ブログ

8月14日23:30からCCJPがBS朝日STYLEBOOKに登場!

8月14日(土)午後11時30分~午後12時、
 BS朝日のテレビ番組「STYLEBOOK」でクリエイティブ・コモンズが紹介されます。
 今回の番組のテーマは「シェアという生き方」。
 近年、カーシェアリングやWeb図書館など、新しいライフスタイルとして「シェア」という考えが注目されています。
 「シェア」の考えは音楽やビジュアル、教育などあらゆる分野で広がりを見せており、
 創造性を「シェア」するためのツールとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが広く用いられています。
 今回の「STYLEBOOK」では”INTO INFINITY”というリミックスプロジェクトなど、
 最新の実用例とともにクリエイティブ・コモンズが紹介される予定です。
 お楽しみに!
 http://www.bs-asahi.co.jp/style/theme.html

8月3日の文化庁の委員会でフェア・ユースに関する意見を陳述

本日、2010年8月3日に行われた文化審議会著作権分科会法制問題小委員会における有識者のヒアリングにおいて、先日クリエイティブ・コモンズ・ジャパンが提出したパブコメに基づいて意見の陳述を求められましたので、常務理事の野口が出席して意見を述べてきました。

その際、提出した意見の概要をまとめた資料はこちらです:フェアユースに関する意見要旨
意見を述べるにあたっては、なかなか立法過程に反映されにくい多くの個人クリエーターの方の利益になるように、具体的な意見を述べるように心がけました。

ヒアリングは2回に分けて行われていて、本日の委員会では、どちらかというと日本版フェアユース規定の導入に積極的な団体が6団体、呼ばれていました。明後日の8月5日には、日本版フェアユース規定の導入に消極的な団体を中心に呼んでいるものと想像されます。

まだまだ、予断を許さない展開ですが、日本の著作権制度においてとても重要な局面なので、皆様も是非、今後の動向にも注目していてください!

『Rip!リミックス宣言』がニコ生に登場!

『Rip!リミックス宣言』(原題:「RiP: A Remix Manifesto」,監督ブレッド・ゲイラー)が、8月5日24時から、ニコニコ生放送で放送されます。

http://live.nicovideo.jp/embed/lv23230617

この映画は、著作権保護が強化される世界的な現状と、著作権と抵触するかたちで発展してきたリミックス文化(クラブカルチャー、二次創作etc.)をテーマにしたドキュメンタリー作品で、すでに山形国際ドキュメンタリー映画祭NHK-BShiでも放送され、話題となりました。

作品の中では、ミュージシャンのGirl Talk、そして、クリエイティブ・コモンズの提唱者であるローレンス・レッシグ教授などが、著作権の次なるヴィジョンを模索する活動の一例として大きく取り上げられています。

本作品自体にも、CCライセンス(BY-NC)でリリースされ、すでに多くの二次創作を生み出しており(今回の放送は,福岡ドネルモさんによるネットを介した日本語翻訳プロジェクトで作られた字幕がつけられたものを使用)、この作品の在り方自体が、現在の著作権制度の在り方に一石を投じています。

今回のニコ生での放送は、8月5日の映画の上映と、8月6日のトークという2部構成で行います。番組の詳細はMIAU : 8月6日 MIAU・CCJP共催『MIAU Presents ネットの羅針盤』生放送のお知らせをご覧下さい。

5日の上映は24時からと社会人には辛い時間帯となっておりますが、事前予約により生放送と同じ内容を観ることができるタイムシフト機能という便利な機能がありますので、ぜひご活用ください(タイムシフト機能についてはニコニコ動画のサイト内の説明をご覧下さい)。

6日のトークでは、ニコ生という双方向メディアの特性を生かし、上映に対する視聴者からの感想を踏まえた上で、『著作権の世紀』などの著作でも知られる福井健策弁護士、映像作家のVJ MASARU氏、ニコニコ動画のニコニ・コモンズ担当者という各界からのゲスト、そして、司会にMIAU代表理事の小寺信良氏を迎え、リミックス文化や、これからの日本の著作権制度のあり方、そして真にクリエイティブな未来とは、について激論を交わします。

リミックスという意味でも、二次創作という意味でも、この作品とニコ生という日本独自の「カルチャー」との出会いは必然ともいえ、21世紀のクリエイティブ、そして、これからの日本独自のクリエイティブを考えるうえで、必見の番組となっています。

