン・カルチャーにとって非常に素晴らしいものです。詳しくはDeta Exchange Agreementをご覧ください。オープン化の流れをより広く実現していくであろうヨーロピアナに今後も注目です。

(原文:http://creativecommons.org/weblog/entry/29133

オーストラレーシアでのオープン・ガバメント・ポリシーの発展

3D Globe at Seattle Central Library by brewbooks/ CC BY-NC-SA

3D Globe at Seattle Central Library by brewbooks/ CC BY-NC-SA

ここ数ヶ月、オーストラレーシア(オーストラリア+アジア)の地域で、オープン・ガバメントの取り組みで幾つかの進展が行われてきました。(訳注:オープン・ガバメントとは政府がクリエイティブ・コモンズやパブリックドメインで情報公開をし、一般市民の参加や対話を促すことを指しています)

ニュージーランドでは8月下旬、財務・総務大臣が政府の透明化を図る新しい取り組みについての詳細を記した宣言(“Declaration on Open and Transparent Government”)を採択しました。この内閣によって承認された宣言は、ニュージーランド全ての公官庁、警察、国防、参与、そして安全情報局を対象としており、その他の公共事業局に対してもこの流れを促しています。さらには宣言の原則とNZGOALのReview and Releaseプロセスに従い、国家部門機関に対して二次利用のための高い価値のある公共データを精力的に公開するよう促しています。声明に関するその他の情報はCC Aotearoa New Zealand blogで確認することができます。

これは6月7月に行われた、ニュージーランド政府とオーストラリア政府によるオープン・アクセスとライセンシングの枠組みのためのウエブサイトの公開に続く流れとなっています。

NZGOAL(the New Zealand Government Open Access and Licensing Framework)とはクリエイティブ・コモンズ・アオテアロア・ニュージーランドによって管理されている、政府のオープンアクセスとライセンシングの枠組みに関する指針であり、“二次利用のために政府が保有するデータを公開する際のデフォルトのライセンスとしてCC:BYライセンスを推奨”しています。NZGOALはCC:BYライセンスを基本とし、この枠組みを通してのライセンシングの実績はopendatastories.orgに記載されています。

一方、AusGOAL(the Australian Government Open Access and Licensing Framework)は、「管轄区域を越えたCIOの委員会」(the Cross-Juriadictional Chief Information Officers Committee)によって国家的に支援そして管理されており、“政府とそれに付随する各部門に対して、公的資金によって作成された情報のオープン・アクセスを用意するためのサポートとガイダンスを提供”しています。AusGOALもNZGOALと同様にデフォルトのライセンスとしてCC:BYライセンスを採用していますが、著作権で保護されたコンテンツにはCCライセンス、著作権で保護されていないコンテンツにはCCパブリックドメインマークを付与することを推奨してます。

こうした動きの多くは既に我々のウィキページ Government use of Creative Commonsに記載されていますので、以後記載されていない事例や詳細がありましたらこのページに加えて下さい。

最後にCCニュージーランドによる、「Creatie Commons Kiwi」と題したCCライセンスの解説アニメーションをご紹介します。Creative Commons Kiwi.

(原文:http://creativecommons.org/weblog/entry/28813

パブリック・ドメイン・レビューのウェブサイトが開始

By Dr Julius Neubronner (Public domain), via Wikimedia Commons

By Dr Julius Neubronner (Public domain), via Wikimedia Commons

学者、作家、アーティストの方々が、パブリックドメインの作品(映画・写真・楽曲など)を紹介するウェブサイト“The Public Domain Review”が始まりました。このサイトではパブリックドメイン作品に関する背景、文脈、歴史や評論が記述されています。すでにいくつかの記事が投稿されており、今後も毎週更新される予定です。なお、レビュー記事は一般公募からも受け付けています。

“このサイトは利用者に広大なパブリックドメインの世界に足を踏み入れてもらうための入り口となることを目的としています。あまり世に知られていない芸術作品に触れてもらうと同時に、より有名な作品についても様々な角度からの新しい考察を提供していきます。”

投稿された記事はWikimedia CommonsThe Internet ArchiveFlickr’s The Commons他のサイトに収蔵されているパブリックドメイン作品に焦点をあてていますが 、全てのレビューはCC:BY 3.0ライセンスで公開されており、今後もオープン化の流れを象徴する魅力的なサイトの1つとして多くの人々をひきつけるでしょう。

是非この機会に随時更新をお知らせするアドレス登録、あわせてTwitterもチェックしてみてください。

(原文:http://creativecommons.org/weblog/entry/28564

世界のベスト会議、集会、サミット10コ

今年の夏は札幌でiSummitが開かれますが、準備をすすめるにあたり
世界のその他のコミュニティーやその集まりを
見てみるのはおもしろいんじゃないか、という
iCommonsのRebecca Kahnさん(南アフリカ)
による記事がおもしろかったので、
要約でご紹介したいと思います。
TEDのような大きなものから、もっとニッチなもの、
始まったばかりのものまで全部で10コです。
ここではそのうち6コを。