CCJPシンポジウム:フェアユースとメディア・コンテンツ産業

開催主旨
近年、現行著作権法上グレーゾーンにあるメディア・コンテンツ産業やイノベーションが次々に生み出され、世界規模で現実的に受容されてきています。増加を続けているコンテンツ・アグリゲータサービス(様々なコンテンツを各所から収集し、整理・データベース化して視聴者の利用に供するプラットフォーム事業)も、著作権法上グレーゾーンにあたる利用が多いという現状です。一方で、文化庁の発表した中間報告書においては、フェアユースの導入にあたって個別的な利用類型を想定しており、上記のような社会の急な変化への対応に遅れることが懸念されます。

日本版フェアユースは、何を狙った規定として位置づけるべきなのでしょうか。イノベーションをサポートする法環境として位置づけるならば、フェアユースにはどのようなことが期待されるのでしょうか。本シンポジウムではこれらの点について、各種事業の可能性や問題点などを検討し、あるべき日本版フェアユースの姿に迫ります。

開催概要

日時: 8月11日 18:00-20:00 (17:30開場)
場所: 東京大学本郷キャンパス 福武ホール
 (最寄り駅などについてはこちらのページをご参照下さい。)
主催: クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
登壇者: 
・ 金正勲(慶応義塾大学政策・メディア研究科准教授)
・ 津田大介(メディアジャーナリスト、一般社団法人インターネットユーザー協会 代表理事)
・ 野口祐子(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン 常務理事、森・濱田松本法律事務所)
司会:
・ 渡辺智暁(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン 理事、国際大学GLOCOM主任研究員)

お問合せ先: クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局

申し込みフォーム: 以下のフォームからお申し込み頂くか、またはこちらからお申し込み下さい。

フェアユースに関するパブコメを提出

いわゆる日本版フェアユースに関するパブリック・コメント募集に意見を提出しました。

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会「権利制限の一般規定に関する中間まとめ」に関する意見募集として、5月25日から6月24日までの間、意見募集が行われていましたが、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは昨年実施したフェアユースに関するアンケート調査や、先週開催したシンポジウムの結果を踏まえつつ、意見を提出しました。

提出した意見は、限定された利用類型に留まらない一般的な権利制限規定の導入、権利者として職業クリエイターや事業者だけでなくアマチュア・クリエイターの視点・意見も配慮した政策、著作隣接権の扱いなどの要望を含む8点です。詳細は以下のpdfファイルにまとめました。

権利制限の一般規定中間まとめへの意見

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン・シンポジウム:フェアユースの制度設計と指針

下記の通り、日本版フェアユースの最新動向に関するシンポジウムを開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン・シンポジウム:
フェアユースの制度設計と指針

概要:

日本版フェアユースをめぐる議論は、文化庁での審議を経てパブリックコメントの募集が始まったことで、ひとつの節目を迎えようとしています。

本シンポジウムでは、これまでの政策論議を振り返りつつ、そのプロセス、文化庁の出した報告書案の内容について、国際比較、立法と司法の制度設計、経済学、ユーザーの視点などから多角的に吟味、評価します。

フェアユースや著作権法に関心を寄せる研究者の方々だけでなく、広くこの問題に関心を持つ方々のご参加をお待ちしております。

登壇者:
城所岩生(国際大学GLOCOM客員教授、米国弁護士)
三村量一(長島・大野・常松法律事務所パートナー、元東京高等裁判所判事)
田中辰雄(慶應義塾大学准教授、国際大学GLOCOM主幹研究員)
野口祐子(森・濱田松本法律事務所パートナー、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事)
渡辺智暁(司会)(国際大学GLOCOM主任研究員・講師、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事)

日時:6月17日(木)17:00-19:00 (開場16:45)
場所:国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)
主催:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
後援:国際大学GLOCOM

申し込み:席に限りがあるため事前申し込みを推奨します(当日参加も満席にならない限り受け付けます。)

申し込みフォーム

・問合せ先:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局

・会場へのアクセス:こちらのページをご覧下さい。http://www.glocom.ac.jp/access/

・プログラム:
16:45 開場
17:00 開会挨拶 野口祐子
17:05 冒頭報告:城所岩生 フェアユース論議とその評価(仮題)
17:30 コメント:
三村量一 フェアユース条項と裁判所の役割
田中辰雄 エコノミストから見たフェアユース
野口祐子 クリエイター、ユーザーから見た著作権制度の課題
18:00 パネル討論
(城所、三村、田中、野口、司会:渡辺)
19:00 閉会の挨拶 渡辺智暁