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ウィキペディアとのライセンス相互互換性についての進展

昨晩ジミー・ウェールズから報告(ビデオ)があったように、ウィキペディア財団理事会はライセンスにかんする決議案を承認しました。

・財団は、GNUフリー・ドキュメンテーション・ライセンスをFSF(フリーソフトウェア財団)が提案する方法で修正し、マスコラボレーションプロジェクトによってクリエイティブ・コモンズ CC-BY-SAライセンスへの移行をできるようにしたいと求めています。
・ライセンスの再定義に関するアナウンスでは、財団がコミュニティ内での議論の過程と再ライセンスに関する最終決定の前に投票を行う過程に進むことを予定しています。

議決案の全体とクリエイティブ・コモンズCEOのローレンス・レッシグの説明を読んでください。

これは相互互換性のないライセンスによって崩れる自由なコンテンツ世界をより強固なものする極めて重要な進展です。

ライセンス互換性については以前にもエントリー があります。

オリジナルポスト: Progress on license interoperability with Wikipedia by Mike Linksvayer(2007/12/01)
翻訳:中台 拓也

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初のCC Salon LA

今週の木曜日8月30日の19時から21時、リトルトウキョウ(366 E. 2nd St )のLANDにて、初のCCサロン@LAを開催します。サロンはクリエイティブ・コモンズ(以下、CC)や技術、ニューメディアに関心のある人々と知り合い、どうコラボレーションしていくかを議論する絶好の機会です。

私たちはこのサロンを開催できることに非常に興奮しているといっても過言ではありません。参加者には、人気ビデオブログ・アワード・カンファレンスであるJetSet Show /Pixelodeon(以前のエントリーを参照)や、LAを地元にCC的な活動を行っているレコードレーベル Vosotros Musicが参加予定です。さらには、CCのクリエイティブ・ディレクターEric Steuerが、数ヶ月以内にCCの世界で起こるであろう出来事を話してサロンを締めくくる予定です。

お楽しみはそこで終わりません。 Vosotrosが毎月定期的に行っているコンサート Live@Landがその後に行われる予定です。きっとすばらしいパフォーマンスが聞けるでしょう。素晴らしいチューバ・プレイヤーの噂を耳にしています。ここまでくれば言うこと無しでしょ!?

詳細はこのページをチェックしてください。よく冷えたドリンクとおいしい食べ物を用意してます。きっと楽しいイベントになるので首を長くしてお待ちしてます!!

オリジナルポスト:First CC Salon LA: Eric Steuer, Pixelodeon, and Vosotros Music by Cameron Parkins(2007/08/27/
翻訳者:中台拓也

OnClassicalのサイトリニューアル

OnClassicalの皆さん、サイトのリニューアルおめでとう。OnClassicalはインディーズのクラシック音楽レーベルで、2003年からアルバムを出している。レーベルが提供する音楽全てのプレビューがクリエイティブ・コモンズの表示ー非営利ー継承ライセンスで公開されている。アップデートの詳細はOnClassicalの“What’s new!”ページを参照のこと。

オリジナルポスト:OnClassical relaunches by Eric Steuer (2007/08/14)
翻訳者:中台拓也

ティム・オライリー:無料ダウンロードと売り上げの関係

ティム・オライリーは:書いている

無料ダウンロードが利用できることによる本の売り上げの影響
を理解するための私たちの継続的な努力の一環として、
クリエイティブ・コモンズライセンスの下で無料ダウンロードされている、
Leif Madsen, Jared Smith, and Jim Van Meggelenらによる、
Asterisk: The Future of Telephony
ダウンロードと本の売り上げに関するいくつかのデータを公開したい。

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発展途上国ライセンスと1種類のサンプリング・ライセンスを取り下げ

 今日[訳注:原文日付は6月4日]、2つのクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを取り下げさせることになった。 -発展途上国ライセンスと、三種類あるサンプリング・ライセンスの内1種類である。これらのライセンスを取り下げることになった理由は、実際的な理由と原則に基づく理由の双方にある。

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‘All rights reserved’はドキュメンタリー映画製作者にとって唯一の選択肢ではない

(写真はA Swarm of Angelsの中の、CCがいかに映画制作においてコラボレーションを用意にするかの良い例として。CCの帰属-非商用-継承2.0で公開している)

ドキュメンタリー映画製作者は知っておいてほしい:あなたの映画を配給するための手段には、‘all rights reserved(無断複写・転載を禁じます)’以外の手段もあるのだと-著作権の世界ではおなじみの‘all rights reserved’のやり方よりも、『クリエイティブ』な面に着目している、クリエイティブ・コモンズ(以下CC)という手段だ。

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