・配布資料(以下の資料は、CCライセンスで配布されているものではありません。)

(城所)
パブコメ原稿 (PDF版)

日本経済新聞「経済教室」抜粋

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会「権利制限の一般規定に関する中間まとめ概要」

(野口)
一般制限規定の中間報告について(PDF版)

DUBLAB “OPEN WIDE” PROTON DRIVE 開始

CCライセンスによるビジュアル/ループサウンドによるアートエキシビジョン&リミックスプロジェクト「into infinity」を展開しているL.Aのネットラジオ局”dublab”。
dublabから募金キャンペーンのお知らせです。
NPOであるdublabはリスナーからの募金が重要な運営資金となっており,募金が集まることによってinto infinityのような刺激的なアートプロジェクトが実現できます。

DUBLAB “OPEN WIDE” PROTON DRIVE
dublab”Open Wide”プロトン・ドライヴ募金キャンペーンが2010年5月10日から25日まで開催されます。dublabレジデントDJやdublabファミリーの音楽パイオニアたちが、dublab.com から刺激的な音を生放送をしながら、募金を募ります。 プロトン・ドライヴは、1年に2回行われるDublabの運営には必要不可欠な募金キャンペーンです。

我々はポジティブな音楽を発信することを使命としている非営利ウェブラジオ局ですが、リスナーの寄付金が我々の運営資金の30%を占めています。この募金がなければ、我々は素晴らしい音楽を世界中に発信することができません。
今年のプロトン・ドライヴは、10年以上もフューチャー・ルーツ・ラジオ放送と、クリエイティブなアート・アクションを継続してきたことを記念します。リスナーが積極的にサポートしてくれることで、我々はポジティブな波動を宇宙に発信することができるのです。みなさんが、ポジティブなバイブレーションを世界に発信できるように手助けしてくれることを願っています。このメッセージをみんなで広めて、プロトン・グラント募金に参加してください。

■ プロトン・ドライヴ生放送時間:
月曜〜金曜:8am-8pm
+24時間”No Sleep Session”マラソン放送:5月24日正午〜5月25日正午
時間帯は全て太平洋標準時刻 Pacific Standard Time(カリフォルニア時間、GMT -7)

プロトン・ドライヴの最新情報と放送時間は、dublab.comでチェックしよう!the dubstreamから生放送を聴くことができます

東京大学情報学環にて実践情報社会論[デジタル時代の著作権とオープン化]を担当

クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは、2010年夏学期に、東京大学情報学環教育部で毎週水曜日の第6限に実践情報社会論I(デジタル時代の著作権とオープン化)と題して授業を担当しています。50人を超える方に履修していただき、こちらも気の引き締まる気持ちです。

シラバスはこちらからご覧いただけます。

学生さんからの要望もあったので、授業に使用したスライドをこちらに公開していきます。

第1回講義:著作権入門 I (著作権の及ぶ範囲)

第2回講義:著作権入門 II (例外規定、裁定制度、間接侵害)

第3回講義:著作権入門 III (著作権制度の問題点)

第4回講義:オープンライセンスの効用、ライセンスの標準化・互換性 (ppt版)

第5回講義:権利処理の困難への対処策、クリエイティブ・コモンズ

第6回講義:著作権制度の経済分析 ゲスト講師:田中辰雄 慶應大学准教授 (資料はメールでお送りします。)

第7回講義:オープンソースと集合知 ゲスト講師:瀧田佐登子 Mozilla Japan代表理事

第8回講義:動画ビジネスとオープンライセンス ゲスト講師:木野瀬友人 ニワンゴ取締役

第9回講義:音楽業界の変化と展望 宇佐美友章 247Music 代表取締役社長 原原雅明 音楽ジャーナリスト・レーベル disques corde 主宰

第10回講義:Google Books問題にみる出版業界の現状と課題 ゲスト講師:増田雅史 森・濱田松本法律事務所 弁護士

第11回講義: メディアザウルスの逆襲 「紙VSデジタル」を超えて ゲスト講師:浜村寿紀  共同通信社 デジタル戦略本部企画開発室

第12回講義: 科学分野におけるオープンコンテンツ ゲスト講師:大久保公策 ライフサイエンス統合データベースセンター 教授

第13回講義: Webのオープン性と集合知 ゲスト講師:大向一輝 国立情報学研究所 准教授

第14週 グループ・プロジェクト発表

課題:グループ発表概要レポート課題概要

5月15日(土)「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」にCCJPの野口が登壇します

近年、注目が高まっている科学情報関連の共有のあり方について、
5月15日(土)に「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」というシンポジウムが開催され、
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの常務理事である野口祐子が
特別講演及びパネルディスカッションに登場します。

科学情報の共有のあり方については世界中で議論がなされており、
日本でも先日、知的財産戦略本部が発表した知的財産推進計画2010骨子において、
公的資金による研究成果(論文及び科学データ)について、
原則としてオープンアクセスを確保する方針が打ち出されたところです。

皆様、是非ご参加ください。

******
—————
シンポジウム「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」

科学技術は元来、公共に資するものとされてきましたが、研究成果の権利化、学術雑誌の商業化、データベースの重要性の高まりといった現在の潮流の中で、著作権、知的財産権との関係が大きくクローズアップされるようになってきました。本学会においてもこの科学技術とコモンズに関する議論を重ねてきましたが、我が国における議論は未だに低調のようにも思われます。そこで、本シンポジウムでは、科学技術コモンズ、特に、学術雑誌やデータのオープン化、ライフサイエンスや材料科学におけるデータベースの統合化や、コモンズに蓄積された知の活用といったトピックを中心に、その法的側面も踏まえ包括的に捉え、科学技術コモンズの現状と課題を会員の皆様方で共有し、今後の展開について議論して参りたいと思います。

■開催概要

日時:2010年5月15日(土) 13:00~17:40
会場:東京大学 本郷キャンパス工学部2号館 213 号室
(東京都文京区本郷7-3-1)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
参加費:無料

■プログラム

◇13:00~13:10 開会挨拶

「科学技術コモンズの構築に向けて」
岩田修一教授 (東京大学)

◇13:10~13:40 基調講演

「科学技術コモンズと情報知識学への期待」
長尾真館長(国立国会図書館)

◇13:40~14:10 基調講演

「科学技術コモンズとオープンアクセス」
時実象一教授 (愛知大学)

◇14:10~14:40 招待講演

「ライフサイエンスにおける統合データベースの構築と課題」
高木利久センター長 (ライフサイエンス統合データベースセンター)

◇14:40~15:10 招待講演

「材料科学におけるデータベース共通プラットフォームの開発と課題」
芦野俊宏教授(東洋大学)

◇15:10~15:40 招待講演

「コモンズ構築と利用のための知識表現」
Steven Kraines 准教授(東京大学)

(休憩:20分)

◇16:00~16:30 特別講演

「コモンズに関わる法的課題」
野口祐子氏 (クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事)

◇16:30~17:30 パネル討論

モデレーター: 橋本正洋氏(特許庁)

◇17:30~17:40 閉会挨拶
根岸正光会長

◇18:00~20:00 懇談会(会場: 展示室(2F))
懇談会参加費:一般4,000円、学生1,000円

CCを取り上げた映画「リミックス戦争!?~著作権保護は誰のため?~」のテレビ放送

「リミックス戦争!?~著作権保護は誰のため?~」(原題:「RiP: A Remix Manifesto」)が、
4月24日(土)午前11時30分から、NHK BShiで放送されます。

この番組に関するNHKウェブサイトはこちらです。

この映画は、著作権保護/文化/リミックスをテーマとしたドキュメンタリー作品です。
監督はブレッド・ゲイラー。
映画の中では、アーティストのGIRL TALK、
そしてクリエィティブコモンズとそのファウンダーであるローレンス・レッシグ教授が、
リミックスに関わる活動の一例として大きく取り上げられています。
本作品もCCライセンス(BY-NC)でリリースされ多くの二次創作を生み出しており
(日本でも、ドネルモによる日本語翻訳プロジェクトで字幕がつけられています)、
この作品のあり方自体が、現在の著作権保護のあり方に一石を投じています。

今回のNHKの放送では、『著作権とは何か―文化と創造のゆくえ』などの著作で知られる福井健策弁護士へのインタビューもあり、
日本における著作権と文化についての視座も提供される興味深い放送になっています。
4月17日の初回放送時は、twitter上でも多くの人々の俎上に上がっていたようです。

リミックス文化の現在を知るのに、うってつけの映画ではないでしょうか。
是非ご視聴あれ。